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新築和室に出没する不快害虫:ムカデとゲジゲジの特徴
新築住宅であっても、ムカデやゲジゲジといった害虫の侵入を防ぐのは容易ではありません。特に、畳のある和室は、これらの虫にとって好ましい環境である可能性があります。まずは、ムカデとゲジゲジの特徴を理解し、適切な対策を講じましょう。
ムカデ
ムカデは、多くの脚を持つ多足類で、体長は数cmから数十cmと種類によって様々です。夜行性で、湿気を好むため、畳の裏や床下、壁の隙間などに潜んでいます。毒を持っていて、噛まれると激しい痛みを感じることがあります。特に、赤ちゃんがいる家庭では、噛まれないよう細心の注意が必要です。
ゲジゲジ
ゲジゲジは、ムカデとよく間違われますが、毒性は弱く、人を噛むことはほとんどありません。しかし、その見た目から不快感を覚える人が多く、やはり赤ちゃんがいる家庭では、見たくない害虫の一つです。ゲジゲジも湿気を好むため、ムカデと同様に畳の裏や床下などに潜んでいます。
和室への害虫侵入経路:畳の隙間だけではない!
畳の隙間からの侵入は確かに考えられますが、それだけではありません。ムカデやゲジゲジは、驚くほど小さな隙間から侵入できます。
- 畳の隙間:最も可能性が高い経路です。畳のヘリや、畳と畳の間にできた隙間から侵入します。
- 床下の隙間:床下は湿気が多く、害虫の隠れ家として最適です。床と壁の隙間、通気口などから侵入します。
- 壁の隙間:外壁の小さな亀裂や、窓枠の隙間からも侵入可能です。
- 排水口:浴室や洗面所の排水口から侵入することもあります。
完全駆除を目指すための具体的な対策
ムカデやゲジゲジの完全駆除は容易ではありませんが、以下の対策を徹底することで、大幅に発生数を減らすことができます。
1. 徹底的な清掃と環境整備
- 畳の掃除:掃除機で丁寧に掃除し、隙間にも届くようにしましょう。必要であれば、畳の専門業者にクリーニングを依頼するのも良いでしょう。
- 床下の湿気対策:床下の換気を良くし、除湿剤などを設置して湿気を減らしましょう。床下点検口から定期的に確認することをお勧めします。
- 部屋の掃除:こまめな掃除で、ゴミや食べこぼしなどを残さないようにしましょう。特に、食べかすは害虫を誘引する原因となります。
- 収納物の整理:不要なものは処分し、収納物を整理整頓することで、害虫の隠れ家となる場所を減らすことができます。
2. 忌避剤・殺虫剤の使用
- 忌避剤:ムカデやゲジゲジを寄せ付けない効果のある忌避剤を使用しましょう。スプレータイプや置くタイプなど、様々な種類があります。特に、畳の周りに設置するのが効果的です。
- 殺虫剤:見つけたムカデやゲジゲジを駆除するために、殺虫剤を使用しましょう。スプレータイプやエアゾールタイプなど、様々な種類があります。赤ちゃんがいる場合は、安全性の高い製品を選び、使用後は十分に換気を行いましょう。使用前に必ず使用方法をよく読んでから使用してください。
- くん煙剤:床下などに使用することで、広い範囲で効果を発揮します。使用の際は、換気を十分に行い、赤ちゃんやペットが近づかないように注意しましょう。
3. 専門業者への依頼
自分で対策しても効果がない場合、または大量発生している場合は、専門業者に駆除を依頼することを検討しましょう。専門業者は、適切な薬剤を使用し、より効果的に駆除を行うことができます。
4. 侵入経路の遮断
- 隙間を埋める:畳の隙間や、床下の隙間をコーキング剤などで埋めて、侵入経路を遮断しましょう。
- 通気口の対策:通気口に網戸などを設置することで、害虫の侵入を防ぎます。
専門家のアドバイス:害虫駆除のプロの意見
害虫駆除のプロである、株式会社○○の山田氏によると、「ムカデやゲジゲジの駆除は、単発の駆除だけでは不十分です。継続的な環境整備と、適切な薬剤の使用が重要です。特に、床下の湿気対策は効果的です。」とのことです。
まとめ:赤ちゃんがいる家庭での害虫対策は万全を期して
赤ちゃんがいる家庭では、害虫対策は特に重要です。上記の方法を参考に、徹底的な対策を行い、安心して暮らせる環境を作りましょう。それでも不安な場合は、専門業者に相談することをお勧めします。 ムカデやゲジゲジは、適切な対策を行うことで、その数を大幅に減らすことができます。諦めずに、継続的な努力を続けましょう。