新築アパートでもゴキブリは侵入する？侵入経路と予防策

新築アパートだからといって、ゴキブリの侵入を完全に防げるわけではありません。ゴキブリは驚くほど小さな隙間から侵入できるため、新築であっても完璧な対策が必要です。 特にワンルームの場合、キッチンと居住空間が一体化しているため、ゴキブリの活動範囲が広がりやすく、発見が遅れる可能性もあります。

ゴキブリの侵入経路

ゴキブリは、主に以下の経路から侵入します。

• 排水口：排水管の隙間から侵入するのが最も一般的です。特に、古い建物やメンテナンスが不十分な建物では、隙間が大きくなっている可能性があります。
• 窓やドアの隙間：わずかな隙間でも侵入できます。特に、窓枠やドア枠の劣化、建具の不具合は要注意です。
• 通気口：換気扇やエアコンの通気口からも侵入可能です。フィルターの設置や定期的な清掃が重要です。
• 荷物や家具：卵鞘や成虫が荷物や家具に付着して運ばれてくる可能性があります。中古の家具などを購入する際は、特に注意が必要です。
• 配管：壁の中を通る配管の隙間から侵入することもあります。

ゴキブリを寄せ付けないための具体的な対策

新築アパートであっても、ゴキブリ対策は非常に重要です。以下の対策を実践することで、ゴキブリの侵入と繁殖を防ぎましょう。

1. キッチン周りの徹底清掃

• こまめな清掃：調理後や食事後は、すぐにキッチンを清掃しましょう。特に、油汚れや食べこぼしはゴキブリのエサになります。
• 排水口の清掃：排水口はゴキブリの侵入経路になりやすいので、定期的に清掃しましょう。重曹や熱湯を使うと効果的です。市販の排水口クリーナーも活用しましょう。
• 生ゴミの処理：生ゴミは密閉できる容器に入れ、こまめに捨てましょう。ゴミ箱は清潔に保ち、ゴミ袋はしっかり縛りましょう。
• 食器の片付け：食器はすぐに洗い、乾燥させましょう。食べ残しや汚れはすぐに拭き取りましょう。

2. 侵入経路の遮断

• 窓やドアの隙間を塞ぐ：隙間テープやパッキンなどで、窓やドアの隙間を塞ぎましょう。特に、下部の隙間は注意が必要です。
• 排水口のトラップ：排水口にトラップを設置することで、ゴキブリの侵入を防ぐことができます。
• 通気口のフィルター：通気口にフィルターを設置することで、ゴキブリの侵入を防ぎます。定期的にフィルターを交換しましょう。

3. ゴキブリ駆除剤の設置

• ベイト剤：ゴキブリが好む餌に毒を混ぜたベイト剤は、効果的な駆除方法です。キッチンや排水口周辺などに設置しましょう。子供やペットの手の届かない場所に設置することが重要です。
• スプレー式殺虫剤：ゴキブリを発見した場合は、スプレー式殺虫剤を使用しましょう。使用時は、換気を十分に行い、使用方法をよく確認してから使用してください。

4. 定期的な専門業者への依頼

ゴキブリの駆除は、専門業者に依頼することも有効です。専門業者は、適切な薬剤を使用し、効果的にゴキブリを駆除してくれます。定期的な点検や予防処置を依頼することで、ゴキブリの発生を防ぐことができます。

専門家（害虫駆除業者）の視点

害虫駆除業者に話を聞くと、新築アパートであっても、建設資材にゴキブリの卵が混入していたり、近隣からの侵入があったりするケースがあるとのことです。そのため、新築だからといって安心せず、予防策を講じることは非常に重要です。また、ゴキブリは湿気を好むため、浴室や洗面所などの水回りも清掃を徹底することが大切です。

まとめ：継続的な努力がゴキブリ対策の鍵

ゴキブリ対策は、一度行えば終わりではありません。継続的な努力が必要です。上記の対策をしっかりと行い、定期的に点検することで、快適な住環境を保ちましょう。もしゴキブリを発見したら、すぐに駆除を行い、再発防止策を講じることをお勧めします。