新築の床選び:1階LDKと2階寝室の色の調和

家を新築するにあたり、床の色を考えています。2階建てで1階のLDKが対面キッチンの14畳と狭いです。LDKの床は、シカモアかハードメイプルにしようかと考えています。(床材はライブナチュラル)白すぎるのも落ち着かなそうで不安なのですが、白い方が広く感じるとの事なので。2階は寝室のみブラックウォルナット、2階の他の部屋の床はまだ決めていません。1FのLDKが白っぽい床で、2Fの寝室が黒っぽい床と両極になってしまうのですが、それに繋がる廊下や階段というのは、中間色位いが自然でしょうか?又はどちらかに合わせた方が良いでしょうか?

1階LDKの床材:シカモアとハードメイプルの比較

14畳のLDKという限られた空間では、床の色選びが空間の広さや印象を大きく左右します。シカモアとハードメイプルはどちらも明るい色合いの床材として人気がありますが、微妙な色の違いや質感の違いによって空間の印象が大きく変わってきます。

シカモアの特徴

シカモアは、比較的明るい色合いで、木目が穏やかで上品な印象を与えます。やや黄みがかかったアイボリー系の色味で、温かみのある空間を演出したい場合に適しています。白すぎず、落ち着きのある明るさを求めるなら良い選択肢と言えるでしょう。

ハードメイプルの特徴

ハードメイプルは、シカモアに比べてより白に近い色合いで、より明るく、清潔感のある空間を演出します。木目は比較的はっきりとしており、シャープな印象を与えます。ただし、白すぎることで落ち着かない印象になる可能性も考慮する必要があります。

1階LDKに最適な床材の選び方

14畳のLDKという限られた空間を広く見せるためには、明るい色の床材を選ぶことが効果的です。しかし、白すぎる床材は、かえって落ち着かない印象を与えてしまう可能性があります。そこで、シカモアとハードメイプルを比較検討する際には、以下の点を考慮しましょう。

  • 明るさ:シカモアはやや黄みがかかったアイボリーで、ハードメイプルは白に近い色味です。白すぎるのが不安であれば、シカモアの方が安心でしょう。
  • 木目:シカモアは穏やかな木目、ハードメイプルは比較的はっきりとした木目です。木目の存在感をどの程度出したいかで選びましょう。
  • 家具との調和:既存の家具やこれから購入予定の家具の色との調和も考慮しましょう。明るい色の床材は、様々な色の家具と合わせやすい反面、家具の存在感が薄れてしまう可能性もあります。
  • 採光:LDKの窓の大きさや向き、日当たりなども考慮しましょう。日当たりが良いLDKであれば、やや暗めのシカモアでも十分明るく感じられる可能性があります。

2階寝室のブラックウォルナットと全体の調和

2階寝室のブラックウォルナットは、重厚感があり落ち着いた雰囲気を演出します。1階LDKの明るい床材と対照的な色合いですが、それがかえって家の個性となり、メリハリのある空間構成に繋がります。

廊下と階段の色選び:中間色か統一感か

1階LDKの明るい床と2階寝室の暗い床材を繋ぐ廊下と階段は、中間色にするか、どちらかに合わせるかが重要なポイントです。

中間色を選ぶメリットとデメリット

中間色を選ぶことで、1階と2階の色調のギャップを緩和し、スムーズな空間の繋がりを実現できます。しかし、中間色を選ぶと、どちらの階とも中途半端な印象になり、全体の統一感が損なわれる可能性もあります。

どちらかに合わせるメリットとデメリット

1階LDKの色に合わせれば、広々とした空間の印象を維持できます。しかし、2階寝室との色の差が大きくなり、空間の繋がりが弱まる可能性があります。逆に、2階寝室の色に合わせれば、落ち着いた雰囲気を維持できますが、1階LDKの広さが狭く感じられる可能性があります。

最適な色選びのポイント

廊下と階段の色選びにおいては、以下の点を考慮しましょう。

  • 全体のデザインコンセプト:家のデザインコンセプト全体を考慮し、廊下と階段の色が全体の調和を乱さないようにしましょう。例えば、モダンなデザインであれば、グレー系の床材が適しているかもしれません。
  • 素材感:床材の素材感も考慮しましょう。木製の床材であれば、1階と2階で同じ素材を使うことで、統一感を出すことができます。
  • 採光:廊下や階段の採光状況も考慮しましょう。暗い廊下や階段には、明るい色の床材を選ぶことで、空間を明るくすることができます。

専門家の意見:インテリアコーディネーターのアドバイス

インテリアコーディネーターの視点から見ると、1階と2階の床の色を対比させることで、それぞれの空間の個性を際立たせることができます。ただし、急激な色の変化は、空間のつながりを悪くする可能性があるため、廊下や階段で色の移行をスムーズに行うことが重要です。例えば、1階LDKをシカモア、廊下をライトブラウン、階段をミディアムブラウン、2階寝室をブラックウォルナットと徐々に色を変化させることで、自然な空間の流れを作ることができます。

まとめ:バランスと調和を重視した床選び

新築の床選びは、家の雰囲気を大きく左右する重要な要素です。今回のケースでは、1階LDKの明るさと2階寝室の重厚感を両立させるために、廊下と階段の色選びが鍵となります。中間色を選ぶか、どちらかに合わせるかは、家のデザインコンセプトや採光状況、そして、ご自身の好みを総合的に判断して決定しましょう。様々な床材のサンプルを取り寄せ、実際に見て触れて、ご自身の目で確かめることをお勧めします。 専門家の意見を参考にしながら、バランスと調和を重視した床選びを行い、快適で素敵な住空間を実現してください。

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