新築マンションの日照権問題!道路挟んで向かいにマンション建設…どうすればいい?

新築のマンションを今年の3月に契約しました。手付金270万支払い済みです。ローン審査も通りました。 来年の3月に入居予定ですが、道路を挟んだ前の駐車場だった所にマンションが建つというのが9月に入ってわかりました。 かなり日当たりに影響でそうです。こういう場合はクレーム出したら何かしてくれるんでしょうか?

日照権問題の概要と対応策

新築マンションの購入後、目の前に新たな建物が建設され、日照権に影響が出ると判明した場合、非常に不安になりますよね。 270万円の手付金も支払済で、ローン審査も通っている状況では、なおさら深刻な問題です。 このケースでは、まず、日照権の侵害の可能性と、売主(不動産会社)や建築業者に対する適切な対応について検討する必要があります。

日照権とは?

日照権とは、土地の所有者が、自分の土地に太陽光が当たる権利のことです。法律で明確に規定されている権利ではありませんが、民法上の「隣地権」や「所有権」に基づいて、一定の範囲で認められています。 具体的には、建築物によって著しく日照を妨げられた場合に、損害賠償請求などが可能になります。 ただし、完全に日陰になることや、わずかな日陰になるだけでは、日照権侵害とは認められないケースも多いです。 判断基準は、日照時間の長さ、日照角度、建物の高さ、土地の用途など、複数の要素を総合的に考慮して判断されます。

日照の影響を具体的に確認する

まずは、日照への影響を具体的に確認することが重要です。 以下の方法で確認してみましょう。

  • 日影図の作成: 建築予定のマンションの設計図を入手し、日影図を作成することで、日照時間や日照角度の変化を数値で確認できます。 専門業者に依頼するのも有効です。 これにより、日照権侵害の程度を客観的に判断できます。
  • 現地調査: 実際に現地で、太陽の動きを観察し、日照状況を記録しましょう。 午前中、午後、季節によって日照時間がどのように変化するかを記録することで、影響の程度を把握できます。 写真や動画を記録しておくことも有効です。
  • 近隣住民への聞き取り: 周辺住民に、以前の日照状況や、新築マンション建設による日照への影響について話を聞いてみるのも良いでしょう。 彼らの経験談は、客観的な判断材料になります。

売主への対応

日照への影響が確認できたら、売主(不動産会社)に速やかに連絡し、状況を説明しましょう。 この際、日影図や写真などの証拠となる資料を提示することが重要です。 売主は、契約時に日照に関する説明責任を負っています。 契約前に日照に関する情報が不足していた、もしくは誤っていた可能性がある場合は、契約解除損害賠償請求を検討できます。

専門家への相談

日照権問題の解決は、法律や建築に関する専門知識が必要となる場合があります。 弁護士や建築士など、専門家に相談することを強くお勧めします。 専門家は、状況を正確に判断し、適切な対応策をアドバイスしてくれます。 特に、契約解除や損害賠償請求を検討する場合は、専門家のサポートが不可欠です。

具体的なクレーム対応と解決策

日照問題に関するクレームは、以下の手順で対応しましょう。

  • 書面によるクレーム: 口頭ではなく、内容証明郵便などで、日照への影響、損害、要求内容を明確に記載した書面を売主に送付しましょう。 証拠として、日影図、写真、動画などを添付します。
  • 交渉: 売主との交渉では、冷静に事実を伝え、具体的な解決策を提示しましょう。 例えば、契約解除、損害賠償、日照を改善するための措置(植栽の設置など)などを交渉材料として検討できます。
  • 裁判: 交渉がまとまらない場合は、裁判を検討する必要があります。 裁判では、専門家の証言や証拠資料が重要になります。

解決策の例

具体的な解決策としては、以下のものが考えられます。

  • 契約解除: 売主が契約時の説明義務を怠っていた場合、契約解除を請求できます。 この場合、手付金は返還される可能性が高いです。
  • 損害賠償: 日照権の侵害によって生じた損害(精神的苦痛、生活上の不便など)を賠償請求できます。 損害額の算定は、専門家の助言が必要となります。
  • 価格交渉: 日照条件の悪化を考慮し、マンションの価格を交渉することも可能です。 この場合は、日照の影響を客観的に評価する必要があります。
  • 日照対策: 売主が、植栽の設置や遮光カーテンの提供など、日照を改善するための措置を講じることを交渉することもできます。

インテリアへの影響と対策

日照不足は、インテリアにも大きな影響を与えます。 グレーを基調としたインテリアは、光を反射しやすく、空間を明るく見せる効果があります。しかし、日照不足の場合、さらに暗く感じてしまう可能性があります。

グレーインテリアにおける日照不足対策

  • 明るい色のアクセント: グレーの壁や床に、黄色やアイボリーなどの明るい色の家具やファブリックを配置することで、空間を明るく演出できます。
  • 鏡の活用: 鏡は光を反射させる効果があるので、窓際に鏡を設置することで、部屋全体を明るくすることができます。 また、間接照明と組み合わせることで、より効果的です。
  • 間接照明: 間接照明は、柔らかな光で空間を照らし、落ち着いた雰囲気を作ります。 日照不足の部屋では、間接照明を効果的に使うことで、快適な空間を演出できます。
  • 窓辺の活用: 窓辺には、光を取り込むための工夫が必要です。 レースカーテンやシアーカーテンを使用することで、柔らかな光を取り込みつつ、プライバシーも守ることができます。
  • 植物の配置: 観葉植物は、空間に緑と生命力を与え、空間を明るく見せる効果があります。 日陰でも育つ植物を選ぶことが重要です。

まとめ

新築マンションの日照権問題は、非常にデリケートな問題です。 早急に売主と交渉し、専門家のアドバイスを得ながら、適切な解決策を見つけることが重要です。 日照不足によるインテリアへの影響についても考慮し、快適な住空間を実現しましょう。 諦めずに、積極的に対応することで、より良い解決策が見つかる可能性があります。

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