新築の間取り相談:ウォークインクローゼットの位置と使い勝手

新築の間取りについて質問させていただきます。普通ウォークインクローゼット(WIC)は寝室と隣り合わせにとるものですか?現在の予定では、南側に寝室(7.5畳)、南東と西に子供部屋(5.25畳)、北側にWIC(3畳)です。寝室は和室で押入れには布団のみ収納、私物は全てWICに入れる予定なのですが…やはり不便でしょうか?

ウォークインクローゼットの位置:寝室隣接が一般的だが、必ずしも必須ではない

一般的に、ウォークインクローゼット(WIC)は寝室に隣接して配置されることが多いです。これは、寝室から直接アクセスできることで、着替えや衣類の出し入れがスムーズに行えるという利便性からきています。しかし、必ずしも寝室隣接が必須というわけではありません。 ご質問のように、寝室とWICが離れていても、工夫次第で快適な生活を送ることができます。

寝室とWICの位置関係のメリット・デメリット

寝室隣接型WICのメリットとデメリット、そして寝室から離れた位置にWICを配置した場合のメリットとデメリットを比較してみましょう。

寝室隣接型WIC

  • メリット: 寝室からのアクセスが容易で、朝の支度や就寝前の準備がスムーズ。衣類の出し入れが便利。
  • デメリット: 寝室の広さを圧迫する場合がある。寝室のレイアウトに制約が生じる可能性がある。プライバシーの観点から、家族以外へのアクセス制限が必要になる場合もある。

寝室非隣接型WIC

  • メリット: 寝室の広さを確保できる。寝室のレイアウトの自由度が高い。収納スペースを独立させることで、寝室をよりリラックスできる空間にできる。
  • デメリット: 寝室からWICへの移動が必要になり、多少不便を感じる可能性がある。衣類の出し入れの手間が増える可能性がある。

ご質問のプラン:北側に配置されたWICの使い勝手

ご質問のプランでは、寝室が南側に、WICが北側に配置されています。これは、必ずしも不便とは限りません。寝室が和室で押入れに布団のみ収納し、私物を全てWICに収納するという計画であれば、WICの容量が十分であれば問題ないでしょう。

不便を感じないための工夫

北側に配置されたWICを快適に使うための工夫として、以下の点を考慮してみてください。

  • 動線をスムーズにする: 寝室からWICへの動線を確保するために、廊下を広く確保したり、アクセスしやすい位置にWICを配置するなど、動線設計に工夫を凝らすことが重要です。例えば、寝室とWICの間に小さな通路を設けるなど。
  • 収納方法を工夫する: WIC内部の収納方法を工夫することで、効率的に収納できます。例えば、ハンガーラック、引き出し、棚などを適切に配置し、衣類の種類や量に合わせて収納スペースを確保しましょう。収納用品を活用することで、さらに収納効率を上げることができます。
  • 照明を工夫する: 北側に位置するため、日当たりが不足する可能性があります。そのため、十分な明るさを確保するために、照明器具の設置を検討しましょう。LED照明は省エネで明るく、おすすめです。
  • 空調を考慮する: WICは湿気がたまりやすい場所です。そのため、換気をよくしたり、除湿機を設置するなど、湿気対策をしっかりと行いましょう。また、季節に応じて適切な温度管理も必要です。
  • WICの広さを確認する: 3畳のWICが、ご家族全員の衣類や私物を収納するのに十分な広さかどうか、事前に確認しましょう。必要に応じて、収納家具の配置シミュレーションを行うと良いでしょう。収納量が多い場合は、もう少し広いWICを確保するか、他の収納スペースを確保する必要があります。

専門家の視点:インテリアコーディネーターの意見

インテリアコーディネーターの視点から見ると、WICの位置は、生活スタイルや家族構成によって最適な場所が異なります。寝室隣接が必ずしもベストとは限りません。今回のプランのように、寝室とWICが離れていても、適切な収納計画と動線設計を行うことで、不便なく快適に利用できます。重要なのは、収納量とアクセスしやすさのバランスです。

事例紹介

実際に、寝室から離れた場所にWICを配置し、快適に暮らしているご家庭も多くあります。例えば、廊下側にWICを配置し、各部屋からアクセスしやすいように設計することで、家族全員が使いやすく、かつ寝室のスペースを広く確保できるという事例があります。

まとめ:ご自身の生活スタイルに合わせた間取りを

ウォークインクローゼットの位置は、必ずしも寝室隣接である必要はありません。ご自身の生活スタイルや家族構成、収納量などを考慮し、最適な位置とサイズを選択することが重要です。今回のプランにおいても、適切な収納方法や動線設計、そして空調管理などを工夫することで、北側に配置されたWICを快適に利用できる可能性は十分にあります。 大切なのは、使い勝手の良い空間を設計することです。 間取り図をもう一度見直し、収納量や動線をシミュレーションしてみることをお勧めします。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)