新築アパートの下水臭対策:原因究明と解決策

新築アパートの下水の匂いで困っています。新築のメゾネットタイプの賃貸アパートに住み始めて5ヶ月程経ちますが、1ヶ月前ほどから下水の匂いが酷くなりました。酷いのは、シンク下の扉を開けた時と二階の寝室の匂いです。二階の寝室は、はじめ何が臭いのかわからず、消臭スプレーをしたり消臭剤を置いたりしてみたものの改善されずにいたら、シンク下の悪臭と同じ匂いだということに気付き、下水の悪臭だとわかりました。匂いを辿ると、床の隅の方から匂うようです。排水溝の掃除もして、パイプの洗浄液も試し済みですが改善全くされません。トラップや床下の隙間なども確認済みで問題ないようなのですが、試しにこの間お椀型のトラップを外してみたら、風と共に物凄い悪臭が上がってきてリビング中に立ち込めました。(これは普通のことなのでしょうが、あまりにも匂いが酷い気がしました)普段一階は、シンク下は臭いもののキッチンもリビングもそんなに匂わないのですが(リビングは空気清浄機を常につけているので単にそのおかげでしょうか?)二階~階段は常にかなり臭いです。なぜ二階の部屋がすごく匂うのかもわかりません。ちなみに、リビングダイニングの真上が寝室という造りになっています。少しでも窓を開けて換気をしていればマシなのですが、これからエアコンを使う時期にもなり、年中窓を開けているわけにもいかず…何が原因なのか、どうしたら改善できるのか教えて頂きたいです。新築なのに、何か不備があるのでしょうか?業者さんや大家さんに相談するべきでしょうか?

新築アパートの下水臭の原因と解決策

新築アパートで下水臭が発生しているとのこと、大変お困りだと思います。 5ヶ月経過後に発生していることから、施工不良の可能性も考えられます。 まずは、原因を特定し、適切な対策を講じる必要があります。 以下、考えられる原因と解決策をステップごとに説明します。

1. 排水管の施工不良

新築アパートで下水臭が発生する最も可能性が高い原因は、排水管の施工不良です。 具体的には、以下の点が考えられます。

  • 排水管の勾配不足: 排水管の勾配が不足していると、水が流れにくくなり、そこに汚れが溜まり、悪臭の原因となります。特に、メゾネットタイプの場合、二階への排水管の勾配が重要です。
  • 排水管の接続不良: 排水管の接続部分に隙間があると、そこから下水ガスが漏れてきます。特に、床下を通る排水管の接続部は注意が必要です。
  • 通気管の不良: 排水管には通気管が接続されており、これが詰まったり、接続不良があると、負圧が発生し、下水臭が逆流してきます。二階に臭いが強いということは、通気管に問題がある可能性が高いです。
  • 排水トラップの不具合: シンクや洗面台の排水トラップは、下水ガスの逆流を防ぐ役割を果たしますが、破損や劣化、設置不良があると、効果を発揮しません。お椀型のトラップを外した際に強い臭いがしたとのことですので、トラップ自体に問題はない可能性が高いですが、念のため確認が必要です。

2. その他の原因

排水管以外に、以下の原因も考えられます。

  • 床下の湿気: 床下の湿気が原因で、カビが発生し、臭いの原因になっている可能性があります。
  • 配管の材質: 配管の材質によっては、経年劣化により臭いが発生しやすくなる場合があります。

3. 解決策

まず、大家さんまたは管理会社に連絡し、状況を説明することが重要です。 これは、賃貸契約上、大家さんまたは管理会社に修繕義務があるためです。 具体的な状況を説明し、写真や動画を撮って証拠として残しておくと、スムーズな対応に繋がります。

大家さんや管理会社が対応しない場合、または対応が遅い場合は、専門業者に相談することをお勧めします。 排水管の専門業者であれば、適切な調査を行い、原因を特定し、解決策を提案してくれます。 調査には、排水管カメラ検査などが用いられる場合があります。

自分でできる対策としては、以下のものがあります。

  • 定期的な排水溝の清掃: 排水溝に汚れが溜まると臭いの原因となりますので、定期的に清掃しましょう。重曹やセスキ炭酸ソーダなどを活用すると効果的です。
  • パイプ洗浄剤の使用: 市販のパイプ洗浄剤を使用することも有効です。ただし、使用方法をよく確認し、適切に使用しましょう。
  • 換気の徹底: 窓を開けて換気をしたり、換気扇を回したりすることで、臭いを軽減できます。 エアコンを使用する際は、定期的に換気をするようにしましょう。
  • 消臭剤の使用: 消臭剤は一時的な対策として有効ですが、根本的な解決にはなりません。

4. 専門家の視点

建築士や設備工事業者などの専門家は、排水管の勾配や接続状態、通気管の設置状況などを的確に判断できます。 特に、新築物件でこのような問題が発生している場合は、施工不良の可能性が高いため、専門家の意見を聞くことが重要です。 専門家に見てもらうことで、原因を特定し、適切な修理方法を提案してもらうことができます。

5. 事例

過去には、新築マンションで排水管の勾配不足が原因で下水臭が発生し、大規模な修繕工事を行った事例があります。 このような事例からも、早期の対応が重要であることがわかります。

まとめ

新築アパートの下水臭は、生活の質を大きく損なう問題です。 まずは大家さんや管理会社に連絡し、状況を説明しましょう。 それでも改善しない場合は、専門業者に相談し、原因を特定して適切な対策を講じる必要があります。 早めの対応が、快適な生活を取り戻すために重要です。 快適なインテリア空間を保つためには、住環境の整備も欠かせません。 今回の経験を活かし、今後の住まい選びやメンテナンスにも役立ててください。

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