新築半年で二重窓にカビ発生!原因と対策、専門家のアドバイス

我が家の新築住宅(半年ほど)のアルミ複合サッシの二重窓の窓と窓の間の空間(空気層)に、設置2カ月ほどからカビが発生しています(真っ黒です)。3階部分が主に発生していますが、これは良くある現象なのでしょうか?このままいくと益々カビが増えそうで恐ろしいです・・・。冬の間は窓の内側(部屋側)のサッシ部分には少し結露があり、あとは強い雨の日はカビが発生している空間に雨が入ってきています。よく見ると窓のパッキン内(外窓と内窓両方の窓の内側パッキン内)に黒カビが発生しており、これは固定窓以外のすべての窓に発生しています。白いパッキンなので黒カビが目立ちます。同じような経験をされた方がいましたらアドバイスをお願いします。

二重窓のカビ発生、よくあること?原因を探る

新築住宅の二重窓にカビが発生しているとのこと、ご心配ですね。結論から言うと、二重窓の空気層やパッキンにカビが発生することは、決して珍しいことではありません。 特に、結露や雨漏りの可能性がある状況では、カビの発生リスクは高まります。 しかし、新築半年でこの状態というのは、早すぎる印象です。原因を特定し、適切な対策を行うことが重要です。

カビ発生の原因を徹底的に調査

カビが発生している箇所が「窓と窓の間の空気層」と「窓のパッキン内」とあります。これは、それぞれ異なる原因が考えられます。

1. 空気層のカビ:

  • 結露: 冬場の結露は、空気中の水分が窓ガラスの表面で凝結する現象です。この水分が、空気層に侵入し、カビの発生を招きます。特に、換気が不十分な場合や、断熱性能が低い窓の場合に発生しやすくなります。
  • 雨漏り: 強い雨の日にカビが発生している空間へ雨水が侵入しているとのこと。サッシの施工不良、シーリング材の劣化、窓枠の破損などにより、雨水が侵入している可能性があります。これは深刻な問題であり、早急な点検が必要です。
  • 施工不良: 二重窓の施工不良により、空気層内に水分が侵入しやすくなっている可能性があります。例えば、空気層の密閉性が不十分であったり、排水経路が適切に確保されていない場合などが考えられます。

2. パッキン内のカビ:

  • 結露: 空気層と同様に、結露が原因でパッキン内に水分が溜まり、カビが発生している可能性があります。
  • 清掃不足: パッキン部分は清掃が行き届きにくい場所です。長期間清掃されていない場合、ホコリや汚れが蓄積し、カビの温床となります。
  • パッキンの劣化: パッキン自体が劣化し、隙間から水分が侵入している可能性もあります。これは、経年劣化だけでなく、紫外線や温度変化の影響も考えられます。

専門家への相談と具体的な対策

まずは、窓の専門業者や建築業者に連絡し、状況を説明して点検を依頼しましょう。 原因を特定するために、専門家の目による調査が不可欠です。 業者によっては、無料点検を実施している場合もあります。

専門家による点検と対応

専門家は、以下の点を調査します。

  • サッシの施工状況: 施工不良による雨漏りの可能性を調べます。
  • 空気層の気密性: 空気層の密閉性を確認し、必要に応じて修理または交換を行います。
  • 排水経路: 排水経路の確認と、詰まりや破損がないかを確認します。
  • パッキンの状態: パッキンの劣化状況を確認し、必要に応じて交換します。
  • 結露状況: 結露の程度を測定し、断熱性能の改善策を提案します。

DIYでできる対策(専門家への相談後に行う)

専門家の点検・修理後、カビの再発を防ぐために、以下の対策を行うことをお勧めします。

  • 定期的な清掃: 窓枠やパッキンを定期的に清掃しましょう。中性洗剤を薄めた水で拭き取り、その後、乾いた布で丁寧に拭き取ります。カビ取り剤を使用する場合は、必ず使用方法をよく確認し、換気を十分に行いましょう。
  • 換気: 部屋の換気をこまめに行い、空気中の湿気を排出しましょう。特に、浴室やキッチンなどの水回りを使用後は、換気を十分に行うことが重要です。
  • 除湿: 除湿機を使用することで、空気中の湿度を下げ、結露の発生を抑えることができます。特に、梅雨時期や冬場は効果的です。
  • 窓の開閉: 天気が良い日は、窓を開けて換気をし、空気層内の湿気を逃がしましょう。ただし、雨天時は避けましょう。
  • 断熱対策: 窓に断熱シートなどを貼ることで、結露を抑制することができます。特に、冬場の結露が気になる場合は効果的です。

まとめ:早めの対応が重要

新築住宅の二重窓のカビは、放置すると深刻な問題に発展する可能性があります。 早期に専門家へ相談し、原因を特定し、適切な対策を行うことが重要です。 専門家のアドバイスに従い、適切な清掃やメンテナンスを行うことで、カビの発生を防ぎ、快適な住環境を保ちましょう。

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