新築住宅のクラックと不同沈下:原因と対処法、瑕疵担保責任について

不同沈下?もしかして欠陥住宅!【500枚】 新築で購入して一年半になりますが、建築途中の段階で布基礎のクラックがあり業者に指摘していましたが、乾燥クラックだから大丈夫、仕上げモルタルでわからなくなりますよといわれました。入居する前の時点で南側2mの犬走りと縦の2本のクラック、西側は縦の2本、北側3本です。4本内側まで貫通しています。 入居してから1年たったころには化粧モルタルに6本のクラックがでてきました。 業者に話したところ、今度は弾力あるモルタル厚塗りしておいたの大丈夫ですと言われました。 その1ヶ月後、南側に1本、東側に1本のヘアークラックが見つかりました。 家の基礎自体は一番幅があるもので0.6m位で(外と内貫通してます)後は0.3m位の物もあればヘアークラックもあります。 不安になり床下に潜ったところ入居したころより5本増えていました。 家の中は入居したころに吹き抜けの真ん中あたりからクロスがさけました、床鳴りもひどいです。 業者に話したところまた乾燥だそうです。乾燥って怖いですね! もしかして不同沈下と思い、ビー玉と水平機を買ってきて一番クラックの多い部屋で隅からビー玉おいたらゴロゴロ転がります 水平機だと黒い線にかぶります。 部屋の中央は水平でした。部屋の隅ってどこのお家も傾斜がついているのですかね? 2×4なので大きい窓は1つだけですが左側の窓があきがシブイです。 流石になんかおかしいなと思い、いろいろ調べてみると打ち合わせでは地盤が弱いので(測定許容地耐力30kN/㎡)柱状改良で話が進んでいたのですが、地盤総合保障はあるのですが、地盤調査資料など柱状改良して何メートルいれたか何本入れたかの資料もありませんが地盤補強工事費として50万とられてますが、今思うと柱状改良で50万って安いと思いませんか? 業者には入居する前からもしかして沈下とか基礎が弱いんじゃないですか?と言い続けてましたが大丈夫です乾燥ですから!です。 もしこれが打ち合わせと違う柱状改良していなく不同沈下もしていた場合、業者は瑕疵をみとめ瑕疵担保責任保険を使い家を建て直す事ができますか?もしくは契約解除など! なんとか知恵をお貸しください。補足北側の外壁の一番隅っこが10cmほど割れていて、並行して50cm離れた境界ブロックが割れています。

新築住宅のクラックと不同沈下の原因

新築住宅で発生したクラックと、ビー玉が転がるほどの傾斜、窓の開閉不良など、深刻な問題を抱えていると伺い、ご心配のことと思います。これらの症状は、乾燥によるものだけでなく、不同沈下や基礎の施工不良の可能性も示唆しています。

乾燥クラックと不同沈下によるクラックの見分け方

まず、クラックの原因を特定することが重要です。乾燥クラックは、コンクリートの乾燥収縮によって発生する微細なクラックで、通常は構造的な問題には繋がりません。一方、不同沈下によるクラックは、地盤の沈下によって基礎や建物に大きな力がかかり、発生する幅の広いクラックです。

乾燥クラックの特徴:

* 幅が非常に細い(髪の毛程度)
* 網目状に広がる
* 構造体に影響を与えない

不同沈下によるクラックの特徴:

* 幅が広い(数ミリ以上)
* 一方向に伸びる
* 構造体に影響を与える可能性がある(ひび割れが拡大、建物の傾斜、窓やドアの開閉不良など)

ご自宅の場合、幅の広いクラックが複数箇所に見られ、ビー玉が転がるほどの傾斜、窓の開閉不良なども発生していることから、乾燥クラックだけでは説明できない可能性が高いです。不同沈下の可能性を真剣に検討する必要があります。

不同沈下の原因

不同沈下は、地盤の支持力が不均一であることが主な原因です。具体的には、以下の要因が考えられます。

  • 地盤調査の不足:適切な地盤調査が行われず、地盤の強度や特性が正確に把握されていない場合。
  • 地盤改良の不足または不適切な施工:地盤改良が必要にもかかわらず、適切な工事が行われなかった、もしくは施工が不十分だった場合。今回のケースでは、柱状改良の施工有無や施工内容が不明瞭な点が懸念されます。
  • 施工不良:基礎の施工不良、例えば、コンクリートの配合不良や締め固め不足など。
  • 周辺環境の変化:近隣での工事や地下水の変化など。

専門家による調査と対処法

現状では、ご自身で原因を特定することは困難です。専門家による調査が不可欠です。

専門家への依頼

  • 地盤調査会社:地盤の状況を改めて調査し、不同沈下の有無や原因を特定します。ボーリング調査や平板載荷試験など、適切な調査方法を選択する必要があります。
  • 建築士または構造技師:建物の構造状況を調査し、クラックの原因や建物の安全性について評価します。必要に応じて、補修工事の方法を提案します。

これらの専門家による調査結果に基づいて、適切な対処法を決定する必要があります。

考えられる対処法

  • 基礎補強:不同沈下が確認された場合、基礎の補強工事が必要となる可能性があります。例えば、アンカー工法や樹脂注入工法などが考えられます。
  • 地盤改良:地盤の支持力が不足している場合は、改めて地盤改良工事を行う必要があります。柱状改良、砕石パイルなど、適切な工法を選択する必要があります。
  • 建物の補修:クラックの補修工事を行います。ただし、単なる表面的な補修では根本的な解決にはなりません。原因を特定した上で、適切な補修方法を選択する必要があります。

瑕疵担保責任と契約解除の可能性

建築業者との契約内容、特に瑕疵担保責任の期間や範囲を確認する必要があります。

瑕疵担保責任とは

瑕疵担保責任とは、売主(建築業者)が引き渡した建物に瑕疵(欠陥)があった場合、売主がその瑕疵を負う責任のことです。

瑕疵担保責任の適用条件

瑕疵担保責任が適用されるためには、以下の条件を満たす必要があります。

  • 瑕疵の存在:建物に欠陥が存在すること。
  • 瑕疵の引渡し時からの存在:欠陥が引き渡し時(またはその近辺)から存在していたこと。
  • 瑕疵と損害の因果関係:欠陥によって損害が発生していること。

契約解除の可能性

不同沈下や基礎の施工不良が認められ、それが瑕疵担保責任の適用条件を満たす場合、契約解除または建物の建て替えを請求できる可能性があります。ただし、これは裁判になる可能性もあり、専門家の助言が必要です。

証拠の確保

契約書、設計図、施工図、地盤調査報告書、写真、動画など、証拠となる資料を全て保管しておきましょう。これらの証拠は、瑕疵担保責任の主張や裁判において重要な役割を果たします。

まとめ

ご自宅の状況は、深刻な問題を抱えている可能性があります。専門家による調査を依頼し、原因を特定することが最優先です。その上で、適切な対処法を選択し、建築業者と協議を進めてください。必要であれば、弁護士などの専門家の助言を受けることをお勧めします。 50万円という柱状改良費用が安価に感じられたとのことですが、これは地盤の状態や改良方法によって大きく変動します。見積書や契約書を確認し、実際にどのような工事が行われたのか、その内容と費用が妥当であったのかを専門家に確認してもらうことが重要です。

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