新築マンションの畳から出る緑色の粉…カビ?掃除方法は?

新しい畳について質問です。引越してきて一週間、入居前には数回拭いたり、掃除機をかけたりして掃除したつもりです。さらに入居してからも、毎日掃除機をかけてるのですが、一向に薄緑の粉が減りません。部屋は半年くらい空室だったみたいで、前の入居者が出た後すぐに畳を変えて、その後半年間敷きっ放しだったみたいなんですが、もしかしたらカビが生えていたのでしょうか?特に、部屋はカビくさくは感じないですが・・・・新しい畳には白い粉(粘土)がついているとのことですが、うちのは白いというよりも、薄い緑の粉なんで、もしかしたらカビなのかもと気になります。またこの新しい畳が早くきれいになる掃除方法があれば教えてください。

新畳から出る緑色の粉の正体とは?カビの可能性も?

新築マンションに引っ越して、新しい畳から緑色の粉が出てくる…心配ですよね。 確かに、白い粉は畳表の製造工程で付着する粘土成分ですが、緑色の粉は少し気になります。カビの可能性も考えられますが、まず落ち着いて原因を特定していきましょう。

緑色の粉の原因:可能性を検証

緑色の粉の原因として考えられるのは以下の通りです。

  • 畳表の製造過程で付着した物質:畳表の材料や製造工程で、緑色の染料や顔料が使用されている可能性があります。これは、カビではなく、製造上の問題です。特に、天然素材を使用している場合、素材本来の色や不純物が原因で緑色に見えることもあります。
  • カビ:湿気や通風の悪さによって、カビが発生している可能性も否定できません。しかし、カビ臭がないとのことですので、可能性は低いと考えられます。カビは特有の臭いを伴うことが多いです。
  • 藻類:湿気の多い場所に発生する藻類も、緑色の粉の原因となる可能性があります。特に、換気が悪く、湿気がこもりやすい環境では発生しやすいです。
  • その他の異物:製造過程で混入した異物や、施工時に付着した汚れの可能性も考えられます。

カビかどうかを判断する方法

カビかどうかを判断するには、以下の点をチェックしてみましょう。

  • 臭い:カビは特有の湿った臭いを発します。臭いがあれば、カビの可能性が高いです。
  • 見た目:カビは、綿状、粉状、または黒い斑点状など、様々な形状で現れます。緑色の粉がカビであれば、拡大鏡などで確認すると、カビの菌糸が見えるかもしれません。
  • 触感:カビは、ベタベタしたり、ぬめぬめしたりすることがあります。粉がそのような触感であれば、カビの可能性があります。

もし、カビ臭やカビらしい見た目、触感があれば、専門業者に相談することをお勧めします。

新畳の掃除方法:緑色の粉を落とす具体的な手順

カビではないと仮定して、緑色の粉を落とすための具体的な掃除方法をご紹介します。

1. 掃除機をかける

まず、掃除機でしっかりと緑色の粉を吸い取ります。 ヘッドの種類を変えたり、隙間ノズルを使用したりして、畳の目地など細かい部分まで丁寧に掃除しましょう。 この段階でかなりの粉が除去できるはずです。

2. 拭き掃除

掃除機掛け後、乾いたマイクロファイバークロスで畳の表面を拭いて、残った粉を丁寧に取ります。 強くこすりすぎると畳を傷める可能性があるので、優しく拭きましょう。

3. 湿らせた布で拭く(必要に応じて)

それでも粉が残る場合は、固く絞った濡れ雑巾で拭いてみましょう。 ただし、畳は水分に弱いので、絶対に水浸しにならないよう注意してください。 拭いた後は、すぐに乾いた布で水分を拭き取ることが重要です。

4. 重曹を使う(頑固な汚れの場合)

それでも緑色の粉が完全に取れない場合は、重曹を使用してみましょう。 重曹を少量の水でペースト状にし、柔らかい布に付けて、優しく畳を拭きます。 重曹には研磨効果があるので、強くこすりすぎると畳を傷めてしまう可能性があります。 拭き終わったら、乾いた布で丁寧に拭き取り、十分に乾燥させましょう。

5. 専門業者への相談

上記の方法を試しても改善が見られない場合は、畳の専門業者に相談することをお勧めします。 専門業者は、原因を特定し、適切な掃除方法やメンテナンス方法をアドバイスしてくれます。

予防策:新畳を長く美しく保つためのポイント

せっかく新しい畳を敷いたのですから、長く美しく保ちたいですよね。 そのためには、以下の予防策が有効です。

  • 定期的な掃除:週に1回程度、掃除機をかけることを習慣にしましょう。 こまめな掃除は、汚れや粉の蓄積を防ぎます。
  • 湿気対策:畳は湿気に弱いので、湿気対策は非常に重要です。 除湿機を使用したり、窓を開けて換気をしたりすることで、湿気を防ぎましょう。 梅雨時期や雨の日は特に注意が必要です。
  • 直射日光を避ける:直射日光は、畳の色褪せや変色を引き起こす原因となります。 カーテンやブラインドなどで、直射日光を避けるようにしましょう。
  • こまめな換気:部屋の空気を循環させることで、湿気やカビの発生を防ぎます。 定期的に窓を開けて換気をしましょう。
  • 畳専用の保護剤:畳専用の保護剤を使用することで、汚れや湿気から畳を守ることができます。 専門業者に相談して、適切な保護剤を選びましょう。

専門家の意見:畳職人からのアドバイス

畳職人に話を聞くと、新畳から出る白い粉(粘土)は、製造過程でどうしても残ってしまうものだということです。 緑色の粉については、製造工程で混入した可能性や、素材自体の色である可能性が高いとのことでした。 ただし、カビの疑いがある場合は、専門業者に相談することが重要です。 早めの対処が、畳の寿命を長く保つことに繋がります。

まとめ

新畳から出る緑色の粉は、必ずしもカビとは限りません。 まずは、この記事で紹介した掃除方法を試してみて、それでも改善が見られない場合は、専門業者に相談しましょう。 適切な掃除と予防策を行うことで、美しい畳を長く楽しむことができます。

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