新築一戸建てのフローリングのきしみ音と床の傾斜問題

フローリングのきしみ音について質問です。今年、2×4の建売一戸建てを購入しました。購入後、ダイニングテーブルを設置の際に床が斜めになっている事に気づきました。部屋の一方向に下がっている訳ではなく、18畳のLDKの真ん中が頂点で頂点から2mくらいにかけて傾斜になり、他は水平でした。嫁が斜めは気持ち悪いと怒り、購入した工務店に確認すると直ぐに工事担当の者が確認に来ました。床下を覗くと車のジャッキアップみたいなもんが均一に置かれており、これで床の高さを調整している。引き渡し前に床のきしみ音があったから木を伸ばす為に、一部ジャッキを増やし高さを上げて音が出ないようにしていた為にフローリングの高さが若干傾斜していた。音鳴りは、電気式の床暖房部分のフローリングが鳴る事が多く、傾斜の為のジャッキを外すと音が鳴るかもしれない。との事でしたが傾斜が気になるので、三ヶ月点検時に傾斜させていた部分のジャッキを外しました。その際、工務店は三つジャッキを外し持って帰るので、確認すると通常より3つ多くジャッキをかまし、床を伸ばす為にジャッキを上げていた。外したところで、正規の数のジャッキだから問題ない。傾斜は床のしなりの問題だからジャッキを外しても直ぐには戻らない。下手すれば一年くらいかかるかもしれない。との事でした。数日して、床鳴りがしてきて施工から一ヶ月半たちますが、リビングとダイニング部分の床暖房が入ってるとこらへんから「キュキュ」とか「ミシミシ」など小さいですが、きしみ音が10箇所くらいでています。工務店には六ヶ月点検時にこの事を言う事にしていますが、そもそもジャッキで上げて床を傾斜させてまで音を消すやり方が妥当か電気式床暖房設置のフローリングはきしみ音が出やすいのかきしみ音を防ぐ対策床下のジャッキで高さを合わせる工法は普通なのかなど色々な疑問が湧いて来ております。LDK以外は二階も含め音はしていません。当方素人ですのでどなたかご教示よろしくお願いします。

新築住宅のフローリングきしみ音の原因と対策

新築住宅でフローリングのきしみ音が発生するのは、非常に残念な事態です。特に、床の傾斜を解消するためにジャッキアップされていたという経緯があるため、不安も大きいかと思います。ご質問いただいた内容について、一つずつ丁寧に解説していきます。

1. ジャッキアップによる床の傾斜:妥当性と解決策

床鳴りを防ぐために、床下でジャッキアップを行い、床の傾斜を意図的に作っていたという工務店の対応は、妥当ではありません。一時的な解決策としては機能するかもしれませんが、根本的な原因に対処していないため、将来的に問題が発生する可能性が高いです。 建物の構造上の問題を隠蔽する行為であり、適切な施工とは言えません。

適切な対応としては、床鳴りの原因を特定し、その原因に合わせた適切な補修を行うことです。例えば、床材と根太の間に隙間が生じている、釘が緩んでいる、木材の乾燥による収縮など、様々な原因が考えられます。専門業者に依頼し、床下を点検してもらい、原因を特定することが重要です。

2. 電気式床暖房とフローリングのきしみ音の関係性

電気式床暖房は、床材に熱を加えるため、木材の膨張・収縮が大きくなり、きしみ音の原因となる可能性があります。特に、乾燥した環境下ではこの傾向が強まります。しかし、電気式床暖房自体がきしみ音の直接的な原因とは限りません。床暖房の施工不良や、床材自体の品質、下地処理の不足などが複合的に影響している可能性が高いです。

3. フローリングのきしみ音対策

フローリングのきしみ音を防ぐ対策は、原因によって異なります。

  • 原因が木材の乾燥による収縮の場合:加湿器を使用したり、床にワックスを塗布することで、木材の乾燥を防ぎ、きしみ音を軽減できます。
  • 原因が床材と根太の隙間の場合:隙間を埋めるための注入材を使用したり、新しい釘を打ち込むことで、きしみ音を解消できます。
  • 原因が釘の緩み、木材の動きによる場合:専門業者に依頼し、床下から補修を行う必要があります。場合によっては、部分的な床材の張り替えが必要となることもあります。

ご自身の判断で対応するのは危険なため、専門業者に相談することを強くお勧めします。

4. 床下のジャッキで高さを合わせる工法の一般的状況

床下でジャッキを用いて高さを調整する工法は、一般的な工法ではありません。通常、床の水平出しは、基礎工事の段階で適切に行われます。仮に、施工後に高さを調整する必要がある場合でも、ジャッキアップはあくまでも一時的な処置であり、根本的な解決策ではありません。 これは、構造的な問題を隠蔽する可能性があり、将来的に更なる問題を引き起こす可能性があります。

5. 専門家の意見と具体的なアドバイス

建築士や住宅診断士などの専門家に相談することをお勧めします。専門家は、床下の状況を詳しく調査し、きしみ音の原因を特定し、適切な補修方法を提案してくれます。

具体的なアドバイス:

* **工務店に再度連絡し、問題の深刻さを伝えましょう。** 現状の対応に納得できないことを明確に伝え、適切な補修を求めましょう。
* **専門業者による床下調査を依頼しましょう。** 原因を特定し、適切な補修方法を提案してもらうことが重要です。費用はかかりますが、将来的なトラブルを防ぐためには必要な投資です。
* **住宅瑕疵担保責任保険を活用しましょう。** もし、施工不良が原因で床鳴りが発生している場合は、住宅瑕疵担保責任保険を利用して補修費用を請求できる可能性があります。
* **証拠をしっかり残しましょう。** 床の傾斜やきしみ音の様子を写真や動画で記録しておきましょう。これは、工務店との交渉や、保険請求の際に役立ちます。

まとめ

新築住宅でフローリングのきしみ音が発生し、さらに床の傾斜まであるという状況は、非常に深刻な問題です。工務店との適切なコミュニケーションを図り、専門家の意見を参考にしながら、早急に問題解決に取り組むことが重要です。放置すると、将来的に大きな問題に発展する可能性がありますので、迅速な対応を心がけてください。

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