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壁面収納の費用相場と素材選び:プリント合板、いた貼り、無垢材の比較
ご両親の新築リビングの壁面収納について、お見積もり金額に驚かれたとのこと、よく分かります。40万、80万、150万と幅があるのは、使用する素材や施工方法、デザインの複雑さなどが大きく影響しているからです。それぞれの価格帯を詳しく見ていきましょう。
プリント合板(約40万円)
プリント合板は、木質繊維板などの基材に、木目や色柄を印刷したシートを貼り付けたものです。コストパフォーマンスに優れ、様々なデザインが実現できるため、一般的に広く使われています。デザイナーさんも「一般的」とおっしゃっている通り、決して安っぽい素材ではありません。ただし、無垢材と比べると耐久性や高級感は劣ります。40万円という価格は、デザインの複雑さや収納量、サイズにもよりますが、妥当な範囲内と言えるでしょう。
いた貼りタイプ(約80万円)
「いた貼り」とは、木製の板を表面に貼る工法です。プリント合板よりも高級感があり、質感も向上します。使用する木材の種類や仕上げによって価格が変動しますが、80万円という価格は、比較的質の良い木材を使用し、丁寧な仕上げがされている可能性が高いです。
無垢材(約150万円)
無垢材は、天然木をそのまま使用した素材です。高級感、耐久性、そして温かみのある風合いが魅力です。150万円という価格は、高品質な無垢材を使用し、職人が丁寧に製作していることを示唆しています。ただし、価格が高い分、メンテナンスにも注意が必要です。
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壁面収納の価格に影響する要素
壁面収納の価格は、素材以外にも様々な要素に影響されます。
- デザインの複雑さ: シンプルなデザインであれば価格を抑えられますが、複雑なデザインや造作が必要な場合は高額になります。
- 収納量: 収納量が多いほど、材料費や工賃が高くなります。
- サイズ: 壁面収納のサイズが大きくなればなるほど、材料費や工賃は増加します。
- 施工方法: 現場での製作・取り付けは、工場での製作に比べて高額になります。
- 追加オプション: 照明、コンセント、可動棚などの追加オプションも価格に影響します。
- デザイナーの費用: デザイナーの設計料や管理費も含まれている可能性があります。
予算を抑えるための工夫
予算を抑えたい場合は、以下の点を検討してみましょう。
- 素材の見直し: プリント合板をベースに、アクセントとして無垢材を取り入れるなど、素材を組み合わせることでコストを抑えつつ、デザイン性を確保できます。
- デザインの簡素化: 必要最低限の機能に絞り、デザインをシンプルにすることで価格を抑えられます。余計な装飾を省くことで、すっきりとした印象になります。
- 既製品の活用: オーダーメイドではなく、既製品の壁面収納を活用することで、コストを大幅に削減できます。様々なデザインやサイズが販売されているので、ご両親の好みに合ったものを選びやすくなります。
- DIY: ある程度のDIYスキルがあれば、一部をDIYすることでコストを抑えることができます。ただし、安全面には十分注意しましょう。
- 複数の業者に見積もり依頼: 複数の業者に見積もりを依頼することで、価格比較を行い、最適な業者を選ぶことができます。相見積もりを取ることで、より適正な価格で依頼できます。
おすすめの家具メーカー・ショップ
具体的なメーカーやショップ名は、ご両親の好みや予算、デザインの希望によって大きく変わるため、一概にはおすすめできません。しかし、いくつかの選択肢を提示することで、検討の助けになるでしょう。
- 大手家具メーカー: 多くの家具メーカーが壁面収納を取り扱っています。価格帯も幅広く、様々なデザインから選ぶことができます。(例:IKEA、ニトリ、カリモク家具など)
- オーダー家具専門店: 個性的なデザインやサイズ、素材の希望に対応できるオーダー家具専門店もおすすめです。ただし、既製品に比べて価格が高くなる傾向があります。
- オンラインショップ: オンラインショップでは、様々なメーカーやショップの商品を比較検討できます。写真や口コミなどを参考に、じっくりと選ぶことができます。
専門家の意見:インテリアコーディネーターの視点
インテリアコーディネーターの視点から見ると、壁面収納はリビングの印象を大きく左右する重要な要素です。素材選びだけでなく、色やデザイン、収納方法なども考慮し、トータルコーディネートを検討することが大切です。ご両親とよく話し合い、理想のリビングを実現するために、プロの意見を参考にしながら計画を進めていきましょう。
まとめ
新築リビングの壁面収納は、素材やデザイン、サイズなどによって価格が大きく変動します。ご両親とよく話し合い、予算と希望を明確にした上で、最適なプランを選びましょう。複数の業者に見積もりを依頼したり、既製品を活用したり、DIYを取り入れるなど、予算を抑える工夫も検討してみてください。