新築の延べ床面積と車庫スペース:重量鉄骨住宅の事例と注意点

新築の延べ床面積について教えて下さい。重量鉄骨で、一階部分に車二台停められるスペースがあるのですが(その上は部屋です)延べ床面積に入るのでしょうか?? ちなみに用途は車庫ではなく庭です。

延べ床面積と車庫スペースの扱いについて

新築住宅の計画において、延べ床面積の算定は非常に重要です。延べ床面積は、建物のすべての床面積の合計であり、建築確認申請や住宅ローンの審査、固定資産税の算定などに影響します。 質問者様のように、重量鉄骨造で一階部分に車2台分のスペースがあり、その上に部屋がある場合、そのスペースが延べ床面積に含まれるかどうかは、そのスペースの用途によって異なります。

結論から言うと、質問者様のケースでは、車庫として利用しないにも関わらず、そのスペースは延べ床面積に含まれます。 用途が庭であっても、建築基準法上は「床面積」として扱われるためです。

延べ床面積に含まれる部分と含まれない部分

延べ床面積には、原則として建物のすべての床面積が含まれます。具体的には以下のものが含まれます。

  • 居室(寝室、リビング、ダイニングなど)
  • 浴室、トイレ、洗面所などの水回り
  • 廊下、階段
  • 車庫(質問者様のケースでは、庭として使用しているものの、構造上は車庫とみなされるため含まれます)
  • 納戸、クローゼットなどの収納スペース
  • バルコニー(一部例外あり)

一方、以下のものは延べ床面積に含まれません。

  • 外壁に面した庇(ひさし)
  • 高さ2m以下の軒
  • バルコニーの一部(建築基準法で定められた条件を満たす場合)

重量鉄骨住宅における延べ床面積の算定

重量鉄骨造住宅の場合も、延べ床面積の算定方法は他の構造の住宅と変わりません。 柱や梁などの構造体部分も含まれます。 質問者様のケースでは、車2台分のスペースは、屋根と壁で囲まれた空間であるため、たとえ庭として使用していても、延べ床面積に算入されます。

建築確認申請と延べ床面積の関係

延べ床面積は、建築確認申請において重要な要素となります。 延べ床面積によって、必要な手続きや基準が変わるため、正確な算定が必要です。 誤った申告は、建築確認申請の不承認や、後々トラブルにつながる可能性があります。

専門家への相談

延べ床面積の算定に不安がある場合は、建築士や不動産会社などの専門家に相談することをお勧めします。 彼らは、建築基準法や関連法規に精通しており、正確な延べ床面積の算定を支援してくれます。 特に、複雑な構造の住宅や、特殊な用途のスペースがある場合は、専門家のアドバイスを受けることが重要です。

事例:延べ床面積の算定でよくある誤解

例えば、地下室を居住スペースとして使用する場合、その面積も延べ床面積に含まれます。 また、吹き抜け部分も、その面積の半分程度が延べ床面積に算入される場合があります。 これらの点についても、建築士などに確認することをお勧めします。

具体的なアドバイス:延べ床面積を正確に把握する方法

  • 建築設計図書を確認する: 設計図書には、各部屋の面積が詳細に記載されています。 これらを合計することで、延べ床面積を正確に把握できます。
  • 建築士に確認する: 設計段階で建築士に延べ床面積について確認し、不明点を解消しておきましょう。
  • 建築確認申請書を確認する: 申請書には延べ床面積が記載されています。 申請後に確認することで、最終的な面積を確認できます。
  • 不動産会社に相談する: 不動産会社は、延べ床面積に関する豊富な知識を持っています。 購入検討段階で相談することで、誤解を防ぐことができます。

まとめ:延べ床面積の正確な把握が重要

新築住宅の計画において、延べ床面積の正確な把握は非常に重要です。 建築確認申請、住宅ローン、固定資産税など、様々な場面で影響するため、不明な点があれば、専門家への相談を検討しましょう。 質問者様のケースでは、車庫として使用していなくても、そのスペースは延べ床面積に含まれることを理解しておきましょう。 正確な情報に基づいて、快適な住まいづくりを進めてください。

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