新築を建てる際、クロス選びは重要なポイントです。種類が多く、それぞれに特徴があるため、迷ってしまうのも当然です。この記事では、天井と壁のクロス選び、そして質感の選び方について、白系を基調に解説します。
Contents
天井と壁、同じクロスを使うべき?
結論から言うと、天井と壁のクロスを必ずしも同じにする必要はありません。むしろ、異なるクロスを選ぶことで、空間の広がりや奥行きを演出できる場合があります。
同じクロスを使うメリット・デメリット
- メリット:統一感があり、すっきりとした印象になります。シンプルで落ち着いた空間を作りたい場合に最適です。施工も簡単でコストを抑えられます。
- デメリット:空間が単調になりがちです。天井が低く感じられたり、圧迫感を感じることがあります。デザイン性の高いクロスを使いたい場合、選択肢が狭まります。
異なるクロスを使うメリット・デメリット
- メリット:空間の広がりや奥行きを演出できます。天井を高く見せたり、壁のアクセントとしてデザイン性を高められます。様々なデザインや素材から選ぶことができます。
- デメリット:組み合わせによっては、まとまりのない印象になる可能性があります。色のバランスや質感の組み合わせを慎重に検討する必要があります。施工が複雑になる場合があり、コストが高くなる可能性があります。
具体的な例と選び方のポイント
例えば、天井に白系のシンプルなクロスを選び、壁には白系の少しだけ模様のあるクロスを選ぶことで、天井を高く見せつつ、壁にアクセントを加えることができます。逆に、天井に少しだけ色味のあるクロス、壁に白系のクロスを選ぶことで、落ち着いた空間を演出できます。
ポイント:天井と壁のクロスを選ぶ際は、全体のバランスを考慮することが重要です。明るさ、色味、模様などを考慮し、調和のとれた空間を目指しましょう。インテリア全体のスタイル(北欧風、モダン、シンプルなど)も踏まえてクロスを選ぶと、より統一感のある空間になります。
ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)
クロス質感の選び方:ツルツル、ザラザラ、ゴツゴツ
クロスには、ツルツルした質感のものから、ザラザラとしたもの、ゴツゴツとしたものまで、様々な種類があります。それぞれに特徴があり、空間の印象を大きく変えます。
ツルツルしたクロス
- 特徴:光沢があり、モダンでスタイリッシュな印象を与えます。汚れが拭き取りやすく、お手入れが簡単です。傷が目立ちやすいというデメリットもあります。
- おすすめ空間:キッチン、洗面所など水回り、玄関など。
ザラザラしたクロス
- 特徴:自然な風合いがあり、温かみのある空間を演出します。光沢がないため、傷が目立ちにくいというメリットがあります。凹凸があるため、汚れが付きやすいというデメリットもあります。
- おすすめ空間:リビング、寝室など。
ゴツゴツしたクロス(エンボス加工など)
- 特徴:立体感があり、デザイン性の高い空間を演出できます。凹凸が強く、汚れが付きやすいというデメリットがあります。また、光の反射が少ないため、部屋が暗く感じられる可能性があります。
- おすすめ空間:アクセントとして一部に使用。
白系クロスにおける質感の選び方
白系クロスは、どんな質感でも合わせやすいですが、部屋の広さや明るさ、インテリアスタイルによって最適な質感が異なります。
例えば、狭い部屋ではツルツルしたクロスを使うことで、光沢によって空間を広く見せる効果が期待できます。逆に、広い部屋ではザラザラとしたクロスを使うことで、温かみのある空間を演出できます。
専門家の意見:インテリアコーディネーターの山田先生によると、「白系のクロスを選ぶ場合、質感によって空間の印象が大きく変わるため、部屋の用途や雰囲気に合わせて選ぶことが重要です。サンプルを取り寄せて、実際に部屋に貼ったイメージを確かめることをおすすめします。」とのことです。
まとめ:理想の空間を実現するためのクロス選び
新築のクロス選びは、時間と労力を要する作業ですが、適切なクロスを選ぶことで、住む人の快適性や満足度を大きく向上させることができます。 この記事で紹介したポイントを参考に、理想の空間を実現するためのクロス選びに挑戦してみてください。
サンプルを取り寄せたり、ショールームに足を運んで実際に見て触れたりすることで、よりイメージを掴みやすくなります。 複数のクロスを比較検討し、ご自身の好みやライフスタイルに合ったものを選びましょう。