新築住宅の半年点検:徹底解説とトラブル対処法

新築の半年点検はどんな感じでしましたか?こちらから頼まないと来ないものなんでしょうか?他にも修復してほしいと頼んでも放置されっぱなしで、やっと来たと思ったら修復箇所の確認をして、その行為が半年点検だと言い切ります。全ての部屋や家の外壁などをチェックするものじゃないんですか?補足ちなみに、請負工事契約書には半年、1年、2年は点検を実施すると記載されてます。この場合もサービスなんでしょうか?契約なんで強制的にやってもらうのは間違ってますか?

新築住宅の半年点検とは?

新築住宅の半年点検は、住宅の引き渡し後半年経過時点で行われる定期点検です。建築後、時間の経過とともに発生する可能性のある不具合を早期に発見し、適切な対応を行うことで、住宅の寿命を延ばし、快適な居住空間を維持するための重要な機会です。 決して「サービス」ではなく、請負契約に基づく権利です。 契約書に明記されている通り、施主は点検を受ける権利があり、事業者は点検を行う義務を負っています。

半年点検でチェックされる項目

半年点検では、建物の主要構造部分だけでなく、内装、設備機器など、住宅全体を対象に点検が行われます。具体的には以下のような項目がチェックされます。

  • 構造躯体:基礎、壁、梁、柱などの亀裂、傾斜、腐食などの有無
  • 外装:外壁、屋根、雨どい、窓などの損傷、劣化の有無
  • 内装:クロス、床、建具などの傷、汚れ、剥がれなどの有無
  • 設備機器:給排水設備、電気設備、ガス設備、空調設備などの動作確認、不具合の有無
  • その他:玄関ドア、窓の開閉状況、防犯設備の機能確認など

これらの項目は、建築会社によって多少異なる場合がありますが、契約書や住宅瑕疵担保責任保険の範囲内で行われます。 全ての部屋と外壁を含む建物の内外装がチェックされるのが一般的です。

半年点検で業者からの対応が不十分だった場合

質問者様のケースのように、業者が適切な点検を行わず、指摘事項にも対応しない場合は、契約違反にあたる可能性があります。

具体的な対処法

1. 契約書を確認する:契約書に記載されている点検項目、点検方法、連絡方法などを確認しましょう。契約書に具体的な点検内容が記載されていない場合でも、一般的な住宅点検の範囲内で行われるべきです。
2. 再度、業者に連絡する:書面で、具体的な指摘事項と、改善を求める内容を明確に伝えましょう。メールや内容証明郵便などで記録を残すことが重要です。写真や動画で証拠を撮っておくことも有効です。
3. 住宅瑕疵担保責任保険を利用する:住宅瑕疵担保責任保険に加入している場合は、保険会社に相談しましょう。保険会社が業者に改善を促したり、必要に応じて補修費用を負担してくれる場合があります。
4. 弁護士に相談する:上記の対応でも改善が見られない場合は、弁護士に相談することを検討しましょう。弁護士は、法的観点から適切なアドバイスを行い、必要であれば訴訟などの法的措置をサポートしてくれます。

半年点検をスムーズに進めるためのポイント

半年点検をスムーズに進めるためには、以下の点に注意しましょう。

事前に準備しておくと良いこと

* 点検日のスケジュール調整:業者とのスケジュール調整をスムーズに行うため、事前に連絡を取り、都合の良い日を決定しましょう。
* 指摘事項リストの作成:点検前に、気になる箇所をリスト化しておきましょう。写真や動画を撮っておくと、より効果的です。
* 契約書・保証書などの準備:点検時に必要となる書類を準備しておきましょう。
* 立会い時間の確保:点検にはある程度の時間がかかりますので、十分な時間を確保しましょう。
* 担当者への連絡手段の確認:点検当日に連絡を取りたい場合に備え、担当者の連絡先を確認しておきましょう。

専門家の視点

建築士や住宅検査会社に依頼して、事前に点検を行うことも有効です。専門家の視点から不具合を発見し、業者に適切な対応を求めることができます。 特に、専門的な知識が必要な箇所や、自分で判断しにくい箇所については、専門家の意見を参考にすることをお勧めします。

まとめ

新築住宅の半年点検は、住宅の維持管理において非常に重要な役割を果たします。 それはサービスではなく、契約に基づく権利です。 業者とのコミュニケーションを密にすること、そして必要に応じて専門家の力を借りることで、安心して点検を受け、快適な住まいを長く保つことができるでしょう。 もし、業者からの対応に不満がある場合は、積極的に問題提起し、解決に向けて行動を起こすことが重要です。

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