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新築床材選びの悩み:DAIKEN「日本の樹 銀杏」製造中止からの代替案検討
新築住宅の床材選びは、住まいの雰囲気を大きく左右する重要な要素です。お気に入りの床材が製造中止となり、代替案を探さなければならない状況は、非常に残念でストレスフルな体験でしょう。 今回のご相談では、DAIKEN「日本の樹 銀杏」からウッドワン コンビッドグラードプラスへの変更、そしてサクラ(カバノキ)への絞り込みという状況です。 白っぽい床材で、かつ耐久性も重視されているとのこと。一つずつ丁寧に見ていきましょう。
①サクラ(カバノキ)床材の使用感:木目、色ムラ、経年変化について
サクラ(カバノキ)は、淡いピンクがかったベージュから、ほぼ白色に近いものまで、色合いにバリエーションがあります。木目は比較的穏やかで、極端に目立つような激しい模様はありません。しかし、全く木目が無いわけではありません。個体差はありますが、節や色ムラは多少見られる可能性があります。これは天然木の特性であり、むしろそれが自然な風合いを生み出しているとも言えます。 木目の目立ち方は、使用する板の幅や、仕上げ方(塗装の種類など)によっても大きく変わります。 幅広の板材を使用すると木目が強調され、逆に細幅の板材や、塗装によって木目を抑える仕上げにすることで、より落ち着いた印象になります。 ショールームなどでサンプルを確認し、実際にどのような木目か、ご自身の目で確かめることをお勧めします。 経年変化については、直射日光の当たる場所では、多少の色褪せが起こる可能性があります。しかし、室内であれば、劇的な変化は少なく、むしろ年月を重ねるごとに、落ち着いた深みのある色合いに変化していくのが特徴です。 これは、天然木ならではの経年変化であり、味わいとして楽しむ方も多いです。
②サクラ(カバノキ)と白系のインテリア:相性とナチュラル感
キッチンや建具が白色の場合、サクラ(カバノキ)の床材は非常に相性が良いでしょう。サクラ(カバノキ)は、白系のインテリアに自然な温かみを添えてくれます。 白一色の空間は、少し殺風景に感じられることもありますが、サクラ(カバノキ)の優しい色合いと木目は、空間に奥行きと柔らかさを与え、よりリラックスできる空間を演出します。 「ナチュラル感」については、確かにサクラ(カバノキ)は、人工的な素材よりも自然な雰囲気を醸し出します。しかし、白に近い色合いであるため、他の素材と組み合わせることで、様々なインテリアスタイルに合わせることができます。 例えば、白を基調としたシンプルな家具や、北欧風のデザインの家具とも相性抜群です。
③ウッドワン コンビッドグラードプラス以外の白っぽい床材のおすすめ
ウッドワン コンビッドグラードプラス以外にも、白っぽい床材は数多く存在します。 耐久性と自然な素材感を重視するならば、以下のような選択肢も検討してみてください。
おすすめ床材:メーカーと特徴
* **DAIKEN(ダイケン):** 「ハピアフロア」シリーズなど、白系の色合いの床材が豊富です。 耐久性にも優れており、様々なデザインがあります。 製造中止になった「日本の樹 銀杏」に代わる選択肢として、改めて検討してみるのも良いでしょう。 * **Panasonic(パナソニック):** 「ベリティスフロアー」シリーズは、デザイン性と機能性を両立した床材です。 傷つきにくく、お手入れも簡単です。 白系の色合いも充実しています。 * **LIXIL(リクシル):** 「ラシッサDフロア」シリーズなど、様々なデザインと色合いの床材を提供しています。 耐久性とデザイン性のバランスが良い製品が多いです。
床材選びのポイント:素材と仕上げ
* **無垢材:** 天然木の風合いを最大限に活かした素材です。 経年変化を楽しめる一方、傷つきやすく、メンテナンスが必要になります。 * **無垢フローリング:** 天然木をそのまま使用したフローリングです。 高級感があり、温かみのある空間を演出できます。 * **突板フローリング:** 表面に薄い天然木の板を貼ったフローリングです。 無垢材に比べて価格が抑えられ、メンテナンスも容易です。 * **複合フローリング:** 天然木と合板を組み合わせたフローリングです。 耐久性が高く、価格も比較的安価です。
専門家の視点:インテリアコーディネーターのアドバイス
インテリアコーディネーターの視点から見ると、床材選びは、全体のインテリアデザインを決定づける重要な要素です。 サクラ(カバノキ)は、白を基調としたインテリアに自然な温かみをプラスし、落ち着きのある空間を演出するのに適しています。 しかし、最終的な決定は、ご自身の好みやライフスタイル、そして他のインテリアとの調和を考慮して行うべきです。 ショールームに足を運び、実際にサンプルを見て触れてみることで、より良い選択ができるでしょう。
まとめ:理想の床材を見つけ、快適な住まいを実現しましょう
新築住宅の床材選びは、時間と労力を要する作業ですが、快適な住まいを実現するためには欠かせないステップです。 今回のご相談のように、予期せぬ事態が発生することもあります。 しかし、様々な選択肢を検討し、ご自身の理想に合った床材を選ぶことで、満足度の高い住まいを実現できるはずです。 この記事が、皆様の床材選びの参考になれば幸いです。