新築マンションの内覧会チェックリスト:高層階住戸の確認ポイント

今度の土曜日、新しく買った新築マンションの内覧会に行ってきます。もう契約してしまったから、今更文句があってももう遅いという気がしますが、何か気をつけて観ておいた方が良いことがあったら教えて下さい。物件は、高層22階建の18階です。隅部屋ではありません。免震構造になっていて、中央玄関で南北はベランダ付になっています。2部屋とリビングはフローリング、1部屋が日本間、キッチンはディスポーザー付、ガスコンロ、風呂はミストサウナ・換気乾燥機能あり等です。

内覧会で確認すべき項目:高層階ならではのポイントと具体的なチェック方法

契約済みのマンションとはいえ、内覧会は重要な機会です。些細な欠陥を見逃すと、後々の修繕に費用と手間がかかります。特に高層階では、低層階とは異なる注意点があります。今回は、高層22階建て18階のお部屋という点を踏まえ、具体的なチェック項目と方法を解説します。

1.眺望と日照

  • 眺望: パンフレットやモデルルームで見た景色と実際は異なる場合があります。ベランダから四方八方の眺望を確認し、遮蔽物がないか、将来的な建物の建設予定がないかなどを確認しましょう。特に、近隣の高層建築物による日照や眺望への影響も考慮しましょう。
  • 日照: 朝、昼、夕と時間帯を変えて、各部屋の日照状況を確認します。日当たりが良いか、日陰になる時間帯はどのくらいあるかなどをチェック。季節による変化も考慮するとより正確な判断ができます。南向きでも、隣接する建物や植栽によって日照が遮られる場合があります。

2.風圧と騒音

高層階は、低層階に比べて風圧が強く、騒音も気になる場合があります。

  • 風圧: ベランダや窓を開けて、風の強さを確認します。特に強風時の影響を想像し、窓の閉まり具合や防風対策の必要性を検討しましょう。高層階では、強風による揺れを感じる可能性もあります。
  • 騒音: ベランダや窓を閉めた状態でも、外部からの騒音(交通騒音、工事の音など)がどの程度聞こえるかを確認します。特に、近隣の道路や鉄道からの騒音に注意しましょう。夜間の騒音レベルも確認しておくと安心です。

3.設備機器の動作確認

  • キッチン: ガスコンロの点火、換気扇、ディスポーザーの動作を確認します。水漏れがないか、シンクや排水口の詰まりがないかなどもチェックしましょう。
  • 浴室: ミストサウナ、換気乾燥機能、シャワー、排水口などを確認します。水漏れがないか、温度調節が適切に行えるか、換気機能が正常に動作するかを確認しましょう。
  • トイレ: 水の流れ、便器の洗浄、便座の温度調節などを確認します。水漏れがないか、詰まりがないかなどもチェックしましょう。
  • 給排水設備: 各蛇口から水を出し、水圧、水温、排水の流れなどを確認します。異臭や濁りがないかなどもチェックしましょう。
  • エアコン: 各部屋のエアコンの動作を確認します。冷暖房機能が正常に動作するか、風量調整が適切に行えるかを確認しましょう。
  • 照明器具: 全ての照明器具の点灯を確認します。明るさ、スイッチの動作などをチェックしましょう。
  • インターホン: 動作確認を行い、音声や映像の品質を確認します。

4.建物の構造と仕上げ

  • 床: フローリングの傷、へこみ、汚れなどを確認します。特に、リビングや廊下など、人が多く歩く場所を重点的にチェックしましょう。
  • 壁: 壁のひび割れ、汚れ、剥がれなどを確認します。クロスや塗装の仕上がり具合もチェックしましょう。
  • 天井: 天井の汚れ、ひび割れなどを確認します。照明器具の取り付け部分などもチェックしましょう。
  • 窓: 窓の開閉、ガラスの割れ、汚れなどを確認します。窓枠の歪み、隙間などもチェックしましょう。
  • ドア: ドアの開閉、戸当たり、鍵の動作などを確認します。ドアの隙間、歪みなどもチェックしましょう。
  • ベランダ: 床のひび割れ、防水処理の状態、手摺りの強度などを確認します。排水口の詰まりなどもチェックしましょう。
  • 免震構造: 免震構造のマンションの場合、免震装置の設置状況や説明を受けましょう。

5.その他

  • 収納スペース: 各部屋の収納スペースの広さ、使い勝手などを確認します。
  • コンセントの位置: 各部屋のコンセントの位置、数などを確認します。
  • 換気: 各部屋の換気状況を確認します。窓の開閉、換気扇の動作などをチェックしましょう。
  • 共用部分: エレベーター、廊下、階段などの共用部分の状態を確認します。清掃状況、セキュリティシステムなどもチェックしましょう。

専門家の視点:内覧会での注意点

建築士や不動産のプロに内覧会同行を依頼することも有効です。専門家は、素人が見落としがちな細部までチェックし、適切なアドバイスをしてくれます。

まとめ:後悔しないための内覧会

内覧会は、新生活を始める上で非常に重要な機会です。時間をかけて丁寧に確認し、疑問点や不安な点は、担当者にしっかりと質問しましょう。些細な問題でも、後から修正するのが難しくなる場合があります。今回のチェックリストを参考に、快適な新生活を送れるよう、万全の準備をして内覧会に臨んでください。

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