新築マンション探しで迷う!和室と畳の交換費用について徹底解説

新居を探しています。彼が和室が一つあったほうがいいと言っていたので、一つは和室があるところを探しています。それを友人に言ったら、即「和室があるってことは畳でしょ?!絶対にやめたほうがいいよ!だって、出て行くときに6畳だったら6畳分の畳を変えないといけないから、すごい出て行くときにお金がかかるよ!!!」と言われました。一概に友人の言葉通りとは思いませんが、基本、畳の部屋を借りると出て行くときは畳を新品にやりかえるのでしょうか?

畳の交換費用に関する誤解と真実

友人の発言は、畳の交換費用に関する一般的な誤解に基づいています。確かに、賃貸物件で退去時に畳の交換が必要になるケースはありますが、必ずしも全交換が必要とは限りません。状況によって費用は大きく変わるため、まずは正確な情報を理解することが重要です。

畳の交換が必要になるケースと費用

退去時の畳の交換は、以下の様な場合に必要となる可能性があります。

  • 著しい汚れや破損:シミ、タバコの焦げ跡、ペットによる傷など、修復不可能な損傷がある場合。
  • へこみ、変色:家具の跡によるへこみや、日焼けによる変色など、見た目が著しく悪くなっている場合。
  • 畳表の傷み:畳表(畳の表面)が擦り切れていたり、破れている場合。
  • 虫食い:ゴキブリなどの虫食い被害がある場合。
  • 契約内容による規定:賃貸契約書に「原状回復義務」として畳の交換が明記されている場合。

これらの状況において、畳の交換費用は畳の枚数、畳の種類、施工業者によって大きく異なります。

畳の種類と費用相場

畳には様々な種類があり、価格も大きく異なります。主な種類と費用相場は以下の通りです。

  • 縁なし畳:比較的安価で、シンプルなデザイン。1枚あたり5,000円~10,000円程度。
  • 縁付き畳:伝統的な畳で、縁の色や素材によって価格が変動。1枚あたり8,000円~15,000円程度。
  • 琉球畳:縁がない、厚みのある畳。デザイン性が高く、価格も高め。1枚あたり10,000円~20,000円程度。

これらの価格はあくまで目安であり、施工業者や地域によって異なる場合があります。また、畳の寸法によっても費用が変動します。

部分交換の可能性

必ずしも全ての畳を交換する必要はありません。上記で挙げた損傷が一部の畳に限定される場合は、部分的な交換で済む可能性があります。部分交換であれば、全交換に比べて費用を抑えることができます。

賃貸契約書を確認しよう

最も重要なのは、賃貸契約書に記載されている「原状回復」に関する条項を確認することです。契約書には、畳の交換に関する規定が具体的に記載されている場合があります。

原状回復義務と過剰な負担

原状回復義務とは、借主が賃貸物件を借りた時の状態に戻す義務のことです。しかし、通常の使用による経年劣化は、借主の負担とはなりません。例えば、時間の経過による畳の多少のへたりや、ごくわずかな変色は、原状回復義務の対象外となる可能性が高いです。

過剰な費用を請求されないよう、契約書をよく読み、不明な点があれば不動産会社に確認することが大切です。

専門家への相談

畳の交換費用や原状回復に関する疑問点があれば、不動産会社や専門業者に相談することをお勧めします。専門家は、物件の状態を正確に判断し、適切な費用を提示してくれます。

不動産会社への相談

物件の契約前に、不動産会社に畳の交換に関する規定や費用について確認しましょう。契約前に確認することで、後々のトラブルを回避できます。

畳業者への相談

退去時に畳の交換が必要になった場合、複数の畳業者に見積もりを依頼することをお勧めします。相見積もりを取ることで、適正価格を把握し、無駄な費用を抑えることができます。

和室のある賃貸物件を選ぶ際のポイント

和室のある物件を選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。

  • 畳の状態を確認する:内見時に、畳の状態を丁寧に確認しましょう。傷や汚れ、へこみがないかを確認し、気になる点があれば不動産会社に質問しましょう。
  • 契約書をよく読む:契約書に記載されている原状回復に関する条項を必ず確認しましょう。不明な点があれば、不動産会社に質問し、納得してから契約しましょう。
  • 写真や動画で記録する:内見時に、畳の状態を写真や動画で記録しておきましょう。退去時のトラブルを避けるために、証拠として役立ちます。

まとめ

友人の発言は、必ずしも真実ではありません。畳の交換費用は、畳の状態、種類、契約内容によって大きく異なります。契約書をよく確認し、不明な点は専門家に相談することで、安心して和室のある物件に住むことができます。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)