新築住宅の屋内配線見積もり:45坪の在来木造2階建てを例に解説

電気工事店様に質問です。新築の屋内配線見積が知りたいです。いろんな条件等で差異があるのは承知の上で質問します。一般的な在来木造住宅2階建て、延床面積150㎡(45坪)程度の新築の住宅の屋内配線一式の見積を細かい項目とともに教えて下さい。簡単な間取りは1階LDK、洋室、洗面脱衣、風呂、トイレ 2階は寝室、子供部屋×2 コンセント30ヶ所 エアコン用コンセント5ヶ所 TV端子2ヶ所 200V回路IH用、エコキュート用、食器洗い機用 照明 ダウンライト20灯、シーリング3灯、ブラケット3灯 器具の値段は含まなくて結構です。宜しくお願いいたします。補足総額ではなく、おおよその単価や内訳が知りたいのです。一般的な住宅のもので結構です。3路は廊下、パイロットは換気扇ぐらいかと思いますが、よくある建売住宅程度のざっくりした見積もりが知りたいのでよろしくお願いいたします。

新築住宅の屋内配線見積もり:内訳と費用

新築住宅の屋内配線工事の見積もりは、家の規模、設備、仕様によって大きく異なります。しかし、一般的な在来木造2階建て、延床面積150㎡(45坪)の住宅を例に、屋内配線工事の内訳と費用のおおよその目安を解説します。 この見積もりはあくまで参考であり、実際の費用は電気工事店によって、また工事内容によって変動することをご了承ください。

1. 配線工事の項目と単価

下記は、一般的な45坪の住宅における屋内配線工事の項目と、それぞれの単価の目安です。単価は工事の難易度や使用する材料、地域差などによって変動します。

  • 材料費: 約30万円~50万円
    • 電線、コンセント、スイッチ、配管、分電盤など
  • 施工費: 約30万円~60万円
    • 配線工事、コンセント・スイッチ取り付け、分電盤設置など
    • コンセント: 1ヶ所あたり1,000円~3,000円(種類、設置場所による)
    • エアコン用コンセント: 1ヶ所あたり2,000円~5,000円(200V回路の場合高くなる)
    • TV端子: 1ヶ所あたり3,000円~5,000円(アンテナ工事は別途)
    • 200V回路: 1回路あたり5,000円~10,000円(IHクッキングヒーター、エコキュート、食器洗浄機など)
    • 照明配線: ダウンライト1灯あたり1,000円~3,000円、シーリングライト1灯あたり2,000円~5,000円、ブラケットライト1灯あたり1,500円~4,000円(器具の種類、設置場所による)
    • 3路スイッチ、パイロットスイッチ: 1ヶ所あたり2,000円~5,000円
  • その他費用: 約10万円~20万円
    • 設計図作成、現場調査、申請費用など

2. 見積もりの内訳例(45坪住宅)

上記を参考に、45坪の住宅における屋内配線工事の見積もり内訳の一例を示します。これはあくまで目安であり、実際の見積もりとは異なる可能性があります。

  • 材料費:
    • 電線、コンセント、スイッチ: 40万円
    • 配管: 10万円
    • 分電盤: 5万円
  • 施工費:
    • 配線工事: 30万円
    • コンセント(30ヶ所): 6万円(2,000円/ヶ所と仮定)
    • エアコン用コンセント(5ヶ所): 2万円(4,000円/ヶ所と仮定)
    • TV端子(2ヶ所): 1万円(5,000円/ヶ所と仮定)
    • 200V回路(3回路): 2万円(6,667円/回路と仮定)
    • 照明配線: 6万円(ダウンライト20灯、シーリング3灯、ブラケット3灯の合計金額を仮定)
    • 3路スイッチ、パイロットスイッチ: 1万円
  • その他費用:
    • 設計図作成、現場調査、申請費用: 15万円
  • 合計: 約70万円~130万円

3. 見積もり依頼時のポイント

正確な見積もりを得るためには、以下の点を明確にして電気工事店に依頼することが重要です。

  • 詳細な間取り図: コンセントやスイッチ、照明器具の設置場所を明確に示しましょう。
  • 使用する照明器具の種類: ダウンライト、シーリングライト、ブラケットライトなど、種類と数を指定します。LED照明など、省エネタイプの照明を選択すると、電気代を抑えることができます。
  • 希望する設備: IHクッキングヒーター、エコキュート、食器洗浄機など、200V回路が必要な設備を明確に伝えましょう。
  • その他の要望: 3路スイッチ、パイロットスイッチなど、特別な配線が必要な場合は事前に伝えましょう。
  • 複数の業者に見積もりを依頼する: 複数の業者から見積もりを取り、比較検討することで、最適な価格とサービスを選択できます。

4. 専門家の視点

建築士や電気工事士などの専門家は、住宅の規模や設備、仕様を考慮した上で、最適な配線計画を提案してくれます。特に、将来的な拡張性や省エネルギー性を考慮した配線計画は、長期的なコスト削減に繋がります。

まとめ

新築住宅の屋内配線工事は、住宅の快適性と安全性を確保するために非常に重要な工事です。見積もり依頼時には、詳細な情報を伝え、複数の業者から見積もりを取り比較検討することが大切です。 本記事が、皆様の新築住宅における屋内配線工事の計画に役立つことを願っております。

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