新築なのに階上への物音が気になる!効果的な防音対策と費用相場

新築一戸建て住宅なのですが、2階に響く1階の物音がとにかくうるさいんです。どうにかなりませんか?また、業者に依頼すると、どんな工事がいくらぐらいで可能ですか?教えてください。 名のあるハウスメーカーで2階建てを新築し、自分の部屋を2階に作って寝ていますが、1階の物音が響いて響いて困っています。ドアを閉めて寝ていても、1階でだれかが起きている限り早く眠ることは不可能なほどです。例えば1階の床を歩く音はもとより、ひどいときには新聞をめくる音や軽い咳払いの音さえ耳元で聞こえるくらいに響くのです。1階リビングから2階への階段がつながった構造になっているせいでしょうか。せっかくのマイホームも、これでは夫婦喧嘩のたねにしかならず、困っています。この際、業者に工事を依頼しようと思うのですが、どんな工事で金額的にはいくらぐらいかかると考えればいいでしょうか?

1階の物音が2階に響く原因とは?

新築住宅で1階の音が2階に響くのは、想像以上にストレスですよね。原因を特定することで、適切な対策を講じることができます。主な原因として考えられるのは以下の3点です。

  • 床の遮音性能の不足:多くのハウスメーカーでは、コストを抑えるために、標準仕様の遮音性能が低い場合が多いです。特に、軽量鉄骨造や木造住宅では、床衝撃音に弱く、歩く音や物音が響きやすい傾向があります。
  • 間取りの影響:1階リビングから2階への階段が直結している構造の場合、音が伝わりやすくなります。また、壁や天井の構造、素材によっても音の伝わり方が変わってきます。
  • 空気伝搬音:話し声やテレビの音など、空気中を伝わる音も、壁や天井の遮音性能が低いと2階に響きます。

特に、新聞をめくる音や咳払いといった小さな音が聞こえる場合は、床の遮音性能が低い可能性が高いです。

効果的な防音対策と費用

1階の物音を軽減するには、いくつかの対策があります。費用は工事内容や範囲、使用する材料によって大きく変動しますので、複数の業者に見積もりを取ることが重要です。

1.床への防音対策

最も効果的なのは、1階の床に防音材を施工することです。主な方法と費用相場は以下の通りです。

  • 遮音シートの施工:既存の床の上に遮音シートを敷き、その上に新しい床材を張る方法。比較的費用が安く、手軽に施工できます。費用相場:㎡あたり5,000円~10,000円
  • 二重床工法:既存の床を撤去し、遮音材を挟んだ二重床を構築する方法。遮音効果は高いですが、費用と工期がかかります。費用相場:㎡あたり15,000円~30,000円
  • 遮音マットの敷設:カーペットやラグの下に遮音マットを敷くことで、ある程度の効果が期待できます。最も手軽で費用も安く済みますが、効果は限定的です。費用相場:㎡あたり1,000円~3,000円

2.壁・天井への防音対策

床だけでなく、壁や天井にも防音対策を行うことで、より効果を高めることができます。

  • 吸音材の設置:壁や天井に吸音材を取り付けることで、音の反射を抑え、響きを軽減します。費用相場:㎡あたり3,000円~8,000円
  • 二重壁・二重天井工法:壁や天井を二重構造にすることで、遮音性を高めます。大規模な工事となるため、費用と工期がかかります。費用相場:㎡あたり20,000円~50,000円

3.その他対策

工事以外にも、以下のような対策も効果的です。

  • 厚手のカーペットやラグの敷設:1階の床に厚手のカーペットやラグを敷くことで、ある程度の防音効果が期待できます。
  • 防音カーテンの設置:窓からの音の侵入を防ぐために、防音カーテンを設置するのも有効です。
  • 家具の配置:ソファや本棚などの家具を配置することで、音を吸収し、響きを軽減する効果があります。

専門家への相談

防音工事は専門知識が必要なため、信頼できる業者に相談することが重要です。複数の業者に見積もりを取り、工事内容や費用、保証などを比較検討しましょう。

建築士や防音工事専門業者に相談することで、住宅構造に合わせた最適な対策を提案してもらえます。

まとめ

新築住宅での防音対策は、快適な生活を送る上で非常に重要です。費用はかかりますが、快適な睡眠や生活環境を取り戻すためには、投資する価値のある対策と言えるでしょう。まずは、原因を特定し、適切な対策を選び、専門家のアドバイスを受けながら、快適な住まいを実現してください。

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