新築住宅のカーテンレールとクローゼットの干渉問題:解決策と業者との交渉

新築一軒家についての質問です。新しく家を建てましたが、二階の窓の位置とクローゼットの位置が悪くカーテンレールをつけるとクローゼットの扉がカーテンレールに当たってしまいます。カーテンレールをつけることは事前に業者には言っていますが、設計時にはそのことについてはまったく説明がありませんでした。ここでは業者は瑕疵ではないといいはっています。一階でもそのような状態となり、こちらは業者からカーテンレールがクローゼットの扉とあたるから、クローゼットはどうされますか?といわれました(このときはクローゼットのあける位置を工夫して対応しました)。このような場合、業者には説明責任は発生しないのでしょうか?現在は妥協点を見つけたいのですが、これについてもアドバイスいただければと思います。問題の個所は、2部屋で、各部屋に窓は2ケ所ずつあります。カーテンレールとクローゼットの扉があたる窓は各部屋1ケ所ずつです。こちらの妥協点①4つのカーテンレールの取り外し、クロスの補修。(あたる部分だけだと、一部屋で窓によって、カーテンとシェードの窓になってチグハグしてしまうため)。プラス、カーテンレール代及び処分料。 もしくは、②扉を引き戸→スライドの扉に変える。です。カーテンでなく、シェードにした場合、かなり値段が高くなり、想定外の出費となりますが、これは当方が負担しても仕方がないかなと思います。が、現在は、この2部屋とも使っておらず、将来子供ができたときの部屋と考えているため、今は前に使っていたカーテンを使っていて、必要となったときに、その時に合ったカーテンを選ぶつもりでいました。なので、今からシェードを買うとなれば、現時点で模様を選べないもの現状です。業者のほうは、瑕疵はないため、問題になっている部分のみのカーテンレールの取り外し及び補修のみを言っております。また、②の扉を変える場合、クローゼット1つにつき、17万円が必要らしく、それは当方が負担と言っております。こちらとしては、自分たちに瑕疵がないと考えるので、17万円も費用を出すことが納得できません。長文になりましたが、何かよい解決方法がありましたら、お知恵をお貸しください。よろしくお願いします。

新築住宅におけるカーテンレールとクローゼットの干渉問題:業者の責任と解決策

新築住宅で、カーテンレールとクローゼットの扉が干渉するという問題は、残念ながら珍しくありません。設計段階での確認不足や、施工上のミスが原因となるケースが多く、居住者の大きなストレスとなります。今回のケースでは、一階でも同様の問題が発生しており、業者の説明責任や対応について疑問を抱くのも当然です。

業者の説明責任と瑕疵担保責任

まず、業者の説明責任についてですが、契約時にカーテンレールの設置について伝えていたにも関わらず、設計段階でクローゼットとの干渉について何ら説明がなかった点は、問題視できます。建築業者には、設計図面に基づいた適切な施工を行う義務があり、居住者が快適に生活できるよう配慮する責任があります。今回のケースでは、その配慮が欠けていたと言えるでしょう。

次に、瑕疵担保責任についてですが、これは建築物に欠陥があった場合、業者がその責任を負うというものです。今回のケースでは、業者は「瑕疵ではない」と主張していますが、カーテンレールとクローゼットの干渉は、居住空間の機能性を著しく損なう問題であり、瑕疵に該当する可能性があります。特に、設計段階で問題を指摘していながら、適切な対応が取られなかった点は、業者の責任を問える重要なポイントです。

解決策の検討:妥協点と交渉

提示されている妥協案①(カーテンレールの取り外し、クロスの補修)と②(クローゼット扉の変更)はどちらも現実的な解決策ですが、費用負担の割合や、将来的な使い勝手などを考慮する必要があります。

妥協案①:カーテンレール取り外しとクロスの補修

この案は、費用負担が比較的少ないメリットがありますが、根本的な解決にはなりません。また、窓ごとにカーテンとシェードを使い分けることになり、見た目も統一感がなくなりかねません。将来、子供部屋として使用する際に、カーテンの選択肢が狭まる可能性もあります。

妥協案②:クローゼット扉の変更

この案は、根本的な解決策となり、将来的な使い勝手も向上します。しかし、クローゼット1つにつき17万円という費用は高額です。この費用負担について、業者と交渉する必要があります。

交渉におけるポイント

業者との交渉では、以下の点を主張することが重要です。

* **設計段階での説明不足:** カーテンレールの設置について事前に伝えていたにも関わらず、クローゼットとの干渉について何ら説明がなかった点を強調します。
* **居住空間の機能性への影響:** カーテンレールの干渉は、居住空間の機能性を著しく損なう問題であることを明確に伝えましょう。
* **瑕疵担保責任の可能性:** 業者に瑕疵担保責任を負わせる可能性があることを示唆することで、交渉の有利性を高めます。
* **妥協案の提案:** 妥協案として、費用負担の割合や、工事内容について具体的な提案を行いましょう。例えば、費用負担を折半する、もしくは、業者に大部分を負担させることを提案するのも良いでしょう。
* **証拠の提示:** 契約書、メールのやり取りなどの証拠を提示することで、主張の信憑性を高めます。
* **専門家の意見を参考にする:** 必要であれば、建築士や弁護士などの専門家の意見を参考にすることで、交渉を有利に進めることができます。

具体的な交渉例

「設計段階でカーテンレールとクローゼットの干渉について指摘しなかったのは、明らかに説明不足です。居住空間の機能性を損なうこの問題は、瑕疵担保責任の対象となる可能性があると弁護士に相談しました。妥協案として、クローゼット扉の変更費用を折半することを提案します。もし、この提案を受け入れられない場合は、消費者センターや裁判所への訴訟も検討せざるを得ません。」

より良い解決策に向けて

最終的な解決策は、業者との交渉次第です。しかし、交渉の前に、以下の点を整理しておきましょう。

* **現状の状況を写真や動画で記録する:** 証拠として残しておくことが重要です。
* **業者とのやり取りを記録する:** メールや電話の内容を記録しておきましょう。
* **専門家への相談:** 必要であれば、建築士や弁護士に相談しましょう。

インテリアの観点からのアドバイス

今回の問題を解決する上で、インテリアの観点からもいくつかアドバイスがあります。

* **カーテンレール以外の選択肢:** カーテンレール以外にも、カーテンを吊るす方法があります。例えば、突っ張り棒や、窓枠に直接取り付けられるタイプのレールなど、クローゼットの扉と干渉しない方法を検討してみましょう。
* **シェードの検討:** シェードは、カーテンよりも高価ですが、すっきりとした印象を与え、窓辺の装飾として魅力的です。ただし、デザインや素材の選択肢が限られる可能性があります。
* **クローゼットのレイアウト変更:** クローゼットの扉の開き方を変えるだけでなく、クローゼット自体の位置やサイズを変更することも検討してみましょう。ただし、これは大掛かりな工事となる可能性があります。
* **色のコーディネート:** カーテンやシェードの色を、壁や家具の色とコーディネートすることで、部屋全体の統一感を出すことができます。ベージュの壁であれば、ベージュやアイボリー系のカーテンやシェードがおすすめです。

まとめ

新築住宅におけるカーテンレールとクローゼットの干渉問題は、業者との丁寧な交渉と、適切な解決策の選択が重要です。今回のケースでは、業者の説明責任や瑕疵担保責任の可能性を主張し、費用負担の割合や工事内容について具体的な提案を行うことで、より良い解決策を見つけることができるでしょう。 専門家の意見を参考にしながら、冷静に交渉を進めていきましょう。

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