新築住宅のバルコニーと収納、使い勝手の良い設計とは?9m幅のバルコニーと収納量の検討

家の新築を考えている者です。メーカーさんに出して頂いた間取りで、バルコニーが幅約9mで奥行きが約90cmなんですが、使いにくいバルコニーでしょうか?それと収納なんですが、一階は階段下収納のみ、二階は三畳程の納戸と各部屋のクローゼットですが少ないですか?

9m幅、奥行き90cmのバルコニーは使いにくい?広さ・使い勝手の検証

バルコニーの広さ、使い勝手は、奥行きだけでなく、幅や形状、そして生活スタイルによって大きく変わってきます。幅9m、奥行き90cmのバルコニーは、一見広く感じますが、奥行きが浅いため、使い勝手の面で課題を抱える可能性があります。

奥行き90cmのデメリットと対策

奥行き90cmでは、大型の家具や植栽を置くには不向きです。洗濯物を干すスペースは確保できますが、椅子やテーブルを置いてくつろぐには窮屈かもしれません。また、奥行きが浅いため、風が強く吹くと洗濯物が飛ばされる可能性も高まります。

対策としては、以下の点を検討しましょう。

  • 奥行きのある収納付きバルコニーにする: 奥行きを確保し、収納スペースを設けることで、バルコニーの有効活用を図ることができます。 収納に洗濯機置き場を設けることも可能です。
  • 壁付けの収納棚を設置する: 奥行きが浅くても、壁に沿って収納棚を設置すれば、鉢植えやガーデニング用品などを収納できます。
  • 折りたたみ式の家具を選ぶ: 必要に応じて出し入れできる折りたたみ式のテーブルや椅子を選ぶことで、スペースを有効活用できます。
  • 洗濯物を干すための工夫: 物干し竿を複数本設置したり、壁付けの物干し金具を取り付けたりすることで、洗濯物を効率的に干すことができます。 また、風が強い日は室内干しを検討しましょう。
  • 目隠しを検討する: バルコニーが道路に面している場合、目隠しフェンスやスクリーンを設置することで、プライバシーを守り、安心して過ごせる空間を作ることができます。

幅9mのメリットと活用方法

一方で、幅9mという広さは、大きなメリットとなります。十分な長さがあるので、洗濯物をたくさん干したり、複数の植栽を並べたりすることができます。

幅9mのバルコニーを有効活用するためのアイデア:

  • ゾーン分け: 洗濯物干しゾーン、くつろぎゾーン、収納ゾーンなど、用途別に空間を分けることで、使い勝手が向上します。
  • グリーンを取り入れる: 幅が広いので、様々な種類の植物を配置し、緑豊かな空間を演出できます。ハーブなどを育てて、料理にも活用できます。
  • アウトドアリビングとして活用: テーブルと椅子を置いて、くつろぎの空間として活用することも可能です。ただし、奥行きが浅いので、コンパクトな家具を選ぶ必要があります。

収納が少ない?階段下収納、3畳納戸、クローゼットの収納力と工夫

一階に階段下収納のみ、二階に3畳の納戸と各部屋のクローゼットという収納計画は、家族構成や生活スタイルによっては少ないと感じる可能性があります。

収納量の目安と不足時の対策

収納量の目安は、家族構成や持ち物によって異なりますが、一般的には、収納スペースは居住面積の10~15%程度が理想と言われています。 ご自身の家の広さと収納スペースを比較し、不足していると感じたら、以下の対策を検討しましょう。

  • 収納家具の追加: ベッド下収納、チェスト、シェルフなどを活用して、収納力を補うことができます。 特に、季節物の衣類や布団などを収納するスペースを確保することが重要です。
  • 壁面収納の設置: 壁面収納は、デッドスペースを有効活用できる優れた収納方法です。 オーダーメイドで、自分のニーズに合わせた収納を作ることができます。
  • ロフトの設置: 天井高に余裕があれば、ロフトを設けることで、大きな収納スペースを確保できます。
  • 収納術の工夫: 収納ボックスや収納ケースなどを活用し、整理整頓することで、収納効率を高めることができます。 垂直収納や、ラベリングなども有効です。
  • 定期的な断捨離: 不要なものを定期的に処分することで、収納スペースを確保し、整理された状態を維持することができます。

専門家(インテリアコーディネーター)の視点

インテリアコーディネーターの視点から見ると、バルコニーの奥行きが浅い点が課題です。 幅は広くても、奥行きが浅いと使い勝手が悪くなってしまうため、収納付きバルコニーや、壁付けの棚などを検討することで、より快適な空間を創出できます。 収納に関しても、家族構成やライフスタイルを考慮した上で、収納量を見直すことが重要です。 設計段階で収納計画を見直すことができれば、より快適な住まいを実現できるでしょう。

まとめ:理想の住まいを実現するための工夫

9m幅のバルコニーと限られた収納スペースは、工夫次第で快適な住空間へと変えることができます。 この記事で紹介した対策を参考に、ご自身の生活スタイルに合った最適なプランを検討してみてください。 設計段階での変更も検討し、後悔のない家づくりを進めていきましょう。

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