新築における電気配線計画:コンセントの数、ネットワーク環境、その他注意点

新築中で電気の配線で悩んでいます。通常、一部屋にどれ位コンセントがあれば、便利なものでしょうか?又、ネット環境も各階に欲しいと思っていますが、電話も光、ケーブルなど、詳しい事がよく分かりません。。初めての事で、色んな事を決めなくてはならず日々、頭を痛めており、ご意見を頂けたら嬉しく思います。三階建てなのですが、一階は祖母の予定で玄関も電話もガスメーターなども別になります。これから配線を考え、提出しなくてはならず初めての事で決める事が多く、失敗しない様にと焦ってばかりです。家を建てるに当たって(配線など)気をつけなくてはいけない事があれば是非、お聞かせ下さいませ。二階と三階(内階段で繋がっています)にもパソコンを置くのですが、猫がいる為、線など邪魔にならない様、配置したいと思っています。宜しくお願い致します。

1. 各部屋に必要なコンセントの数

新築における電気配線計画は、後の生活の快適性に大きく影響します。特にコンセントの数は、生活スタイルに合わせて適切に計画することが重要です。一部屋に何個のコンセントが必要かは、部屋の用途や使用する電化製品の数によって大きく異なります。

リビングの場合

リビングは家族が集まる空間であり、テレビ、照明、ゲーム機、オーディオ機器、充電器など、多くの電化製品を使用する場所です。そのため、最低でも6~8個のコンセントは必要です。さらに、ソファの両サイド、テレビボード周辺、床置き型の照明器具など、家具の配置を考慮してコンセントの位置を計画しましょう。壁コンセントだけでなく、床コンセントも検討すると、配線の自由度が高まり、レイアウト変更にも柔軟に対応できます。

寝室の場合

寝室では、ベッドサイドの照明、携帯電話やタブレットの充電器、パソコンなどを使用することが多いです。最低でも4~6個のコンセントを確保し、ベッドサイドに2個ずつ、クローゼット付近に1~2個配置するのがおすすめです。USBコンセントを導入すれば、充電器の数を減らすことができ、すっきりとした空間を保てます。

その他の部屋の場合

キッチン、ダイニング、書斎、子供部屋など、部屋の用途によって必要なコンセントの数は異なります。例えば、キッチンでは、冷蔵庫、電子レンジ、オーブンレンジ、食洗機など多くの電化製品を使用するため、十分な数のコンセントが必要です。書斎では、パソコン、プリンター、照明など、複数の機器を使用するため、余裕を持ったコンセント数を確保しましょう。各部屋の用途を具体的にリストアップし、使用する電化製品を洗い出すことで、必要なコンセント数を正確に把握できます。

2. ネットワーク環境の構築

各階へのインターネット接続は、快適な生活を送る上で不可欠です。光回線、ケーブルテレビ、電話回線など、様々な選択肢があります。

光回線

現在、最も主流なインターネット接続方法です。高速で安定した通信速度が期待でき、複数の端末を同時に使用しても快適にインターネットを利用できます。光回線の導入には、工事が必要となるため、新築段階で配線を計画しておくことが重要です。各階にLANケーブルを引いておくことで、Wi-Fiルーターを設置する場所の選択肢が広がり、最適な位置に設置できます。

無線LAN(Wi-Fi)

光回線と併せて、無線LAN環境の構築も検討しましょう。Wi-Fiルーターを設置することで、パソコンやスマートフォン、タブレットなどを無線でインターネットに接続できます。複数階建ての住宅では、メッシュWi-Fiシステムの導入を検討すると、各階で安定した通信速度を確保できます。メッシュWi-Fiは、複数のWi-Fiルーターを連携させることで、広い範囲をカバーし、電波の死角を減らすことができます。

電話回線

固定電話は、緊急時などに役立ちます。光回線とセットで提供されている場合が多いので、光回線の契約と同時に検討しましょう。電話回線の配線は、光回線とまとめて計画することで、配線工事を効率化できます。

3. 三階建て住宅における配線計画

三階建て住宅では、各階の用途と家族構成を考慮した上で、配線計画を立てる必要があります。

一階(祖父母の部屋)

玄関、電話、ガスメーターなど、一階には独立した配線が必要となります。これらの配線は、他の階とは独立して計画することで、トラブル発生時の影響を最小限に抑えることができます。

二階と三階

パソコンの設置場所を考慮し、LANケーブルの配線計画を立てましょう。猫がケーブルを邪魔しないように、壁に沿って配線するか、ケーブルカバーを使用するなど工夫が必要です。配線は、目立たない場所に隠したり、壁の中に埋め込むことで、生活空間をすっきりとした印象に保てます。

4. 配線計画における注意点

新築における配線計画では、以下の点に注意しましょう。

  • 将来の拡張性を考慮する:将来、新しい電化製品が増える可能性を考慮し、コンセントの数を多めに確保しましょう。
  • 安全性を重視する:コンセントの位置は、安全に配慮し、子供の手の届かない場所に設置しましょう。また、漏電ブレーカーなどの安全装置を必ず設置しましょう。
  • 専門家への相談:配線計画は専門知識が必要なため、電気工事士などに相談することをお勧めします。設計段階から専門家に相談することで、より最適な配線計画を立てることができます。
  • 配線図の作成:配線計画を明確にするために、配線図を作成しましょう。配線図を作成することで、工事のミスを防ぎ、スムーズな工事を進めることができます。

5. まとめ

新築における電気配線計画は、生活の快適性と安全性を左右する重要な要素です。各部屋の用途、使用する電化製品、将来的な拡張性などを考慮し、十分な数のコンセントを確保しましょう。また、ネットワーク環境についても、光回線やWi-Fiなど、最適な方法を選択することが重要です。専門家への相談を積極的に行い、安心して暮らせる住まいを実現しましょう。

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