新築のフローリングの反響音対策:赤松無垢材の部屋で快適な空間を実現

新築のフローリングの部屋がすごい反響音です。1月中旬に引き渡し予定の新築の家を見学に行きました。和室は気にならないのですが、リビングなどフローリングの部屋はまるで洞窟にでもいるような反響音です。床は赤松の無垢材で壁や天井は20mmぐらいの石膏ボードの上に壁紙が貼ってあります。それぞれの材質が硬いから反響していると思うので、家具やカーテンなどをつければ収まると思うのですが不安で・・・収まりますよね?

赤松無垢材と反響音の関係性

新築のお住まい、おめでとうございます!赤松無垢材の美しいフローリングは魅力的ですが、反響音が気になるのは大きな問題ですね。ご心配されている通り、赤松無垢材、石膏ボード、壁紙といった硬質な素材が組み合わさった空間では、音の反射が大きく、反響音が発生しやすい環境となっています。しかし、ご安心ください。家具やカーテンなどの配置によって、効果的に反響音を軽減することは十分可能です。

反響音を軽減する具体的な対策

反響音対策は、大きく分けて「吸音」と「拡散」の2つのアプローチがあります。

1. 吸音対策:音を吸収して反響を減らす

吸音とは、音のエネルギーを熱エネルギーに変換して吸収することです。反響音を減らす最も効果的な方法です。具体的な対策としては以下の通りです。

  • カーテン:厚手のカーテンは優れた吸音効果を発揮します。特に、遮光カーテンやドレープ性の高いカーテンは効果的です。リビングだけでなく、窓のない壁面にもカーテンを取り付けることで、より効果を高めることができます。素材としては、ベルベットや厚手の織物などがおすすめです。
  • カーペット:フローリングにカーペットを敷くことで、直接床に音が当たるのを防ぎ、吸音効果を高めます。特に、厚みのあるパイルカーペットは効果的です。面積が広いリビング全体に敷くだけでなく、ソファやテーブルの下など、ポイント的に敷くだけでも効果があります。
  • ラグ:カーペットほど大掛かりにしたくない場合は、ラグを敷くのも良い方法です。デザインや素材も豊富なので、インテリアに合わせて選ぶことができます。面積の広いリビングでは、複数のラグを組み合わせて敷くのも効果的です。
  • ソファ:布張りのソファは、その形状と素材から優れた吸音効果があります。特に、背もたれや座面が厚みのあるものは効果的です。ソファの配置も重要で、壁際に置くよりも、部屋の中央に配置する方が、より効果的に吸音できます。
  • 家具:本棚や収納家具なども、ある程度の吸音効果があります。特に、布や木製の家具は効果的です。ただし、家具の配置によっては、かえって反響を増幅させる場合もあるので、配置には注意が必要です。
  • 吸音パネル:専門店で販売されている吸音パネルは、高い吸音効果が期待できます。デザインも豊富なので、インテリアに合わせやすいものが選べます。壁や天井に取り付けることで、効果的に反響音を軽減できます。特に、壁の一部分に配置するだけでも効果があります。
  • 観葉植物:観葉植物は、葉の表面積が広く、空気中の音を吸収する効果があります。ただし、吸音効果は限定的なので、他の吸音対策と併用することが重要です。

2. 拡散対策:音を分散させて反響を弱める

拡散とは、音を様々な方向に分散させることで、特定の場所に音が集中するのを防ぐことです。吸音だけでは解決できない場合に効果を発揮します。

  • 間仕切り:リビングの一部を間仕切りすることで、空間を分割し、反響音を軽減することができます。パーテーションやスクリーンなど、様々な種類がありますので、インテリアに合わせて選ぶことができます。
  • 棚や飾り棚:本棚や飾り棚は、音を分散させる効果があります。デザイン性の高い棚を選ぶことで、インテリアのアクセントにもなります。
  • 壁掛けアート:壁に絵画や写真などを飾ることで、音を分散させる効果があります。また、視覚的なアクセントにもなります。

専門家の意見:音響設計士のアドバイス

音響設計の専門家によると、赤松無垢材のフローリングと石膏ボードの壁・天井の組み合わせは、反響しやすい環境であることは事実です。しかし、適切な吸音・拡散対策を行うことで、十分に快適な空間を実現できます。特に、カーテンやカーペットなどの布製品は、コストパフォーマンスに優れた効果的な対策です。また、吸音パネルなどの専門的な製品を使用することで、より高い効果が期待できます。

実践的なステップ

1. 優先順位を決める:まず、どの程度の音響改善が必要なのかを判断します。完全に静寂を求めるのか、ある程度の反響は許容できるのかによって、対策の優先順位が変わります。
2. 予算を設定する:カーテンやカーペットなど、比較的安価な対策から始めることも可能です。予算に合わせて、段階的に対策を進めていくことができます。
3. 効果を検証する:対策を実施した後、実際に部屋で音を聞いて、効果を確認しましょう。必要に応じて、対策を追加したり、調整したりします。

まとめ

新築の赤松無垢材のフローリングによる反響音は、適切な対策によって十分に軽減可能です。カーテン、カーペット、ソファなどの家具、吸音パネルなどを効果的に組み合わせることで、快適な生活空間を実現できます。まずは、予算と優先順位を決め、段階的に対策を進めていくことをおすすめします。専門家の意見を参考にしながら、理想の空間を手に入れてください。

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