新築マンションのフローリングコーティングトラブル!水性と油性、そして法的措置について

今年の初めに新築マンションに引っ越しました。その時、引っ越し業者の紹介で、フローリングのコーティング(油性)をお願いしました。(幼い子供がいるため、傷がつかないように)最近になって、何箇所かはげてしまい(まだ住み始めて半年なので)フローリングした業者に見に来てもらうと、「油性ではなく、水性のコーティングなので、はげています」と言われました。引っ越し会社の営業は、油性の商品のチラシしか見せず、申込書にも油性の商品名がかかれています。(確認しなかった私も悪いとは思いますが)結局、営業マンにだまされたのかと思うと大変腹立たしいです。フローリング業者は、引っ越し会社に連絡して「対応します」と言いましたが、再度油性のコーティングを行うとなると、家具を全て移動させ、コーティングが乾くまで部屋には入れません。すごく、精神的にも肉体的にも大変だろうと思います。再度、コーティングしてもらうだけでは、納得がいきません。何か法的な手段とか取れるのでしょうか?

トラブル発生!水性コーティングのはがれと対応

新築マンションのフローリングに施したコーティングが剥がれてしまったとのこと、大変お困りだと思います。 引っ越し業者からの紹介で油性コーティングを依頼したにも関わらず、実際には水性コーティングが施工され、しかもそれが剥がれてしまったという状況は、消費者の立場からすれば納得いかないのも当然です。 このケースでは、契約内容と実際の施工内容に不一致があり、契約違反の可能性が高いと言えるでしょう。

契約内容と施工内容の食い違い:法的観点からの検討

まず、重要なのは契約書の内容です。契約書に「油性コーティング」と明記されている場合、引っ越し業者はその通りに施工する義務があります。 仮に、契約書に商品名が記載されていても、その商品が油性であることが明示されていなかったり、口頭での説明と食い違っていたりする場合も、問題となる可能性があります。

引っ越し業者の営業マンが油性のチラシしか見せず、申込書にも油性の商品名しか記載されていなかったという点も、重要な証拠となります。 これは、不実告知に当たる可能性があり、契約の無効を主張できる根拠となるかもしれません。

消費者契約法に基づく対応

日本の消費者契約法では、事業者による不当な勧誘行為や契約内容の不備に対して、消費者を保護する規定が設けられています。 今回のケースでは、以下の点が消費者契約法違反に該当する可能性があります。

  • 重要な事項の告知義務違反:水性コーティングであることを告知しなかった点。
  • 不実告知:油性コーティングであると誤解を与えるような行為をした点。
  • 説明義務違反:コーティングの種類や性能について十分な説明をしなかった点。

これらの点を踏まえ、引っ越し会社に対して、契約解除もしくは損害賠償を求めることができます。

具体的な法的措置

具体的な法的措置としては、以下の方法が考えられます。

  • 内容証明郵便による請求:まず、引っ越し会社に対して、契約内容と実際の施工内容の相違、不実告知、説明義務違反などを指摘し、契約解除もしくは損害賠償を請求する内容証明郵便を送付します。 この段階で、証拠となる契約書、チラシ、写真などを添付することが重要です。
  • 弁護士への相談:内容証明郵便を送付しても解決しない場合、弁護士に相談することをお勧めします。弁護士は、あなたの権利を主張し、交渉や訴訟手続きを支援してくれます。
  • 消費者センターへの相談:消費者センターは、消費者トラブルの相談窓口として、無料で相談を受け付けています。 専門家のアドバイスを受けることで、適切な対応策を見つけることができます。
  • 裁判:話し合いがまとまらない場合は、裁判を起こすことも可能です。裁判では、契約書、証言、専門家の意見などを証拠として提示する必要があります。

再コーティング以外の解決策

再度コーティングを行うことは、確かに精神的にも肉体的にも負担が大きいです。 そのため、再コーティング以外の解決策も検討すべきです。例えば、損害賠償として、コーティング費用だけでなく、家具移動費用、精神的苦痛に対する慰謝料などを請求することも可能です。

専門家の意見:インテリアコーティングの選び方

インテリアコーティングは、専門業者に依頼することが重要です。 業者選びの際には、以下の点に注意しましょう。

  • 複数の業者から見積もりを取る:価格や施工内容を比較検討します。
  • 施工実績を確認する:過去の施工事例や顧客からの評価を確認します。
  • 保証内容を確認する:施工後の保証期間や内容を確認します。
  • 契約内容をしっかり確認する:契約書の内容を丁寧に確認し、不明な点は質問します。
  • コーティングの種類を理解する:油性と水性、それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分のニーズに合ったコーティングを選びましょう。

まとめ:積極的な対応を

今回のトラブルは、残念ながら起こってしまった事実ですが、諦めずに積極的に対応することが重要です。 証拠をしっかり集め、弁護士や消費者センターに相談することで、適切な解決策を見つけることができるでしょう。 そして、今後のインテリア選びや業者選びにおいては、今回の経験を活かし、より慎重な対応を心がけましょう。

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