新築住宅の床材選び:桜・檜・竹の最適配置ガイド

住宅を新築中で、床材について質問させてください。棟梁さんから床材として、サクラ、ヒノキ、竹のサンプルを頂きました。部屋ごとに使い分けて大丈夫と言われましたが、正直どの床材がどの部屋に合うのかわかりません。使う部屋は、リビング・ダイニング、キッチン、脱衣場、トイレ、子供部屋(3つ)、廊下です。よろしければ各床材のメリット、デメリットも合わせて、おすすめの配置があればよろしくお願いします。LDKは対面式です。

新築住宅の床材選びは、家の雰囲気や生活スタイルを大きく左右する重要な要素です。今回は、桜、檜、竹という3種類の床材の特性を踏まえ、リビング・ダイニング、キッチン、脱衣場、トイレ、子供部屋3室、廊下への最適な配置についてご提案します。

各床材の特徴とメリット・デメリット

桜の床

  • メリット:高級感があり、美しい木目と色合いが特徴。上品で落ち着いた雰囲気を演出できる。耐久性も比較的高い。
  • デメリット:価格が高い。傷つきやすく、メンテナンスに手間がかかる場合がある。水に弱いので、キッチンや浴室には不向き。

檜の床

  • メリット:独特の香りがリラックス効果をもたらす。防虫・防腐効果が高く、耐久性にも優れる。肌触りが良く、足触りも快適。
  • デメリット:価格はやや高め。木目が比較的はっきりしているので、好みが分かれる場合もある。直射日光に長時間当たると変色する可能性がある。

竹の床

  • メリット:軽くて丈夫、衝撃吸収性に優れる。通気性が良く、夏は涼しく冬は暖かい。環境に優しい素材として注目されている。
  • デメリット:硬い素材なので、衝撃音に注意が必要。水に弱いので、湿気の多い場所には不向き。経年変化で色が変化する場合がある。

各部屋への床材配置提案

それぞれの床材の特性を考慮し、各部屋への最適な配置を提案します。LDKは対面式であることを考慮し、空間の繋がりと個性を両立させるプランです。

リビング・ダイニング

おすすめ:桜

リビング・ダイニングは家の顔とも言える空間です。桜の床材は、上品で高級感のある雰囲気を演出でき、来客にも好印象を与えます。また、耐久性も比較的高いので、日常使いにも耐えられます。対面式キッチンとの繋がりを考慮し、キッチンの床材との調和にも気を配りましょう。

キッチン

おすすめ:竹

キッチンは水回りであるため、水に強い素材が望ましいです。竹は、通気性が良く、汚れも比較的落としやすいので、キッチンに適しています。また、衝撃吸収性が高いので、食器などを落としてしまった際にも安心です。ただし、水拭きする際は、水分をすぐに拭き取るように注意しましょう。

脱衣場・トイレ

おすすめ:檜

脱衣場とトイレは、湿気が多い場所です。檜は防虫・防腐効果が高く、湿気にも強いので、最適な素材です。また、檜の香りはリラックス効果があるので、快適な空間を演出できます。ただし、直射日光を避け、定期的な換気を心がけましょう。

子供部屋(3つ)

おすすめ:竹(2部屋)、檜(1部屋)

子供部屋は、活発に動き回る場所なので、衝撃吸収性に優れた竹がおすすめです。2部屋を竹にして、残りの1部屋を檜にすることで、それぞれの部屋に異なる雰囲気を持たせることができます。檜の香りは、子供の集中力アップにも繋がると言われています。

廊下

おすすめ:竹

廊下は、家の動線を繋ぐ重要な空間です。竹は、軽くて丈夫で、メンテナンスも比較的容易です。また、コストパフォーマンスにも優れています。

専門家の視点:インテリアコーディネーターからのアドバイス

インテリアコーディネーターの視点から、床材選びのポイントをいくつかご紹介します。

  • 全体のバランス:各部屋の床材だけでなく、壁の色や家具との調和も重要です。全体的なバランスを考えて、床材を選びましょう。
  • ライフスタイル:家族構成や生活スタイルに合わせて、床材を選びましょう。例えば、ペットを飼っている場合は、傷つきにくい素材を選ぶことが重要です。
  • メンテナンス:床材のメンテナンスの手間も考慮しましょう。定期的なワックスがけが必要な素材や、水拭きができない素材など、メンテナンスの手間を考慮して選びましょう。
  • サンプル確認:実際にサンプルを見て、色や質感を確認することが重要です。光加減によって見え方が変わる場合があるので、昼と夜で確認してみるのも良いでしょう。

床材選びは、専門家の意見を参考に、ご自身の好みやライフスタイルに合った素材を選ぶことが大切です。今回の提案はあくまでも一つの例なので、ご自身の状況に合わせて調整してください。

より具体的なアドバイスが必要な場合は、インテリアコーディネーターへの相談も検討してみてください。

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