新築の畳に日焼け跡?! 琉球風畳の変色と復元方法

新築に引っ越したのですが、畳の事で困っています。3階の日当たりの良い部屋の琉球風畳の上に段ボールや子供のおもちゃを2週間程置きっぱなしにしていました。今日整理をしていて、それをどかしてみると段ボールやおもちゃを置いていた場所が、くっきり濃く跡がついてしまっていました。ヘコミはありません。カーテンの手配がまだできておらず日当たりが良いので畳が焼けてしまって物を置いていた以外の所の色が薄くなっただけなのでしょうか。これをきれいに直す術はありますでしょうか。宜しくお願い致します

畳の変色の原因:日焼けと圧迫による色変化

新築のお住まいに引っ越されたばかりとのこと、おめでとうございます。しかし、せっかくの新しい畳に日焼け跡のような変色ができてしまったとのこと、ご心配ですね。ご質問にあるように、原因は大きく分けて2つ考えられます。

一つ目は、直射日光による日焼けです。3階の日当たりの良い部屋とのことですので、カーテンがない状態では、畳に強い紫外線が長時間当たっていた可能性が高いです。特に琉球風畳は、天然素材を使用しているため、紫外線による色褪せの影響を受けやすい傾向があります。日当たりの良い場所に長時間置かれたことで、畳の表面の色が薄くなっているのは、この影響と考えられます。

二つ目は、段ボールやおもちゃによる圧迫です。重たい物を2週間も置きっぱなしにしていたことで、畳の表面に圧力がかかり続けていました。これによって、畳の繊維が押しつぶされたり、変形したりすることで、置いていた部分だけが濃く色づいて見える現象が起こります。これは日焼けとは異なり、畳自体が変色したのではなく、圧力によって色の濃淡が変化したと考えられます。

畳の日焼けと圧迫跡の修復方法

では、これらの変色をどのように修復できるか、具体的な方法を見ていきましょう。残念ながら、完全に元通りにするのは難しい場合もありますが、目立たなくする方法はあります。

1. 日焼け対策:カーテンの設置と日除け対策

まず、根本的な解決策として、カーテンの設置が必須です。遮光性の高いカーテンを選び、直射日光を遮断することで、それ以上の変色を防ぎましょう。さらに、窓にブラインドやロールスクリーンを設置するのも効果的です。これにより、光を調整し、畳への紫外線ダメージを最小限に抑えることができます。

2. 圧迫跡の改善:畳の表面のケア

圧迫によって濃くなった部分は、残念ながら完全に元通りにするのは難しいです。しかし、以下の方法で目立たなくすることができます。

  • 乾拭き:柔らかい布で優しく乾拭きします。埃や汚れを取り除くことで、色の違いが少し目立たなくなる可能性があります。
  • 畳表のクリーニング:専門業者に依頼して畳表のクリーニングを行うのも一つの方法です。専門の機材と技術を用いて、畳の表面を丁寧に清掃することで、圧迫跡が目立たなくなる可能性があります。ただし、費用はかかります。
  • 部分的な張り替え:変色がひどい場合は、部分的に畳表を張り替えることを検討しましょう。費用はかかりますが、最も効果的な修復方法です。畳屋さんに見積もりを依頼し、費用と仕上がりを確認しましょう。

3. その他の対策:湿度と温度管理

畳の変色を防ぐためには、日焼け対策だけでなく、湿度と温度の管理も重要です。

  • 湿度:湿気が多いとカビが発生しやすくなり、畳の変色や劣化につながります。除湿機を使用したり、定期的に換気をすることで、湿度を適切に保ちましょう。
  • 温度:高温多湿は畳にとって良くありません。エアコンなどで室温を適切に管理し、直射日光を避けるようにしましょう。

専門家の意見:畳職人のアドバイス

畳の修復について、経験豊富な畳職人に話を聞いてみました。

「日焼けによる変色は、残念ながら完全に元に戻すのは難しいです。しかし、圧迫による変色は、クリーニングによってある程度目立たなくすることは可能です。ただし、ひどい場合は部分的な張り替えが必要になる場合もあります。早めの対処が重要です。気になる場合は、早めに畳屋さんに見てもらうことをお勧めします。」

まとめ:畳の美しさを保つために

新築の畳にできた変色は、日焼けと圧迫が原因である可能性が高いです。完全に元通りにするのは難しい場合もありますが、カーテンの設置、定期的な清掃、湿度・温度管理などを行うことで、今後の変色を防ぐことができます。ひどい場合は、畳職人に相談し、クリーニングや部分的な張り替えを検討しましょう。

今回の経験を活かして、今後は日当たりの良い場所には物を長時間置かないようにし、適切なケアを行うことで、美しい畳を長く保ちましょう。

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