新築リビングの天井高:2.7m~3.2mの斜め天井のメリット・デメリットと、段差解消策

新築の天井高について 現在、建築士さんに新築を設計して頂いているところです。リビング14畳に対して、天井高を2.7m~3.2mの斜め天井(2階建ですが、リビング上には部屋がなく、2階のバルコニーがきます)にする予定です。しかし、リビングの天井を高くしたため、2階の子供部屋とバルコニーに段差が90cmほどできてしまい、子供部屋からバルコニーへでる際には、階段で外にでることになってしましました。父から、風通しや段差があることで、反対されている(1階の天井を2.5mに下げる)のですが、天井を高くされている方で、メリット・デメリットなどいかがですか?

高天井リビングのメリットとデメリット

リビングの天井高を高くする計画、素晴らしいですね!開放感あふれる空間を実現できる反面、考慮すべき点もあります。まずは、メリットとデメリットを整理してみましょう。

メリット:開放感とデザイン性の向上

* 開放感の向上:天井が高いと、空間が広く感じられ、圧迫感が軽減されます。14畳のリビングであれば、2.7m~3.2mの斜め天井は、より一層の開放感を演出してくれるでしょう。採光も良くなり、明るくて気持ちの良い空間になります。
* デザイン性の向上:斜め天井は、一般的なフラットな天井に比べて、デザイン性の高い空間を演出できます。個性的なインテリアにも合わせやすく、洗練された印象を与えます。空間の立体感も増し、視覚的な面白みも加わります。
* インテリアの自由度アップ:高い天井は、大型の照明器具や、存在感のある家具を配置する際に有利です。例えば、シャンデリアやペンダントライトなどを効果的に使用することで、より魅力的な空間を演出できます。また、吹き抜けを設けることで、さらに開放的な空間を創出することも可能です。
* 心理的な効果:天井が高い空間は、心理的に開放的でリラックスできる効果があるとされています。家族がゆったりと過ごせる、快適なリビング空間を実現できるでしょう。

デメリット:コストとメンテナンス、そして段差問題

* コスト増加:天井を高くする工事は、材料費や工賃がかさみ、コスト増加につながります。特に斜め天井は、施工が複雑なため、追加費用が発生する可能性が高いです。
* メンテナンスの難しさ:高い天井は、照明器具の交換や清掃などが困難になる可能性があります。脚立が必要になったり、専門業者に依頼する必要が出てくるかもしれません。
* 冷暖房効率の低下:天井が高いと、冷暖房効率が低下し、光熱費が高くなる可能性があります。断熱材の選定や適切な空調システムの導入が重要になります。
* 段差の発生:今回のケースのように、2階部分との段差が大きくなり、生活動線の不便さや安全面での問題が発生する可能性があります。

90cmの段差問題への具体的な解決策

90cmの段差は、小さなお子さんや高齢者にとって危険なため、早急な対策が必要です。いくつかの解決策を考えてみましょう。

1. 階段の改良

* 勾配の調整:現在の階段の勾配が急であれば、勾配を緩やかにすることで、昇降しやすくなります。安全性を考慮した設計が重要です。
* 手すりの設置:しっかりと掴める手すりを設置することで、転倒リスクを軽減できます。特に子供部屋とバルコニーを繋ぐ階段には必須です。
* 材質の変更:滑りにくい素材の階段を使用することで、安全性を高めることができます。

2. 段差解消のための工夫

* スロープの設置:子供部屋とバルコニーの間に、緩やかなスロープを設置することで、段差を解消できます。ただし、スロープの勾配や長さによっては、スペースを多く必要とする可能性があります。
* 昇降機の設置:高齢者や体の不自由な方がいる場合は、昇降機の設置を検討するのも良いでしょう。

3. バルコニーへのアクセス方法の見直し

* 別のアクセス方法の確保:子供部屋以外の場所からバルコニーへアクセスできるよう、設計を見直すことも可能です。例えば、1階から直接バルコニーへ出られるようにするなどです。

4. 天井高の見直し:現実的なバランス

ご父兄の意見も重要です。2.5mの天井高でも、適切な照明計画や家具配置、窓の大きさなどを工夫すれば、十分に明るい開放的なリビングを実現できます。建築士さんと相談し、メリット・デメリットを改めて検討し、家族全員が納得できるバランスを見つけることが大切です。

専門家の意見:建築士との綿密な相談

天井高の変更は、構造上や予算上の問題も絡んでくるため、建築士さんとじっくり相談することが重要です。現状の設計図や構造計算書を確認し、それぞれの解決策の費用や実現可能性について、専門家の意見を聞きましょう。

まとめ:快適な空間づくりのために

高天井リビングは魅力的ですが、デメリットも考慮し、家族構成やライフスタイルに合った最適な選択をすることが大切です。段差問題については、安全性を最優先し、適切な対策を講じる必要があります。建築士さんとの綿密なコミュニケーションを通して、快適で安全な住まいを実現しましょう。

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