新築マンションの壁紙にシミ!引渡し前の瑕疵対応について徹底解説

新築マンション(築半年)を購入し、鍵渡しが済んでから引越し前に部屋を見に行こうと思い立ち行ったら前にはなかった24時間換気口の周辺の壁紙に黄色くシミが!和室の壁紙にも汚れが!営業マンに言えば直してもらえるでしょうか?なぜ営業マンは入居するのわかってて汚れをほったらかしにしとくのでしょうか?

新築マンションの壁紙のシミ、汚れ…これは瑕疵(かし)にあたる?

新築マンションの引渡し前に、壁紙に黄色いシミや汚れを発見されたとのこと、大変なショックでしたね。せっかくの新居なのに、このような状況は不安になりますよね。まずは落ち着いて、状況を整理していきましょう。

ご質問にある「24時間換気口周辺の黄色いシミ」や「和室の汚れ」は、建築基準法や宅地建物取引業法で定められた「瑕疵(かし)」に該当する可能性があります。瑕疵とは、建物の構造上または施工上の欠陥を指し、売主にはその瑕疵を修補する義務があります。

重要なのは、シミや汚れが「引渡し時点」で存在していたかどうかです。写真や動画で証拠をしっかりと残しておくことが、後々の対応に非常に重要になります。

瑕疵(かし)に該当する可能性が高いケース

* 施工不良による汚れ:換気口の設置不良や、施工時の汚れが原因で発生したシミや汚れ。
* 材料の欠陥:壁紙自体の品質に問題があり、変色や汚れが発生した場合。
* 隠蔽された瑕疵:引渡し前に故意に隠されていた汚れ。

瑕疵(かし)に該当しない可能性もあるケース

* 引渡し後発生した汚れ:引渡し後に発生した汚れは、売主の責任とはなりません。
* 通常の経年劣化:わずかな汚れや変色は、経年劣化と判断される可能性があります。

営業マンへの対応と具体的な解決策

まずは、冷静に営業マンに連絡を取り、状況を詳しく説明しましょう。写真や動画などの証拠を提示することで、よりスムーズな対応が期待できます。

連絡時のポイント

* 日時を明確に記録する:いつ、どのような方法で連絡を取ったかを記録しておきましょう。
* 具体的な状況を伝える:シミや汚れの位置、大きさ、色などを具体的に説明します。
* 写真や動画を添付する:証拠となる写真や動画を必ず添付しましょう。
* 修理・交換を依頼する:具体的な対応(修理または交換)を明確に要求します。

営業マンが対応を拒否した場合

残念ながら、営業マンが対応を拒否したり、適切な対応をしない場合もあります。その場合は、以下の対応を検討しましょう。

* 宅地建物取引業法に基づく相談:国土交通省のホームページや、お住まいの地域の消費生活センターなどに相談してみましょう。
* 弁護士への相談:専門家のアドバイスを受けることで、より効果的な解決策を見つけることができます。
* 裁判:最終手段として、裁判による解決も考えられます。

専門家(建築士)の視点

建築士の視点から見ると、24時間換気口周辺の黄色いシミは、施工不良の可能性が高いです。換気口の設置時に、接着剤や塗料が飛び散ったり、下地処理が不十分だった可能性があります。和室の汚れについても、施工時の汚れや材料の欠陥が考えられます。

新築マンションの引渡し前にこのような問題が発生した場合、売主は瑕疵担保責任を負う可能性が高いです。瑕疵担保責任とは、売主が建物の欠陥を責任を持って修繕する義務のことです。

具体的なアドバイス:証拠の確保と記録

引渡し前の状態を正確に記録することは非常に重要です。以下の点を徹底しましょう。

  • 複数枚の写真撮影:シミや汚れを様々な角度から撮影し、その大きさをわかるようにスケールなどを一緒に写しましょう。
  • 動画撮影:動画で全体の様子を記録することで、より詳細な状況を伝えられます。
  • 日付と時刻の記録:写真や動画に日付と時刻の情報を埋め込みましょう。
  • メモの作成:発見した日時、場所、状況などを詳細にメモしておきましょう。
  • 証人確保:可能であれば、一緒に部屋を確認した人の証言を得ましょう。

これらの証拠を元に、営業マンとの交渉を進めていきましょう。

まとめ:冷静な対応と証拠が重要

新築マンションの壁紙のシミや汚れは、非常に残念な出来事ですが、冷静に対処することで解決できる可能性が高いです。証拠をしっかり確保し、営業マンと誠実に交渉することが大切です。それでも解決しない場合は、専門機関に相談することをお勧めします。

新しいマンションでの生活が、スムーズにスタートできるよう、心から応援しています。

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