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新居の分電盤の状況
ご質問にある状況から、物件の電気系統は複雑になっていると考えられます。 オーナーさんが以前1階と2階を一体で使用していたため、2つの分電盤がそれぞれ独立して存在し、それぞれの契約アンペアが合計で120Aになっている可能性が高いです。 写真に写っている65Aのブレーカーは、1階部分の契約アンペアを示していると考えられますが、2階部分にも別の分電盤があり、そちらにも契約アンペアが存在しているのです。
複雑な電気系統の現状
* 1階部分: 写真に写っている65Aのブレーカーで管理されている。
* 2階部分: 別の分電盤が存在し、55A契約の可能性が高い(合計120A)。現在、物置として使用されているため、使用状況は不明。
* サービスブレーカーの有無: 東京電力との契約アンペア変更には、サービスブレーカーの設置が必須となる可能性があります。
この状況では、東京電力への契約アンペア変更は、単純なアンペア数の変更ではなく、分電盤の改修工事が必要になる可能性が高いです。
アンペアダウン工事費用
アンペアダウン工事の費用は、以下の要素によって大きく変動します。
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費用に影響する要素
* サービスブレーカーの設置の必要性: 既存の分電盤に余裕があれば比較的安価で済みますが、新しい分電盤への交換が必要な場合は高額になります。
* 配線の状況: 既存の配線がアンペアダウンに対応できる状態か、新たな配線が必要かによって費用が大きく変わります。
* 工事範囲: サービスブレーカーの設置に加え、分電盤の交換、配線工事など、工事内容によって費用が異なります。
* 電気工事店の料金: 電気工事店によって料金体系が異なるため、複数の業者に見積もりを取ることが重要です。
費用相場
サービスブレーカーの設置のみであれば、数万円から十数万円程度で済む可能性がありますが、分電盤の交換や配線工事が必要な場合は、数十万円から場合によっては数百万円規模になることもあります。 50平米程度の賃貸物件であれば、比較的安価に済む可能性が高いですが、正確な費用は、電気工事店による現地調査と見積もりが必要です。
工事費用負担
賃貸物件における電気工事費用負担については、契約内容によって異なります。 賃貸借契約書や重要事項説明書に、電気設備に関する記述がないかを確認する必要があります。
契約内容の確認
* 契約書に明記されているか: 契約書に、電気設備の修繕や改修に関する費用負担について明確な記述があれば、それに従う必要があります。
* 通常使用による損耗か: アンペアダウンは、通常使用による損耗ではなく、入居者の希望による変更であるため、原則として入居者負担となる可能性が高いです。
* 交渉の余地: 契約書に明記されていない場合でも、オーナーとの交渉によって負担割合を調整できる可能性があります。 例えば、オーナーが工事費用の一部を負担する、もしくは工事完了後に家賃を少し下げてもらうなどの交渉を試みることもできます。
専門家への相談
契約内容が不明瞭な場合や、オーナーとの交渉が難航する場合は、弁護士や不動産会社などの専門家に相談することをお勧めします。
具体的なアドバイス
1. 複数の電気工事店に見積もり依頼: 少なくとも3社以上の電気工事店に見積もりを依頼し、費用と工事内容を比較検討しましょう。 見積もり依頼時には、現状の分電盤の写真や、契約アンペアの情報などを明確に伝えましょう。
2. オーナーとの交渉: 工事費用負担について、オーナーと事前にしっかりと話し合い、合意を得ることが重要です。 交渉の際には、契約書の内容や、工事の必要性などを丁寧に説明しましょう。
3. 契約内容の確認: 賃貸借契約書や重要事項説明書を改めて確認し、電気設備に関する記述がないかを確認しましょう。
4. 専門家への相談: 契約内容が不明瞭な場合や、オーナーとの交渉が難航する場合は、弁護士や不動産会社などの専門家に相談しましょう。
まとめ
今回のケースは、物件の過去の利用状況や電気系統の複雑さから、単純なアンペアダウン工事とは異なる可能性があります。 正確な工事費用や費用負担については、電気工事店による現地調査と、オーナーとの交渉が不可欠です。 複数の専門家に見積もりや相談をすることで、最適な解決策を見つけることができるでしょう。