新築住宅の床下カビ問題と工務店との対応:湿度対策と保証について

床下のカビについて 今年3月に新築したものです。 入居当初から湿度が高くて気になっていたのですが、工務店の説明では、塗り壁と基礎断熱のコンクリートからの水分によって一年目は湿度が高くなりますが、2年目になれば大丈夫だということでした。 私も基礎のコンクリートの水分が抜けるのは1年ぐらいは必要だと思っていましたので、納得していました。 しかし、気温、25度以上湿度70%以上のカビが非常に発生しやすい状況になってきたので、心配で家中点検したところ、2階の杉の天井に少しきいろみがかった白い粉が吹いていました。 さらに床下の写真を撮ってみるとやっぱりカビが大量に発生していました。 カビの発生を防ぐために塗り壁にしたのにショックです。 工務店には今から連絡するつもりですが、事後はどのような流れになるでしょうか? 工務店の方には保証は要求できないでしょうか? 工務店と交渉にあたって色々なアドバイスをいただけると幸いです。補足色々とアドバイスありがとうございます。一つ確認したいことがあります。 それは、私は緑色(青色?)の部分がカビが発生した部分だと思っていましたが、よく考えたら、床下はシロアリ防止塗装がしてあり、緑色(青色?)の部分はシロアリ防止塗装だと思います。 するとカビの部分は白い部分だと思いますが、現在の状態はどれほど深刻でしょうか?

新築住宅の床下カビ発生:原因と深刻度

新築3ヶ月で床下カビが発生しているとのこと、大変なご心配ですね。 まず、ご指摘の通り、シロアリ防止塗装は緑色や青色であることが多いので、白い部分がカビの可能性が高いです。 白いカビは、様々な種類のカビの可能性があり、その種類によって深刻度が異なります。 写真だけでは判断が難しいので、専門家(例えば、害虫駆除業者や建築士)による現地調査が不可欠です。

カビの深刻度は以下の要素で判断されます。

  • カビの種類と量: 毒性のあるカビや、広範囲に広がっている場合は深刻です。 少量の一般的なカビであれば、除去が比較的容易な場合もあります。
  • 木材への侵食度: カビが木材を腐食しているかどうかは重要です。 腐食が進んでいれば、構造的な問題に発展する可能性があります。
  • 湿度と温度: 高湿度・高温環境はカビの繁殖を促進します。 原因となる湿気の問題を解決しなければ、再発のリスクが高まります。

工務店への連絡と対応の流れ

まずは、工務店に状況を報告し、写真や動画などの証拠を提示しましょう。 連絡方法は、メールではなく、電話で直接連絡することをお勧めします。 メールだとニュアンスが伝わりにくく、対応が遅れる可能性があります。 電話で状況を説明し、現地調査を依頼しましょう。

具体的な対応の流れは以下の通りです。

  1. 工務店への連絡と状況説明: 発生しているカビの写真や動画を準備し、冷静に状況を説明します。 発見した日付や、湿度・温度などの環境状況も伝えることが重要です。
  2. 現地調査の依頼: 工務店に現地調査を依頼し、カビの種類や原因、被害状況を専門家に確認してもらいます。 調査の日程調整を行いましょう。
  3. 調査結果の報告と原因究明: 調査結果を基に、カビ発生の原因が究明されます。 基礎断熱や塗り壁の施工不良、換気不足などが原因として考えられます。
  4. 対応策の決定と費用負担: 原因が究明された後、適切な対応策が決定されます。 費用負担については、原因が施工不良であれば工務店の責任となる可能性が高いです。 保証期間内であれば、保証の適用範囲を確認しましょう。
  5. 施工と完了確認: 対応策が実施された後、完了確認を行います。 再発防止策についても確認しましょう。

工務店との交渉:保証と具体的なアドバイス

保証の適用については、住宅瑕疵担保責任保険の内容を確認することが重要です。 多くの場合、構造躯体や雨漏りなどは保険の対象となりますが、カビは必ずしも対象とは限りません。 しかし、カビの原因が施工不良によるものだと証明できれば、保証の適用が認められる可能性があります。

工務店との交渉にあたっては、以下の点を意識しましょう。

  • 冷静かつ丁寧に: 感情的にならず、冷静に事実を伝えましょう。 記録を残すため、電話の内容はメモしておきましょう。
  • 証拠を提示: 写真や動画、湿度計の記録など、カビ発生状況を証明する証拠を準備しましょう。
  • 専門家の意見: 必要であれば、建築士や害虫駆除業者などの専門家の意見を参考にしましょう。 専門家の意見は、交渉を有利に進める上で有効です。
  • 書面でのやり取り: 重要な事項は、メールや書面で記録を残しましょう。 口約束は信用できません。
  • 法的措置: 交渉がまとまらない場合は、弁護士に相談するのも一つの手段です。

カビ発生防止と湿度対策

カビの再発を防ぐためには、湿度対策が重要です。 以下の対策を実践しましょう。

  • 換気: 窓を開けて定期的に換気を行い、室内の空気を入れ替えましょう。 特に、浴室やキッチンなどの湿気が発生しやすい場所の換気は重要です。
  • 除湿: 除湿機を使用したり、乾燥剤を置くなどして、室内の湿度を下げましょう。 梅雨時期や雨の日は特に注意が必要です。
  • 空気清浄機: 空気清浄機を使用することで、カビの胞子を抑制することができます。
  • 定期的な清掃: 定期的に掃除を行い、カビの発生を防ぎましょう。 特に、浴室やキッチンなどはこまめな清掃が必要です。
  • 床下換気: 床下の換気を良くすることで、湿気を排出することができます。 床下点検口から状況を確認し、必要に応じて工務店に相談しましょう。

専門家の視点:建築士からのアドバイス

建築士の視点から見ると、新築住宅で床下カビが発生していることは、施工上の問題や設計上の問題が考えられます。 基礎断熱の施工不良、換気不足、地盤の状況、基礎の排水不良などが原因として考えられます。 工務店に原因究明をしっかりと行ってもらうことが重要です。 また、再発防止策として、適切な換気システムの導入や、床下換気扇の設置などを検討する必要があるかもしれません。

まとめ

新築住宅の床下カビ問題は、深刻な事態となる可能性があります。 迅速に工務店に連絡し、原因究明と適切な対応策を求めることが重要です。 証拠をしっかり残し、冷静に交渉を進めましょう。 必要であれば、専門家の意見を参考にしながら、ご自身の権利を守ってください。

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