新築マンションのフローリング張り替え:LDKの床暖房対応と天然木への変更

先日、新居用の新築分譲マンションの内覧に行ってきました。そう高くない価格設定値のためか、LDKともちろん他に個室も天然木を使用した床ではなく、木目のシートを貼った床でした。汚れも付きにくく、木目も合わせやすいので、今流行っているんです…と営業マンはいってましたが、天然木独特の暖かみが好きなので、非常に残念でした。義兄が建築士のため、可能なら新築で勿体無い気もしますが、LDKの部分だけ天然木に張り替えようかと思ってますが…リビングに床暖房が入ってました。この場合、張り替えは可能でしょうか?

新築マンションのフローリング張り替え:床暖房と天然木の組み合わせは可能?

新築マンションのフローリングを天然木に張り替えるご検討、分かります!木目のシートとは異なる、天然木の温もりと質感は魅力的ですよね。しかし、床暖房があるLDKの張り替えは、いくつかの点で注意が必要です。結論から言うと、可能ですが、適切な材料選びと施工が重要になります。

床暖房対応のフローリング材を選ぶ

既存のシート張りフローリングから、天然木への張り替えは可能ですが、床暖房と相性の良いフローリング材を選ぶ必要があります。一般的な無垢材は、乾燥や温度変化による伸縮が大きいため、床暖房と併用すると、隙間が開いたり、反ったりする可能性があります。

そこでおすすめなのが、床暖房対応の無垢フローリング、または複合フローリングです。

  • 床暖房対応無垢フローリング:厚みが薄く、熱伝導率の高い木材を使用し、床暖房の熱を効率的に伝えられるように設計されています。ただし、無垢材のため、価格はやや高めです。
  • 複合フローリング:表面に天然木を使用し、芯材にMDFや合板を使用することで、価格を抑えつつ、床暖房にも対応できます。無垢材ほどの高級感はありませんが、コストパフォーマンスに優れています。

これらの床暖房対応フローリングは、メーカーによって様々な種類がありますので、専門業者に相談して最適なものを選ぶことが重要です。

施工業者選びと注意点

張り替え工事は、専門の業者に依頼することが重要です。特に床暖房がある場合は、床暖房システムに影響を与えないよう、熟練の技術を持つ業者を選ぶ必要があります。

施工前に、以下の点を必ず確認しましょう。

  • 床暖房システムの確認:床暖房の種類や配管状況を把握し、張り替えによる影響がないかを確認します。既存の床材の厚みと、新しいフローリング材の厚みを比較し、床暖房の熱が十分に伝わるように調整する必要があります。
  • 下地処理:既存のシートを完全に除去し、下地を丁寧に処理する必要があります。下地処理が不十分だと、新しいフローリングが剥がれたり、反ったりする原因となります。
  • 施工後の点検:施工後には、床暖房の動作確認を行い、問題がないことを確認しましょう。万が一、問題が発生した場合には、速やかに業者に連絡し対応してもらう必要があります。
  • 保証:施工内容や期間に関する保証内容を確認しましょう。万が一、不具合が発生した場合に備えて、しっかりとした保証体制のある業者を選びましょう。

費用と時間

LDKの広さにもよりますが、天然木への張り替え工事は、数十万円から数百万円の費用がかかります。また、工事期間も数日〜数週間かかる場合もあります。事前に予算とスケジュールを確認し、余裕を持って計画を進めましょう。

専門家の意見:建築士の義兄に相談を

ご質問者様は、建築士である義兄がいらっしゃいます。まずは義兄にご相談されることを強くおすすめします。義兄は、床暖房システムや適切なフローリング材、信頼できる施工業者選びについて、的確なアドバイスをくれるでしょう。

事例紹介:成功事例と失敗事例

成功事例:あるマンションオーナー様は、床暖房対応の複合フローリングを選び、専門業者に張り替えを依頼しました。施工後、天然木の温かさと床暖房の快適さを両立し、大変満足されています。

失敗事例:別のマンションオーナー様は、床暖房対応ではない無垢フローリングを選んだため、床暖房使用後に隙間が開いてしまいました。結果、再度張り替え工事が必要となり、追加費用と時間を要しました。

まとめ:天然木フローリングへの張り替えは可能、しかし準備が重要

新築マンションのLDKを天然木フローリングに張り替えることは、床暖房に対応した材料と施工を選べば可能です。しかし、費用や時間、そして専門業者選びなど、いくつかの注意点があります。建築士である義兄に相談し、適切な材料選び、信頼できる業者選び、そして施工後の点検まで、しっかりと準備を進めることで、理想の天然木フローリングを実現できるでしょう。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)