新築住宅の完成遅延と追加費用に関するQ&A

今、新築で家を建ててもらっています。最初は3月8日に決済できる予定でした。先日、工事中の家を見に行くと売主のミスで、2階の窓の寸法が違う物が入り、変更工事を要求し承諾してもらいました。また、3階の1室でエアコンを窓の上に付ける予定でしたが、窓が大きすぎ天井から10センチもスペースがなく付けられる状態ではありませんでした。そこで、隣の部屋のクローゼットの上を冷媒配管を通し室外機を1階まで下ろして欲しいと言われました。当初の予定では室外機の冷媒配管は家電屋さんの標準工事で収まる予定でした。3階から1階まで冷媒配管を下ろすとなるとかなりの費用が掛かってくると思いますが、この費用は請求できるものですか?また、24日に挙式を控えていますのでそれまでに何とかして欲しいと言う旨を伝えたら、外構工事を残して決済して欲しいと言われました。工事を残して決済するのが不安なんですが、普通の事なんでしょうか?補足、外構費と建物のは同時に決済になります。24日に挙式なんですが、決済を済まさず住み出す事は可能なんですか?

新築住宅における工事遅延と追加費用請求について

新築住宅の建設において、売主のミスによる工事の遅延や追加費用が発生するケースは残念ながら珍しくありません。今回のケースでは、窓の寸法間違いとエアコン設置に関する問題が発生し、予定外の費用負担と引渡し時期の遅延が懸念されています。挙式を控えているという状況も加わり、非常にストレスの溜まる状況であると想像できます。以下、それぞれの問題点について詳しく見ていきましょう。

1. 窓の寸法間違いと変更工事

売主のミスにより、2階の窓の寸法が間違っていたことは、明らかに売主の責任です。変更工事にかかる費用は、売主が負担すべきです。契約書を確認し、瑕疵担保責任の条項を確認しましょう。多くの場合、売主は瑕疵担保責任を負うことになっています。もし、売主が費用負担を拒否する場合は、弁護士に相談することをお勧めします。

2. エアコン設置に関する追加工事費用

3階のエアコン設置に関して、窓のサイズが大きすぎて当初予定していた設置方法が不可能になった場合、追加工事費用についても売主が負担する可能性が高いです。これは、売主の設計ミスによる問題であるためです。しかし、契約書に具体的なエアコン設置に関する記述がない場合、交渉が難しくなる可能性があります。契約書を確認し、設計図面と照らし合わせて、売主の責任を明確にしましょう。

エアコン設置における追加工事費用の請求方法

* 見積書の取得:複数の業者から見積もりを取り、工事費用を明確にしましょう。
* 契約書の確認:契約書に、エアコン設置に関する記述がないか確認します。記述があれば、それを根拠に交渉できます。
* 売主との交渉:見積もりを提示し、売主と費用負担について交渉します。
* 必要に応じて弁護士への相談:交渉がまとまらない場合は、弁護士に相談しましょう。

3. 外構工事と建物本体の同時決済について

外構工事と建物本体の同時決済は、必ずしも一般的ではありません。多くの場合、建物本体の完成後に外構工事が行われます。今回のケースでは、売主の都合により、外構工事を残しての決済を要求されている状況です。これは、売主側の都合によるものであり、必ずしも妥当とは言い切れません。

外構工事残しの決済に関する注意点

* 契約書の確認:契約書に、外構工事に関する記述がないか確認します。
* 決済時期の交渉:挙式を控えていることを伝え、決済時期の変更を交渉します。
* 残工事の確認:外構工事の残工事がどのようなものか、詳細を確認しましょう。
* 保証金の確保:外構工事の完成が保証されるよう、保証金の確保を検討しましょう。

4. 決済を済まさず住み出すことの可否

挙式を控えている状況を考慮すると、決済を済まさず住み出すことは、現実的な選択肢として考えられます。しかし、これは非常にリスクが高い行為です。未決済のまま住み出す場合、売主は建物の所有権を主張し、住居を明け渡すよう求めてくる可能性があります。

決済を済まさず住み出す場合のリスク

* 所有権の問題:所有権が確定していないため、トラブルに巻き込まれる可能性があります。
* 瑕疵担保責任:引渡し後の瑕疵に対して、責任を負ってもらえない可能性があります。
* 法的トラブル:売主との間で法的トラブルに発展する可能性があります。

専門家の視点:弁護士・建築士への相談

今回のケースは、法律的な知識や建築に関する専門知識が必要となる複雑な問題です。弁護士や建築士に相談することで、適切な解決策を見つけることができるでしょう。弁護士は契約書の内容や法律的な問題点についてアドバイスし、建築士は工事の遅延や追加工事費用に関する専門的な意見を提示してくれます。

まとめ

新築住宅の建設において、売主のミスによる遅延や追加費用が発生した場合、冷静に状況を把握し、適切な対応を取る必要があります。契約書を丁寧に確認し、必要に応じて専門家(弁護士や建築士)に相談することが重要です。挙式を控えているという状況も踏まえ、売主と建設的な話し合いを行い、納得できる解決策を見つけるよう努力しましょう。焦らず、一つずつ問題を解決していくことが大切です。

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