新築における蓄熱式暖房機の設置:子供部屋への導入はいつがベスト?秋田県北部での事例

蓄熱式暖房機の設置について。先日、エアコンの設置について質問した者です。とてもよいアドバイスありがとうございました。今回は、蓄熱式暖房機の設置について質問があります。 新築に伴い、蓄熱式暖房機の設置を考えています。基本はすべての部屋に設置を考えていますが、子供部屋はどうしようかと悩んでいます。子供部屋は2部屋あるのですが、子供は2歳3ヶ月と、生まれたばかりの赤ちゃんの二人です。しばらくの間は、個々に部屋を使用することはないと思われます。(少なくても5~6年先?)とりあえず、いつでも設置できるように電気工事(電源をひっぱておく事)を済ませておこうかとは思っていますが・・・。5~6年後にはさらに高性能、高品質、低価格の蓄熱式暖房機が出るだろうし、その時に買ったほうがお得だし、初期投資も抑えられるのでは?と素人考えではありますが、そう思っております。ちなみに子供部屋の配置は、 ・2階にあり、各6畳。その他2階にはLDKと夫婦の寝室あり。(寝室は7.5畳+3.5畳のウォークインクローゼット。3kwの蓄熱式暖房機設置予定) ・LDKを通って子供部屋入るような位置関係。 ちなみにLDKは14畳ほどですが、LDKに設置する蓄熱式暖房機を5kwぐらいにすれば、暖房を置いていない子供部屋に熱が引っ張られても大丈夫かなと思っています。いずれは子供部屋にも設置することは確定していますが、今設置したほうが良いのか、後でも問題ないのか、後で設置する場合はどのようなことに注意すればよいか、詳しい方教えていただけると助かります。よろしくお願いします。住んでいる地域は、秋田県北部で冬はわりと雪深く、寒い地域です。 補足 ちなみに、家は長期優良住宅の基準をクリアしており、断熱材は高気密なアクアフォームを使用予定です。

秋田県北部、高気密住宅での蓄熱暖房機導入:子供部屋の設置時期と注意点

秋田県北部という寒冷地、そして高気密・高断熱の長期優良住宅を建築中とのこと、おめでとうございます。蓄熱式暖房機は、その優れた省エネ性と快適な暖かさから、寒冷地での住宅暖房に最適な選択肢の一つです。しかし、子供部屋への設置時期については、ご質問のように慎重な検討が必要です。

現状と将来のニーズを比較検討する

現在、2歳3ヶ月と生まれたばかりのお子様がいらっしゃり、当面は子供部屋を個別に使用することはないとのこと。5~6年後には、より高性能で低価格な蓄熱暖房機が登場する可能性も高いです。この点を踏まえると、初期投資を抑え、将来的な技術革新の恩恵を受けるというご判断は、決して間違ってはいません。

しかし、秋田県北部の厳しい冬を考慮すると、初期投資を抑えることばかりに目が行かず、家族の快適性と省エネルギー効果のバランスも重要になります。

LDK暖房の能力と熱移動

14畳のLDKに5kWの蓄熱式暖房機を設置し、その熱で子供部屋を暖めるというご計画ですが、これは断熱性能の高い住宅であれば、ある程度効果が期待できます。アクアフォームによる高気密・高断熱住宅であれば、熱の逃げ込みは少ないため、LDKの暖気が子供部屋に流れ込み、ある程度の暖かさを確保できる可能性があります。

しかし、完全に暖房なしで快適に過ごせるかは、断熱性能や窓の配置、風の流れなど、様々な要素に依存します。特に、真冬の極寒期には、LDKの暖房だけでは子供部屋が寒すぎる可能性も否定できません。小さなお子さんにとって、寒すぎる環境は健康面にも悪影響を及ぼす可能性があります。

電源工事の先行実施は賢明な選択

将来、子供部屋に蓄熱式暖房機を設置することを前提に、電源工事だけを先行して済ませておくことは、非常に賢明な選択です。後から工事をする場合、壁を壊したり、配線を隠蔽したりする必要があり、費用と手間が大幅に増加します。先行投資として、この工事だけは済ませておくことを強くお勧めします。

5~6年後を見据えた準備

5~6年後を見据える上で、以下の点を考慮しましょう。

  • 技術革新の動向:蓄熱暖房機の性能向上や価格変動を継続的にチェックしましょう。メーカーのウェブサイトや専門誌などを参考に、最新の情報を入手することが重要です。
  • 家族の状況の変化:お子様の成長に合わせて、子供部屋の使用方法や暖房ニーズが変化する可能性があります。5~6年後、本当に個別の暖房が必要か、改めて検討する必要があるかもしれません。
  • 省エネ効果の検証:LDKのみの暖房で冬を過ごした場合、光熱費や生活の快適性にどのような影響があるのか、シミュレーションしてみるのも良いでしょう。近隣の方の意見を参考にするのも有効です。

後から設置する場合の注意点

もし5~6年後に子供部屋に蓄熱式暖房機を設置する場合、以下の点に注意しましょう。

  • 設置場所の選定:設置場所の壁や床の強度、コンセントの位置などを確認する必要があります。事前に専門業者に相談し、設置可能かを確認しましょう。
  • 配線工事:電源工事は済ませてあるとはいえ、機器の容量や配線の種類によっては、追加工事が必要になる可能性があります。
  • 費用:機器の購入費用に加え、設置工事費用、配線工事費用などが発生します。事前に見積もりを取ることが重要です。

専門家の意見:秋田県北部での暖房計画

秋田県北部のような寒冷地では、小さなお子さんの健康を守るためにも、適切な暖房計画が不可欠です。建築士や、蓄熱暖房機の販売・設置業者に相談し、ご家庭の状況に最適なプランを検討することをお勧めします。特に、高気密住宅の場合、換気システムとの連携も重要になります。

専門家のアドバイスを受けることで、初期投資とランニングコスト、そして家族の快適性をバランスよく考慮した、最適な暖房計画を立てることができるでしょう。

まとめ

子供部屋への蓄熱式暖房機の設置時期は、初期投資と将来的な技術革新、そして家族の快適性という複数の要素を考慮して決定する必要があります。電源工事の先行実施は賢明ですが、LDK暖房のみで十分な暖かさを確保できるか、慎重に検討することが重要です。専門家への相談を積極的に行い、ご家族にとって最適な暖房計画を立ててください。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)