新築マンションの洋室を和室へリフォーム:費用とポイント

新築マンションを購入しようとしています。洋室を押入れ付きの和室にしたいのですが、いくらくらいかかるものでしょうか?元々押入れ付きの和室の間取りだったものをメニュープランによりクローゼット付きの洋室にした部屋なのです。できたら、襖と障子戸も再現したいのです。既に他の部屋は売却済みで、この部屋が売れ残りとなっているものです。広さは和室だと6.0畳だったものを洋室にしている現在は6.5畳となっております。これは、押入れだったスペースよりもクローゼットの方が奥行きが短い為、洋室のほうが若干、広いのです。

リフォーム費用:洋室から押入れ付き和室への変更

洋室を和室に変更するリフォーム費用は、いくつかの要素によって大きく変動します。質問にあるような、元々は和室だった部屋を洋室に変更したものを戻す場合、一般的なリフォームよりも費用を抑えられる可能性が高いです。しかし、正確な費用を算出するには、以下の要素を考慮する必要があります。

1. 必要な工事内容

* 壁・天井の仕上げ: 既存の洋室の壁と天井を撤去し、和室風の仕上げにする必要があります。クロスを剥がす、下地処理、壁や天井に和室用の仕上げ材(珪藻土、漆喰など)を施工する費用が発生します。既存のクロスが剥がれやすい状態であれば、下地処理に余計な費用がかかる可能性があります。
* 床の仕上げ: フローリングを撤去し、畳を敷設する費用です。畳の種類(縁無し畳、縁付き畳など)や畳表の素材によって価格が大きく変わります。また、畳の下地処理も必要です。
* 襖・障子戸の設置: 襖と障子戸の製作・設置費用です。サイズやデザイン、素材(紙の種類など)によって費用が変動します。既製品を使うか、オーダーメイドにするかによっても大きく変わってきます。
* 押入れの復元: クローゼットを撤去し、押入れを造作する費用です。既存のクローゼットの構造によっては、大幅な改修が必要となる場合もあります。
* 建具の変更: 洋室のドアを、和室風の引き戸に変更する費用も必要です。
* その他: 電気配線、照明器具の変更、畳のへり、敷居、鴨居などの費用も含まれます。

2. 材料費

使用する材料のグレードによって費用が大きく異なります。例えば、畳表はイグサ、和紙、樹脂など様々な種類があり、高級品ほど高価になります。襖や障子の紙も同様に、素材やデザインによって価格が変わります。また、壁や天井の仕上げ材も、珪藻土や漆喰など、素材によって費用が異なります。

3. 人件費

工事にかかる職人さんの人件費も重要な要素です。職人の経験や技術、地域によっても費用は変動します。

4. 廃棄物処理費用

解体工事で発生する廃棄物の処理費用も必要です。

費用見積りの取得

正確な費用を知るためには、複数のリフォーム会社に見積もりを依頼することが重要です。少なくとも3社以上から見積もりを取り、内容を比較検討しましょう。見積もりには、工事内容、材料費、人件費、廃棄物処理費用などが詳細に記載されていることを確認してください。

具体的な費用例

6.5畳の洋室を6畳の押入れ付き和室にリフォームする場合、材料費と人件費を合わせて、最低でも50万円〜100万円程度を見積もる必要があります。ただし、これはあくまでも目安であり、実際の費用は工事内容や材料、地域、業者によって大きく異なります。高級な材料を使用したり、複雑な工事が必要な場合は、さらに高額になる可能性があります。

費用を抑えるための工夫

リフォーム費用を抑えるためには、以下の工夫が有効です。

  • シンプルなデザインにする: 凝ったデザインや特殊な材料を使用するよりも、シンプルなデザインにすることで費用を抑えることができます。
  • 既製品を活用する: 襖や障子戸などを既製品にすることで、オーダーメイドよりも費用を抑えることができます。
  • DIYに挑戦する: 一部の作業をDIYで行うことで、人件費を削減できます。ただし、専門的な知識や技術が必要な作業は、無理せずプロに依頼しましょう。
  • 複数の業者から見積もりを取る: 複数の業者から見積もりを取り、価格を比較することで、費用を抑えることができます。
  • オフシーズンに工事を行う: リフォーム業界のオフシーズン(夏や年末年始など)に工事を行うことで、費用を抑えられる可能性があります。

専門家の意見

リフォーム会社に相談する際には、過去の施工事例や、使用する材料の品質、保証内容などをしっかり確認しましょう。信頼できる業者を選ぶことが、成功への近道です。

まとめ

洋室を和室にリフォームする費用は、工事内容や材料、業者によって大きく異なります。正確な費用を知るためには、複数の業者に見積もりを依頼することが重要です。費用を抑える工夫をしながら、理想の和室を実現しましょう。

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