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新築フローリングとワックス:正しいお手入れ方法
新築のお引越し、おめでとうございます!小さなお子様がいらっしゃるご家庭では、フローリングのお手入れは特に重要ですね。 引渡し時点でワックスが塗布されているとのことですが、そのワックスの種類や耐久性によってお手入れ方法も変わってきます。義母さんのアドバイスにある「毎日クイックルワイパーのワックスシート」について、詳しく見ていきましょう。
毎日ワックスシートはNG?正しい掃除方法
結論から言うと、毎日クイックルワイパーのワックスシートを使用するのはおすすめしません。
工務店さんが「一年くらい持つワックス」と言っているのは、一般的なウレタンコーティングやUVコーティングされたフローリングに施されている初期ワックスのことでしょう。これは、フローリングの保護を目的としたもので、毎日のワックス掛けは不要です。むしろ、毎日ワックスシートを使うことで、ワックスが過剰に付着し、かえって汚れやホコリの付着を招き、ベタつきや黒ずみの原因となる可能性があります。
また、補足で質問されている「ウェットシート→掃除機→ドライシート/ワックスシート」という順番も、適切ではありません。ウェットシートで拭いた後に掃除機をかけるのは、掃除機に水分が入り故障の原因となる可能性がありますし、拭き残しがあると、その上にワックスシートをかけてしまうことになり、汚れが閉じ込められてしまいます。
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正しいフローリング掃除のステップ
では、どのような順番で掃除すれば良いのでしょうか? お子様がいる家庭でも安心して行える、おすすめの掃除方法をご紹介します。
1. 乾拭き(または掃除機):まずは、ホコリやゴミをしっかりと除去します。掃除機を使う場合は、静電気が発生しにくいタイプを選ぶと、埃が舞い上がるのを抑えることができます。 また、マイクロファイバー素材のモップを使うのも効果的です。
2. 部分的な拭き掃除:必要に応じて、水拭きを行います。水拭きは、汚れがひどい部分にのみ行い、全体を拭く必要はありません。マイクロファイバークロスに、水または薄めた中性洗剤を含ませて拭き、その後乾拭きで仕上げます。
3. 定期的なワックスがけ:初期ワックスが剥がれてきたら、ワックスの塗り直しを検討しましょう。その際は、必ず既存のワックスを剥がしてから、新しいワックスを塗布してください。ホームセンターなどで、フローリング用のワックスが手軽に購入できます。
掃除機は埃を舞い上げる?
掃除機が埃を舞い上げるという懸念については、使用する掃除機の種類や、掃除方法によって大きく変わってきます。
* サイクロン式や、HEPAフィルター搭載の掃除機は、埃の舞い上がりを抑制する効果が高いです。
* 掃除する前に、事前に濡れた雑巾などで床を軽く拭いてから掃除機をかけると、埃の舞い上がりを抑えることができます。
専門家のアドバイス:フローリングの素材と適切なケア
フローリングの種類によって、最適なお手入れ方法は異なります。例えば、無垢材のフローリングは、ワックスがけの頻度やワックスの種類を選ぶ必要があります。専門業者に相談することで、より適切なアドバイスを受けることができます。
子供がいる家庭のためのフローリング保護対策
小さな子供がいる家庭では、どうしても傷や汚れがつきやすいものです。以下のような対策も有効です。
傷つきやすい箇所の保護
* マットやカーペットの活用:ダイニングテーブルや、子供がよく遊ぶ場所には、マットやカーペットを敷きましょう。
* 家具脚の保護:家具の脚に、フェルトなどの保護材を貼ることで、傷つきを防ぎます。
汚れ対策
* こまめな掃除:こまめに掃除をすることで、汚れがこびりつくのを防ぎます。
* すぐに拭き取る:飲み物などをこぼした場合は、すぐに拭き取ることでシミを防ぎます。
まとめ:安心安全なフローリングのお手入れで快適な生活を
毎日のお手入れは、乾拭きや部分的な拭き掃除で十分です。過剰なワックスがけはかえって逆効果となる可能性があります。初期ワックスの寿命が来たら、適切なワックスを選び、既存のワックスを剥がしてから塗り直しましょう。 大切なのは、フローリングの素材を理解し、適切な方法でお手入れをすることです。 疑問点があれば、専門業者に相談することも検討してみてください。 そうすることで、長く美しいフローリングを保ち、快適な生活を送ることができるでしょう。