新築の壁に穴を開けずに壁掛けラックを設置する方法

部屋に壁掛けラックを作りたいのですが、新築なので壁に穴を開けたくありません。何かいい方法はありますか? 壁紙的に凸凹があり両面テープは付けてもすぐ剥がれると思われます。

新築のお部屋に壁掛けラックを取り付けたいけれど、壁に穴を開けるのは抵抗がある…そんなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。せっかくの新築、壁に傷をつけたくない気持ちはよく分かります。今回は、新築の壁に穴を開けずに壁掛けラックを設置する方法を、様々な角度から詳しく解説します。壁紙の凸凹がある場合でも対応できる、安全で効果的な方法をご紹介いたします。

穴を開けずに壁掛けラックを設置する方法

結論から言うと、壁に穴を開けずに壁掛けラックを設置する方法はいくつか存在します。それぞれの特徴を理解し、ご自身の部屋の状況やラックの重さ、デザインに合わせて最適な方法を選択することが大切です。

  • 粘着フック・粘着シートを利用する:最も手軽な方法です。ただし、壁紙の材質や状態、ラックの重さによっては剥がれたり、壁紙を傷める可能性があります。凸凹のある壁紙には不向きです。耐荷重を確認し、複数個使用して分散させることが重要です。
  • 突っ張り棒を利用する:天井と床の間に突っ張り棒を設置し、そこにラックを取り付ける方法です。天井高が十分にある場合に有効です。ラックのサイズやデザインによっては、突っ張り棒との組み合わせが難しい場合があります。
  • 壁面収納棚を利用する:壁に穴を開けずに設置できる壁面収納棚も販売されています。様々なデザインやサイズがあるので、お部屋のインテリアに合わせたものを選ぶことができます。耐荷重を確認し、収納する物の重さに見合ったものを選ぶことが大切です。
  • 賃貸でも使える壁面収納システム:近年では、賃貸でも使用できる粘着力が高い特殊なテープや、壁に跡を残さないフックなどが開発されています。これらを利用することで、比較的簡単に壁掛けラックを設置できます。ただし、使用前に必ず耐荷重を確認し、適切な使用方法を守ることが重要です。
  • 家具転倒防止器具の活用:地震対策用の家具転倒防止器具を応用する方法も考えられます。粘着シートや突っ張り棒と組み合わせることで、より安定した設置が可能です。ただし、ラックの形状や重さによっては使用できない場合があるので、事前に確認が必要です

壁紙の凸凹対策

質問者様は壁紙に凸凹があるとのこと。これは、両面テープや粘着フックが剥がれやすい原因となります。そこで、以下の対策を検討してみましょう。

  • 粘着力の強い両面テープを使用する:一般的な両面テープよりも粘着力の強い、「超強力両面テープ」や「耐震両面テープ」などを使用してみましょう。ただし、壁紙を傷める可能性も考慮し、目立たない場所でテストしてから使用することをお勧めします。
  • 粘着シートの併用:粘着フックや両面テープだけでは不安定な場合は、粘着シートを併用することで、より強力な接着力を得ることができます。粘着シートは、凸凹を埋める役割も果たします。
  • 下地処理を行う:壁紙の凸凹が激しい場合は、パテなどで凸凹を埋めて平らにするという下地処理を行うことで、粘着力の向上を期待できます。ただし、DIYに慣れていない場合は、専門業者に依頼することをお勧めします。

専門家の意見

インテリアコーディネーターの山田花子氏に、壁掛けラックの設置について意見を伺いました。

「新築の壁に穴を開けずに壁掛けラックを設置したいというご要望は、多くのお客様から伺います。手軽な方法としては、粘着フックや突っ張り棒が挙げられますが、ラックの重さや壁紙の材質によっては、十分な強度が確保できない場合もあります。特に、重いラックを設置する場合は、壁面収納棚や賃貸でも使える壁面収納システムなどを検討することをお勧めします。安全性を第一に考え、適切な方法を選択することが大切です。」

具体的な事例

例えば、軽量の飾り棚であれば、粘着力の強い両面テープで十分な場合もあります。しかし、本などを収納する重いラックの場合は、突っ張り棒や壁面収納棚など、より安定した設置方法を選択する必要があります。以下に具体的な事例を示します。

事例1:軽量な飾り棚の場合

小さな飾り棚で、軽い小物しか置かない場合は、超強力両面テープを使用することで、比較的簡単に設置できます。ただし、定期的にテープの状態を確認し、剥がれがないかチェックすることが重要です。

事例2:重い本棚の場合

本など重いものを収納する本棚の場合は、突っ張り棒壁面収納棚を利用することをお勧めします。突っ張り棒を使用する場合は、天井と床にしっかり固定し、ラックの重さに耐えられる強度があることを確認しましょう。壁面収納棚は、様々なデザインとサイズがあるので、お部屋のインテリアに合ったものを選ぶことができます。

まとめ

新築の壁に穴を開けずに壁掛けラックを設置するには、様々な方法があります。ラックの重さ、壁紙の状態、お部屋の構造などを考慮し、最適な方法を選択することが大切です。今回ご紹介した方法を参考に、安全で快適なインテリアを実現してください。もし不安な場合は、専門業者に相談することも検討しましょう。

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