新築なのに!フローリングの色が変わる?傷つきやすい原因と対策

新築の部屋に引っ越しました。引っ越して1ヶ月。フローリングに部分的に敷いていたラグを動かしたら、敷いた場所と敷いていない場所の色が違ってました。敷いた場所の方が色が薄く、敷いてない方が色が濃いです。ちょっと早くないですか?ワックスをかけたとのことなのですが、安いフローリングってことでしょうか?キズもすごく付きやすく、もうソファーの付近に引きずったような跡(キズ?)ができてしましました。

新築フローリングの色むらが発生する原因

新築マンションや戸建てに引っ越して間もないのに、フローリングの色が部分的に薄くなったり、傷つきやすいと感じているとのこと、ご心配ですね。1ヶ月でこのような状態になるのは、確かに早すぎるように感じます。原因をいくつか考えられるので、一つずつ見ていきましょう。

1. ワックスの種類と施工方法

新築物件では、多くの場合、フローリングにワックスが施工されています。しかし、ワックスの種類や施工方法によっては、紫外線や摩擦によって変色したり、傷つきやすくなる場合があります。特に、安価なワックスや、施工が不適切だった場合、このような現象が起こりやすくなります。

* ワックスの種類: アクリル系ワックスは比較的安価ですが、耐久性が低い傾向があります。ウレタン系ワックスは耐久性が高いですが、価格も高めです。
* 施工方法: ワックスの塗布量が多すぎたり、乾燥が不十分だったりすると、ムラができたり、傷つきやすくなったりします。また、ワックスの種類に適した施工方法が用いられていない場合も問題となります。

2. フローリングの種類と品質

フローリングの種類や品質によっても、色むらの発生や傷つきやすさが大きく異なります。安価なフローリング材は、耐久性が低く、紫外線や摩擦に弱いため、変色や傷がつきやすい傾向があります。

* 木材の種類: 硬い木材の方が傷つきにくい傾向があります。オークやウォールナットなどは耐久性が高い木材として知られています。一方、比較的柔らかい木材は傷がつきやすいです。
* 仕上げの種類: 自然塗料仕上げは、環境に優しく、木の風合いを生かすことができますが、傷つきやすい場合があります。UV塗装は耐久性が高いですが、自然な風合いは少なくなります。

3. 日光や紫外線

直射日光が当たる場所と当たらない場所では、フローリングの色に差が生じる場合があります。特に、ワックスの保護層が薄い場合や、ワックスの種類によっては、紫外線による変色が起こりやすくなります。

4. ラグによる摩擦

ラグを敷いていた場所と敷いていない場所の色が違うのは、ラグとフローリングの摩擦が原因と考えられます。ラグの素材や裏地の材質によっては、フローリングの表面を擦り傷つけ、ワックスが剥がれ、色むらが発生する可能性があります。

具体的な対策とアドバイス

では、現状を改善するための具体的な対策を提案します。

1. 専門業者への相談

まずは、フローリングの状態を専門業者に点検してもらうことをお勧めします。業者であれば、ワックスの種類や施工方法、フローリングの種類などを判断し、適切なアドバイスや修理方法を提案してくれます。新築物件なので、保証期間内であれば、無償で対応してくれる可能性もあります。

2. 日常のメンテナンス

専門業者への相談と並行して、日々のメンテナンスも重要です。

* 家具の脚に保護カバーをつける: ソファやテーブルなどの家具の脚にフェルトなどの保護カバーをつけることで、フローリングへの傷つきを防ぎます。
* ラグの下に滑り止めシートを敷く: ラグがズレるのを防ぎ、摩擦による傷つきを軽減します。
* 定期的なワックスがけ: 適切なワックスを選び、定期的にワックスがけを行うことで、フローリングの保護層を強化し、傷つきにくくします。ただし、ワックスの種類や施工方法を間違えると、かえって悪化させる可能性もあるので、専門業者に相談することをお勧めします。
* 直射日光を避ける: カーテンやブラインドなどで直射日光を遮ることで、紫外線による変色を防ぎます。
* こまめな掃除: 砂や埃などの汚れは、フローリングに傷をつける原因となります。こまめに掃除機をかけたり、拭き掃除をすることで、汚れを防ぎます。

3. フローリングの補修

既に傷がついてしまっている部分については、補修が必要となる場合があります。補修方法は、傷の深さや種類によって異なります。小さな傷であれば、市販のフローリング補修材で対応できる場合もありますが、大きな傷や深い傷の場合は、専門業者に依頼する方が良いでしょう。

専門家の視点:インテリアコーディネーターからのアドバイス

インテリアコーディネーターの視点から見ると、フローリングの色むらは、見た目だけでなく、お部屋全体の雰囲気にも影響を与えます。例えば、ブラウン系のフローリングに色むらが発生すると、お部屋が古く見えたり、清潔感が損なわれたりする可能性があります。

そのため、色むらの原因を特定し、適切な対策を行うことが重要です。また、フローリングの色に合わせて、家具やインテリアの色を選ぶことで、色むらの目立たないコーディネートも可能です。例えば、ブラウン系のフローリングであれば、ベージュやアイボリーなどの落ち着いた色合いの家具を選ぶことで、色むらの視覚的な影響を軽減できます。

まとめ

新築なのにフローリングの色が変わる、傷つきやすいという問題は、ワックスの種類、施工方法、フローリングの品質、日光、摩擦など、様々な要因が考えられます。専門業者に相談し、適切なアドバイスを受けることが重要です。同時に、日々のメンテナンスをしっかりと行うことで、フローリングの寿命を延ばし、美しい状態を保つことができます。 適切なケアで、快適で美しい空間を長く楽しんでください。

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