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台風・異常気象対策としてのシャッター:必要性とメンテナンス
新築におけるシャッターの設置は、防犯対策だけでなく、近年増加する台風や異常気象への備えとして非常に重要な検討事項です。ご質問にあるように、治安の良い地域であっても、自然災害への対策は不可欠です。
まず、シャッターの錆や故障についてですが、使用頻度が低い場合でも、定期的なメンテナンスは必要です。特に、海岸部など塩害の影響を受けやすい地域では、より注意が必要です。
シャッターのメンテナンス方法
* 定期的な清掃: ホコリや汚れを落とすことで、錆の発生を防ぎます。少なくとも年に1~2回は、ブラシや高圧洗浄機を使って清掃しましょう。
* 潤滑油の塗布: 可動部分に潤滑油を塗布することで、スムーズな開閉を維持し、故障を予防します。
* 点検: 動作に異常がないか、定期的に点検を行いましょう。異音や動きが渋い場合は、専門業者に点検・修理を依頼しましょう。
これらのメンテナンスを怠ると、錆や故障につながり、いざという時にシャッターが作動しなくなる可能性があります。そのため、使用頻度が低くても、定期的なメンテナンスは必須です。
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2階シャッターの必要性:吹き抜け窓と飛来物対策
2階へのシャッター設置は、吹き抜け窓の存在や、飛来物のリスクを考慮する必要があります。吹き抜け窓がある場合、その部分はシャッターを設置できないため、他の窓への対策が重要になります。
2階への飛来物対策
* ベランダの柵(壁): 既にベランダに柵や壁があるとのことですが、その高さや強度を確認しましょう。強風で飛来物が乗り越える可能性も考慮し、必要であれば補強を検討しましょう。
* 強化ガラス: 飛来物による破損リスクを軽減するために、強化ガラスの使用を検討しましょう。強化ガラスは通常のガラスよりも強度が高く、割れても小さな破片になるため、ケガのリスクを低減できます。
* シャッターの設置: 吹き抜け窓以外に、寝室や子供部屋の窓にシャッターを設置することで、飛来物から室内を守る効果を高めることができます。特に西側に面した窓は、強風や飛来物のリスクが高いと考えられます。
西道路で、南側に洋瓦の家がある場合、隙間風による影響も考慮する必要があります。強風によって瓦などが飛来する可能性も考えられますので、2階へのシャッター設置も検討すべきでしょう。
シャッターの種類と費用:強化ガラスとの比較
シャッターの種類には、様々なものがあります。防犯性を重視するなら、電動シャッターや、より頑丈な素材のシャッターを選ぶことも可能です。しかし、台風・異常気象対策のみを目的とするなら、コストパフォーマンスの良いものを選択することが重要です。
強化ガラスとの比較
強化ガラスは、シャッターに比べて初期費用が安価です。しかし、台風や強風による衝撃には、シャッターの方が効果的です。強化ガラスは、飛来物による破損を防ぐ効果はありますが、強風による圧力には耐えられない可能性があります。
費用を抑えるための工夫
* 設置場所の選定: 特にリスクの高い窓にのみシャッターを設置することで、費用を抑えることができます。
* シャッターの種類: 電動シャッターではなく、手動シャッターを選択することで費用を抑えることができます。
* 素材の選定: 高価な素材ではなく、コストパフォーマンスの良い素材を選択することで費用を抑えることができます。
シャッターの見た目と全体のバランス
シャッターは、建物の外観に大きく影響します。全ての窓にシャッターを設置すると、見た目が重苦しくなる可能性があります。しかし、適切な色やデザインを選ぶことで、建物のデザインと調和させることができます。
シャッターのデザインと色選び
* 建物のデザインとの調和: 建物のデザインに合わせた色やデザインのシャッターを選びましょう。
* 素材の選定: アルミや樹脂など、様々な素材があります。素材によって見た目や耐久性が異なります。
* 目立たないデザイン: シャッターを閉じた状態でも、建物のデザインを損なわないようなデザインを選びましょう。
専門家の意見とまとめ
建築士や工務店などに相談し、ご自身の家の状況や予算に合った最適な対策を検討することが重要です。シャッターの設置は、初期費用がかかりますが、台風や異常気象から家を守るためには有効な手段です。費用対効果を考慮し、ご自身の判断で決定しましょう。
最終的には、ご自身の家の状況、予算、そして安心感を優先して判断することが大切です。 専門家と相談しながら、最適な選択をしてください。