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エコカラットとエコカラットプラスの違い:見た目と性能
新築工事でエコカラットの施工を依頼されたのに、エコカラットとエコカラットプラスが間違えられてしまうトラブル、本当に心配ですよね。二度も間違えられると、施工業者さんのミスへの不信感も募ってしまいます。しかし、ご安心ください。エコカラットとエコカラットプラスは、見た目や性能に違いがあり、きちんと見分けることができます。この記事では、その違いを詳しく解説し、ご自身で確認する方法もご紹介します。
見た目での違い:微妙な質感の違いと裏面表示
正直なところ、素人がパッと見て違いを見分けるのは難しいかもしれません。どちらもタイルなので、色や柄が同じであれば、非常に似ています。しかし、よく観察すると、微妙な質感の違いや裏面表示で判別できます。
- 質感: エコカラットプラスの方が、一般的に表面の凹凸がより繊細で、滑らかな仕上がりになっている傾向があります。ただし、これは使用する種類によって異なるため、絶対的な判断材料にはなりません。
- 裏面表示: これが最も確実な見分け方です。裏面に「ECP」と記載されていればエコカラットプラス、「ECO」と記載されていればエコカラットです。施工前に必ず確認しましょう。パッケージにも記載されているので、そちらも確認できます。
性能の違い:調湿機能と吸音性能
見た目だけでは判断しにくい場合、性能面の違いに着目してみましょう。エコカラットプラスは、エコカラットと比べて、調湿性能と吸音性能が向上しています。
- 調湿性能: どちらも調湿機能がありますが、プラスの方がより高い吸放湿性能を有し、室内の湿度を快適に保つ効果が期待できます。特に、結露対策に効果を発揮します。
- 吸音性能: エコカラットプラスは、エコカラットよりも吸音性能が高いため、騒音軽減効果も期待できます。テレビの音や生活音を抑えたい場合に有効です。
しかし、これらの性能の違いを簡単に確認するのは困難です。専門的な機器が必要となるため、見た目での確認と裏面表示の確認が現実的な方法となります。
自分で確認する方法:施工前と施工後のチェックポイント
施工前にエコカラットプラスであることを確認する方法は以下の通りです。
施工前の確認:パッケージと裏面表示の確認
- パッケージを確認する: 配送されたパッケージに「エコカラットプラス」と明記されているかを確認しましょう。商品名、品番、型番などをチェックし、発注内容と一致しているかを確認します。
- 裏面表示を確認する: タイルの裏面に「ECP」の刻印があることを確認します。これが最も確実な確認方法です。
- 施工前に現場監督と確認する: 再度、現場監督やインテリアコーディネーターに、施工前にエコカラットプラスであることを確認してもらいましょう。写真や動画で記録を残しておくのも良いでしょう。
施工後の確認:細部まで丁寧にチェック
施工後も、念のため確認を行いましょう。
- 裏面を確認する: 施工後でも、一部のタイルの裏面を確認できる場合があります。隙間に隙間テープが貼られていない部分があれば、確認してみましょう。
- 写真や動画を比較する: 施工前に撮影したエコカラットプラスのパッケージやサンプル写真と、施工後の状態を比較してみましょう。質感や色味に違いがないか確認します。
- 専門家に見てもらう: 不安が残る場合は、信頼できるインテリアコーディネーターや建築士に見てもらうことをおすすめします。専門家の目で確認してもらうことで、安心感が得られます。
まとめ:安心できる住まいづくりを
エコカラットとエコカラットプラスの見分け方は、一見簡単ではないように思えますが、パッケージや裏面表示を確認することで、確実に判別できます。今回の経験を踏まえ、今後の施工においては、より綿密な確認を行い、安心して新築住宅を完成させてください。もし、不安が残るようでしたら、遠慮なく現場監督やホームメーカーに問い合わせましょう。
インテリアコーディネーターからのアドバイス
インテリアコーディネーターとして、多くの住宅建築に関わってきました。今回のケースのように、材料の取り違えは、残念ながら稀ではありません。しかし、お客様が不安を感じていることは、非常に重要な問題です。 信頼関係を築くためには、施工業者とのコミュニケーションが不可欠です。疑問点や不安な点は、ためらわずに伝え、納得いくまで確認することが大切です。 また、施工前後の写真を記録として残しておくことは、トラブル発生時の証拠として役立ちます。記録を残すことで、よりスムーズな解決に繋がるでしょう。