新築の和室と寝室のインテリア:長押とカーテンについて

新築を考えていますが、今の和室は長押を余りつけないで畳部屋と言う感覚だそうですが(建築家談)おかしくないでしょうか?それとも安上がりのためでしょうか?それと寝室の和室はカーテンが良いそうですがいかがですか?

和室の長押:本当に必要?その役割とデザイン

新築の和室を計画されているとのこと、おめでとうございます!建築家の方から「長押をあまりつけないで畳部屋」という提案を受け、不安に感じられているようですね。確かに、伝統的な和室には長押がつきものです。しかし、現代の住宅事情やデザインの考え方によっては、長押がない和室も十分に成立します。

まず、長押の役割について考えてみましょう。長押は、掛け軸や飾り棚などを掛けるための機能的な要素です。しかし、現代の住宅では、掛け軸を飾る機会は減り、収納もクローゼットや押入れが主流となっています。そのため、長押の存在意義が薄れているという見方もできます。

建築家の方の提案が「安上がり」のためかどうかは断定できません。しかし、長押を取り付けるには、材料費と工賃が必要になります。長押を省略することで、コスト削減につながる可能性はあります。しかし、それ以上に、デザイン上の意図がある可能性が高いと考えられます。

長押がないことで生まれるメリット

  • すっきりとした空間:長押がないことで、壁面がすっきりし、よりモダンで洗練された印象になります。特に、シンプルなデザインの和室を目指す場合、長押は邪魔になる可能性があります。
  • 空間の広がり:長押がないと、視覚的に空間が広がりを感じさせる効果があります。特に、狭い和室の場合、長押を省略することで圧迫感を軽減できます。
  • 自由度の高いインテリアコーディネート:長押がないことで、壁面を自由に活用できます。絵画や写真などを自由に飾ったり、壁掛け照明を取り付けたりと、インテリアの自由度が高まります。

長押を省略する場合の代替案

  • 壁面収納:壁に埋め込むタイプの収納を設置することで、収納機能を確保できます。
  • 飾り棚:床置きタイプの飾り棚を設置することで、小物を飾るスペースを確保できます。
  • フック:壁にフックを取り付けることで、コートやバッグなどを掛けることができます。

長押の有無は、ご自身のライフスタイルやインテリアの好み、そして全体の空間デザインとの調和によって判断するべきです。建築家の方とじっくり話し合い、ご自身が納得できる結論を導き出すことが重要です。写真や図面を用いて具体的なイメージを共有し、代替案についても検討してみましょう。

寝室の和室にカーテンは適切?

寝室の和室にカーテンが良いかどうかは、いくつかの要素を考慮する必要があります。

カーテンのメリット

  • プライバシーの保護:外からの視線を遮断し、プライバシーを守ることができます。
  • 光量の調整:遮光カーテンを使用すれば、光を完全に遮断し、睡眠の質を高めることができます。レースカーテンを使用すれば、柔らかな光を取り込みながらプライバシーを守ることができます。
  • 断熱効果:厚手のカーテンを使用することで、保温効果を高め、冬場の暖房効率を向上させることができます。
  • 防音効果:厚手のカーテンは、外部の音を軽減する効果も期待できます。
  • デザイン性:様々なデザインや素材のカーテンがあり、お部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができます。

カーテンのデメリット

  • 掃除の手間:定期的な掃除が必要になります。
  • コスト:カーテンレールやカーテン自体の費用がかかります。
  • 空間の圧迫感:厚手のカーテンや色の濃いカーテンを使用すると、空間が狭く感じられる可能性があります。

和室に合うカーテン選び

和室にカーテンを取り入れる場合は、素材や色柄に注意しましょう。麻や綿などの天然素材のカーテンは、和室の雰囲気に良く合います。また、ベージュやアイボリーなどの淡い色や、落ち着いた色合いの柄を選ぶと、和室の空間に自然と溶け込みます。ただし、柄が派手すぎると、和室の落ち着いた雰囲気を損なう可能性があるので注意が必要です。

カーテン以外の選択肢

  • ロールスクリーン:コンパクトに収納でき、操作も簡単です。和室にも合うシンプルなデザインも多いです。
  • ブラインド:光量の調整が細かくでき、掃除も比較的簡単です。木製ブラインドは和室に合う素材です。
  • 障子:伝統的な和室の雰囲気を重視するなら、障子が最適です。光を通しつつプライバシーも守ることができます。

寝室の和室の窓の大きさ、採光状況、そしてご自身の好みを考慮して、最適な窓装飾を選びましょう。専門のインテリアコーディネーターに相談してみるのも良い方法です。彼らは、あなたのニーズや予算に合わせて、最適な提案をしてくれるでしょう。

和室の長押と寝室のカーテン選びは、新築における重要なインテリアの決定事項です。じっくりと時間をかけて、ご自身にとって最適な選択をしてください。

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