新築マンションの解約と予約金返還:内覧会で発見した重大な欠陥と対応策

新築マンションの内覧会で意外な落とし穴を発見し、解約したいと即時に相手に伝え、予約金を200万円支払ったのを返して欲しいと要求しましたが、即答できないと言われ待っている状態。どうすべきでしょうか?内覧会は3/3で、残金の支払い期限は3/15です。今週中に向うから返答が来ない場合は困ることになります。落とし穴は2点で、(1)契約時の説明ではこのマンションは女性向けでセキュリティには特に念入りな配慮がされているとの説明でしたが、内覧時に見ると大変危険が要素が多く、騙されたと感じています。2階なのですが、カタカナのコの字型の建物配置で、こちらは北側棟で南面バルコニーの外側に簡単な柵を隔ててコンクリート打ち放しの床があり、南棟の別お宅の北側バルコニーに直接繋がっており、簡単に入き来できます。しかも西隣のビルとの距離が大変近く、直接この床に飛び移れる距離に大きな窓があります。また外通りの地面からも外壁のパイプを手掛かりに簡単によじ登れてしまいます。(2)この床の南北に建物があるので、部屋の中に日差しが全く入りませんし、また、上から落ちてくるもの(雨、植木鉢、洗濯物、等)が全てこのコンクリート床に当たる仕組みで、大変危険です。契約時に他の部屋に比べて値段が安かったので、この部屋ともう一つの部屋だけ『抽選』をしました。私がこの部屋の抽選に当たったので契約する際、なぜこれだけ安くするのか訊ねましたが、「他の部屋と比べて何も遜色はない、当選されたお客様はとてもラッキーなのです」の1点張りでした。もう少し疑うべきだったと後悔しています。違法建築ではないかと内覧会の時に詰め寄ったところ、建築士が出て来て、「別に違法ではないのですよ」とニヤニヤするので、トンデモナイ相手に引っかかったと感じています。またそのとき売主は、「ベランダの柵を強化しましょうか」とか「よじ登れそうな所に柵を作りましょうか」などと言っていましたが、「高セキュリティ」をうたい文句にしていたのですから、最初からセキュリティには気を使って作るべきでありこの業者の言い分は殆ど信用できないと感じています。解約して200万円を取り戻すにはどうすべきかお尋ねします。

新築マンション解約における緊急事態と対応策

3月3日の内覧会で重大な欠陥を発見し、解約と予約金200万円の返還を求めている状況、非常に焦燥感があると思います。残金支払い期限が3月15日と迫っているため、迅速な対応が求められます。まずは、冷静に状況を整理し、具体的な行動計画を立てましょう。

マンションの欠陥:セキュリティと採光の問題点

ご指摘の2点、セキュリティの脆弱性採光の不足は、契約内容との大きな乖離であり、解約の正当な理由となります。

セキュリティの脆弱性

* 隣接するバルコニーへの容易なアクセス:簡単な柵のみでは、侵入防止に十分とは言えません。これは重大なセキュリティリスクです。
* 近接するビルの窓からの侵入可能性:容易に侵入できる距離にある窓の存在は、危険性をさらに高めています。
* 外壁パイプを利用した侵入:外壁パイプを足場とした侵入も可能であることは、設計上の欠陥を指摘できます。

これらの点は、契約時に「女性向け」「高セキュリティ」と説明された内容と全く矛盾しており、説明義務違反の可能性があります。

採光の不足

* バルコニー上部のコンクリート床による日照阻害:南北に建物があるため、日差しが全く入らない状況は、居住性において深刻な問題です。
* 上からの落下物リスク:雨、植木鉢、洗濯物などの落下リスクも非常に高く、居住者の安全を脅かす可能性があります。

これらの欠陥は、契約時に説明されていなかった、もしくは重要な事実が隠蔽されていた可能性があります。

解約と予約金返還のための具体的なステップ

1. **証拠の収集:** 内覧会で撮影した写真や動画、契約書、パンフレット、メールのやり取りなど、全ての証拠を保管しましょう。特に、欠陥箇所の状況を詳細に記録することが重要です。
2. **内容証明郵便の送付:** 弁護士に相談の上、契約解除の意思と予約金返還請求を内容証明郵便で送付しましょう。内容証明郵便は、証拠として非常に有効です。具体的な欠陥内容、契約時の説明との相違点、解約理由、そして予約金返還請求を明確に記載しましょう。
3. **専門家への相談:** 弁護士や不動産専門家に相談し、法的観点からのアドバイスを受けましょう。彼らは、解約の可能性、予約金返還の可能性、そして具体的な手続きについて適切な助言を与えてくれます。特に、違法建築の疑いがある場合は、建築士にも相談することをお勧めします。
4. **交渉の開始:** 内容証明郵便を送付後、相手方との交渉が始まります。相手方が応じない場合は、裁判も視野に入れる必要があります。
5. **裁判への準備:** 交渉が不調に終わった場合、裁判を提起する必要があります。弁護士の助けを借りながら、証拠を整理し、裁判の準備を進めましょう。

専門家の視点:弁護士からのアドバイス

弁護士は、契約書の内容、説明義務違反、瑕疵担保責任などを精査し、解約と予約金返還の可能性を判断します。また、裁判になった場合の勝訴確率や費用についてもアドバイスしてくれます。

類似事例と解決策

類似の事例として、広告と異なる物件を提供されたケースや、重要な欠陥が隠蔽されていたケースがあります。これらの事例では、裁判で解約と損害賠償が認められたケースもあります。

重要なポイント

* **迅速な行動:** 3月15日の残金支払い期限が迫っているため、迅速な対応が重要です。
* **証拠の確保:** 写真、動画、契約書など、全ての証拠を確実に保管しましょう。
* **専門家への相談:** 弁護士や不動産専門家に相談し、適切なアドバイスを受けましょう。
* **冷静な対応:** 感情的な対応は避け、冷静に状況を判断し、対応しましょう。

まとめ

今回のケースは、説明義務違反瑕疵担保責任の問題を含んでいる可能性が高く、解約と予約金返還の可能性は十分にあります。しかし、相手方との交渉や裁判という可能性も考慮し、弁護士などの専門家の力を借りながら、冷静かつ迅速に対応することが重要です。

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