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新築マンションでのカビ問題:放置された半年間と不適切な対応
新築マンションで発生したカビ問題、そして建託会社の対応に不信感を抱いているとのこと、大変お辛い状況ですね。半年間も放置された上に、カビの除去方法も不適切なため、ご不安も当然だと思います。 専門家の立場から、この問題を分析し、具体的な対処法をご提案します。
問題点1:放置された半年間
まず、カビの発生から対応開始まで半年間も放置された点が大きな問題です。カビは放置すると、胞子が拡散し、健康被害(アレルギー性鼻炎、気管支喘息など)のリスクが高まります。特に、お子様のアレルギー性鼻炎の診断と関連している可能性も否定できません。建託会社には、迅速な対応と原因究明の義務があったと言えます。
問題点2:不適切なカビ除去方法
市販のカビキラーで拭き取る、という対応は、専門家から見て全く不適切です。カビの種類によっては、カビキラーが効かない場合もありますし、木材への影響も考慮しなければなりません。表面的な除去では、カビの根を取り除くことができず、再発のリスクが高いです。また、「キノコとかシイタケに使われる菌で体には無害」という説明も、科学的な根拠が示されていない限り、信用できません。 専門機関による検査と、適切な薬剤を用いた除去が必要不可欠です。
問題点3:建託会社の対応の甘さ
建託会社の対応は、誠意に欠けています。顧客の健康被害を軽視し、安易な対応で済ませようとしている印象を受けます。専門業者への依頼、原因究明、適切な補償など、顧客第一の姿勢が求められます。
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専門家の視点:カビの種類と健康への影響
カビは様々な種類があり、その毒性や健康への影響も様々です。今回のケースでは、見た目から黒カビの可能性が高いですが、「キノコの菌」という説明は、専門家の間ではまずありえません。 もし、本当にキノコの菌であったとしても、大量に発生している状態では、アレルギー反応や呼吸器系の症状を引き起こす可能性があります。
専門機関による検査で、カビの種類、胞子の濃度、健康への影響などを正確に把握することが重要です。その結果に基づいて、適切な除去方法、空気清浄、除菌などの対策を講じる必要があります。
具体的な対処法
1. **専門機関への依頼:** まず、信頼できる専門業者(カビ検査・除去業者)に依頼し、カビの種類と量を正確に調べてもらいましょう。検査結果を元に、建託会社に改めて適切な対応を求めることができます。
2. **証拠の確保:** カビの状況を写真や動画で記録しておきましょう。これは、建託会社との交渉において重要な証拠となります。
3. **建託会社との交渉:** 専門機関の検査結果を提示し、適切な補償(修繕費用、ホテル代、健康被害に対する補償など)を求めましょう。必要であれば、弁護士に相談することも検討してください。
4. **健康診断:** お子様だけでなく、ご家族全員で健康診断を受け、アレルギーや呼吸器系の疾患がないか確認しましょう。
5. **空気清浄機の活用:** 部屋の空気を清浄するために、高性能の空気清浄機を使用しましょう。HEPAフィルター付きのものがおすすめです。
6. **除菌・消臭:** 専門業者による除去後も、定期的に除菌・消臭を行い、カビの再発を防ぎましょう。
インテリアへの影響と対策
カビ被害は、インテリアにも大きな影響を与えます。壁紙や木材だけでなく、家具や衣類にもカビが生える可能性があります。被害を受けたインテリアは、専門業者に相談し、適切な処置を行いましょう。また、カビの再発を防ぐためには、室内の換気をよくし、湿度を適切に管理することが重要です。除湿機や換気扇を有効活用し、常に乾燥した状態を保つように心がけましょう。
まとめ:信頼できる建託会社を選び、適切な対応を
今回のケースは、建託会社の対応のずさんさが浮き彫りになりました。新築マンションであっても、カビ被害は起こりうるため、建託会社の対応能力やアフターサービス体制を事前に確認することが重要です。 専門家の意見を聞き、適切な行動をとることで、健康被害を防ぎ、安心して暮らせる環境を取り戻せるよう、頑張ってください。