新築住宅の壁に亀裂…これは欠陥住宅?原因と対処法を徹底解説

某HMで家を建てたのですが、1年しないうちにリビングの壁に小さな亀裂が入りました。様子を見て下さいとの事でしばらく(半年程)様子を見ていましたが、変わらず・・・その部分だけ壁紙を張り変えてもらいました(その時点で、壁紙のせいじゃないのにと思っていました)結局しばらく経つとまた亀裂が入り、またその部分の壁紙を張り替えると言う感じでした。でも、また3か月ほどで亀裂・・・その他にも、玄関の壁、和室・寝室・子供部屋・それぞれ徐々に(30cm程ですが)亀裂が入るようになりとりあえず応急処置の様なものをしてもらいましたが、良く見ると分かる状態です。その他にも階段部分に1m程の亀裂は入っていませんが、亀裂が入る前兆にあったような壁紙の浮き?(下地がずれて出来た物)が出てきました。まだ住んで3年半程です。(亀裂が分かったのは、最初のリビング半年でその他は2年目です)こんな事で、欠陥と思うのは仕方ないですか??実家も新築でしたが、こんなコトなかったし、友人が新築で建てたり建て売りを買ったりしていますが聞いた事もないし、見た事もないです。業者には、「直してください」と言いましたが「努力します。でも木だから・・・」と言うだけです。専門家に見てもらいたいですが、何処へお願いすればいいですか??

新築住宅の壁の亀裂…本当に「木だから」で済む問題なのか?

新築住宅の壁に複数の亀裂が発生し、しかもそれが複数箇所で、しかも短期間にわたって発生しているとのこと、ご心配ですよね。 「木だから仕方がない」という業者の説明では納得できないのも当然です。 確かに木材は多少の伸縮や収縮をします。しかし、短期間で複数の亀裂が発生する場合は、それ以外の原因が考えられます。 これは決して軽視できる問題ではありません。 早急に専門家の診断を受けることを強くお勧めします。

壁の亀裂の原因を探る:考えられる原因とチェックポイント

住宅の壁に亀裂が入る原因は様々です。 業者の「木だから」という説明は、原因究明を放棄しているように聞こえます。 まずは、考えられる原因をいくつか見ていきましょう。

1. 基礎の問題

* 不適切な地盤改良:地盤が弱く、適切な地盤改良が行われていない場合、建物の沈下や不同沈下を引き起こし、壁に亀裂が入ることがあります。
* 基礎の施工不良:基礎のコンクリートの強度不足や、施工ミスによって、建物の構造に歪みが生じ、亀裂につながる可能性があります。

2. 建物の構造の問題

* 設計ミス:建物の設計段階で、構造計算に誤りがあったり、適切な補強が施されていない場合、壁に負担がかかり、亀裂が発生する可能性があります。
* 施工不良:壁の構造材の接合不良や、適切な強度を持たない材料の使用など、施工段階でのミスが原因となるケースも少なくありません。
* 木材の乾燥不足:使用された木材が十分に乾燥していない場合、乾燥過程で収縮し、亀裂が発生することがあります。しかし、これは通常、施工後数年かけて徐々に現れるものであり、短期間で複数の亀裂が発生する原因としては考えにくいでしょう。

3. 外部要因

* 地震や地盤の動き:地震や地盤の隆起・沈下によって、建物に力が加わり、亀裂が発生することがあります。
* 近隣工事の影響:近隣で地盤を掘削する工事などによって、建物の地盤に影響が出ることがあります。

専門家への相談:誰に相談すれば良いのか?

現状では、業者の対応に納得できない状況です。 そのため、第三者機関に相談し、客観的な意見を聞くことが重要です。 相談できる専門家は下記の通りです。

1. 建築士

一級建築士や二級建築士に相談することで、建物の構造的な問題点について専門的な見解を得ることができます。 建築士事務所や、地域の建築士会などに問い合わせてみましょう。

2. 構造設計士

建物の構造に詳しい構造設計士は、亀裂の原因をより詳細に分析し、適切な補修方法を提案してくれます。 建築士の紹介を受けることも可能です。

3. 瑕疵担保責任保険の保険会社

住宅瑕疵担保責任保険に加入している場合は、保険会社に相談しましょう。 保険会社は、専門家を派遣して調査を行い、必要に応じて補修費用を負担してくれる可能性があります。

4. 住宅紛争処理機関

住宅に関する紛争を解決するための機関です。 話し合いで解決できない場合は、仲裁や調停などの手続きを利用できます。 国土交通省のウェブサイトなどで、相談窓口を確認できます。

具体的な行動ステップ

1. 写真・動画の撮影:亀裂の状態を詳細に記録するために、写真や動画を撮影しておきましょう。 位置、大きさ、形状などを明確に記録することが重要です。
* 記録の保管:業者とのやり取りの内容(メール、手紙、会話の記録など)を全て保管しておきましょう。
* 専門家への依頼:建築士、構造設計士などに依頼し、建物の調査と診断を依頼しましょう。 調査費用は、場合によっては業者負担となる可能性があります。
* 業者との交渉:専門家の診断結果を基に、業者と交渉を行い、適切な補修工事を行うように求めます。 交渉が難航する場合は、住宅紛争処理機関などに相談しましょう。

まとめ:早期の対応が重要です

新築住宅の壁に亀裂が入ることは、決して軽視できない問題です。 早期に専門家の診断を受け、原因を特定し、適切な対応を行うことが重要です。 業者の対応に納得できない場合は、すぐに第三者機関に相談しましょう。 あなたの大切なマイホームを守るために、積極的に行動を起こしてください。 適切な対応によって、安心して暮らせる住まいを取り戻せることを願っています。

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