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12畳の縦長リビングに造作収納は適切?メリット・デメリットを徹底解説
新築一戸建ての12畳リビングに、壁一面の造作収納をご検討とのこと、おめでとうございます! 縦長リビングは、空間を広く見せる工夫が必要ですが、壁一面の収納は、収納力アップと空間の統一感という大きなメリットがあります。しかし、12畳という面積を考えると、造作収納のサイズやデザインによっては、圧迫感を感じたり、使い勝手が悪くなってしまう可能性も否めません。 まずは、造作収納のメリットとデメリットを整理してみましょう。
造作収納のメリット
- 抜群の収納力: デッドスペースを有効活用し、収納量を大幅に増やすことができます。サイズや仕切りを自由に設計できるので、収納したいものに合わせて最適な空間を作れます。
- デザイン性の高さ: リビングのインテリアに合わせたデザインにできるため、統一感のある美しい空間を実現できます。既製品では得られない、オリジナリティあふれる空間を演出できます。
- 空間の統一感: 壁一面に収納を作ることで、空間全体にまとまりが生まれ、すっきりとした印象になります。特に、テレビ台と一体型にすることで、視覚的な統一感が増し、より広く感じられます。
- 将来的な柔軟性: 収納棚の高さを70cmとパソコンデスクも兼ねられる高さに設計されているのは、非常に賢明です。将来のライフスタイルの変化にも対応しやすい設計と言えます。
造作収納のデメリット
- 費用: 既製品を購入するよりも高額になる可能性があります。設計、材料費、施工費などを考慮する必要があります。
- 変更の難しさ: 一度設置してしまうと、変更や撤去が困難です。サイズやレイアウトを慎重に検討する必要があります。
- 圧迫感: 収納が大きすぎると、リビングが狭く感じられる可能性があります。特に12畳という面積では、デザインや色選びが重要になります。
- 使い勝手の悪さ: 収納内部の設計が不適切だと、使い勝手が悪くなる可能性があります。収納するもののサイズや量を考慮した設計が必要です。
12畳リビングのレイアウトと造作収納の最適化
12畳の縦長リビングで、北側にキッチン、南側に窓という間取りは、光と風の通りを考慮したレイアウトが重要です。東側の壁一面に造作収納を計画されているとのことですが、その配置は非常に有効です。ただし、収納の高さと奥行き、そして扉の有無が、空間の印象を大きく左右します。
具体的な提案
* 収納棚の高さを再検討: 70cmの高さはパソコンデスクとしても使える利点がありますが、圧迫感を感じるかどうかも考慮が必要です。70cmの高さの収納棚と、45cmのテレビ台の高低差が大きいため、空間が分断されて見える可能性があります。高さ60cm程度に統一するか、もしくはテレビ台と収納棚の間に少し空間を作ることで、圧迫感を軽減できるかもしれません。 * 扉の素材と色: 扉をつけることで、収納内の散らかりを隠せるメリットがありますが、扉の色や素材によって空間の印象が大きく変わります。ブラウン系の木目調は、温かみのある落ち着いた雰囲気を演出します。一方、ホワイトやライトグレーは、空間を広く見せる効果があります。リビングの雰囲気や好みに合わせて、最適な素材と色を選びましょう。 * 間接照明の活用: 造作収納の上部に間接照明を取り付けることで、空間を明るく、広く見せることができます。また、収納棚内部にも照明を取り付けると、使い勝手が向上します。 * 収納内部の工夫: 収納棚内部に、可動棚や引き出しなどを設置することで、収納効率を上げることができます。また、仕切り板などを活用して、収納物を整理整頓することも重要です。 * 素材の選択: 無垢材など自然素材を使用すると、高級感と温かみを演出できますが、価格が高くなる傾向があります。一方で、メラミン化粧板などの人工素材は、価格を抑えつつ、様々なデザインや色を選ぶことができます。
専門家(インテリアコーディネーター)の視点
インテリアコーディネーターの視点から見ると、12畳の縦長リビングに壁一面の造作収納は、計画次第では非常に魅力的な選択肢です。しかし、空間の広さや採光、そして生活スタイルを考慮した上で、慎重な設計が必要です。 特に重要なのは、収納の奥行きと高さのバランスです。奥行きが深すぎると、奥のものが取りづらくなり、使い勝手が悪くなります。高さも、圧迫感を感じないよう、適切な高さにすることが重要です。 また、素材や色の選択も重要です。全体のバランスを考慮し、リビングの雰囲気に合った素材や色を選ぶことで、より快適な空間を演出できます。 もし迷うようでしたら、インテリアコーディネーターに相談してみるのも良いでしょう。プロの視点から、最適なプランを提案してくれるはずです。
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実際に造作収納を作ってみた人の体験談
実際に造作収納を作った人の体験談をいくつかご紹介します。 「当初は収納スペースが足りるか心配でしたが、造作収納のおかげで、リビングは驚くほどスッキリしました。ただし、設計段階で収納内部の使い勝手を十分に検討しておくことが重要です。私は、可動棚の数を少なく見積もってしまい、後で後悔しました。」 「造作収納は高額でしたが、リビングの雰囲気にぴったりと合う収納を作ることができ、大変満足しています。ただし、完成までに時間がかかったことと、変更が難しいことは、事前に理解しておくべき点です。」
まとめ
12畳の縦長リビングに造作収納を作るかどうかは、メリット・デメリットを比較検討し、ご自身の生活スタイルや好みに合わせて判断することが重要です。今回のアドバイスを参考に、最適なプランを作成し、快適なリビング空間を実現してください。 専門家への相談も有効な手段です。