新築で6畳の和室を増築する場合の費用と間取り計画の見直し

新築検討中です。間取り計画から六畳の和室を増やそうと思っています。 間取り設計中です。夫婦と小学生低学年の子ども2人という家族構成です。 主人の両親が亡くなったため、我々には分不相応の非常に大きい仏壇があります。アパートには設置できないために新築をするようなものです。 LDKとバストイレに主寝室と子ども部屋2部屋、LDKに接した仏壇用の和室を、ハウスメーカーに間取り提案されました。 当初は玄関ホールもそこそこゆったりして、廊下もあって、34坪くらいでした。 少しでも安くしたい旨を伝えると、玄関ホールを狭めて、廊下も少なくなって提案されました。それで31坪くらいになった次第です。 また、子ども部屋は4畳半を2部屋⇒子ども部屋が広いとそこに籠ってしまうかなと、リビングにでてこさせようという意味からも 狭い子ども部屋を希望していました。 でも、自分が大人になって体が大きくなったせいなのか、イメージだけか、いざハウスメーカーの建売を見学に行ってみると、私の体感4畳半は3畳。これは4畳半だろうと思うと6畳。これは6畳でしょうというのが8畳ということで… 後から2部屋に仕切るという設定で子ども部屋4畳半を2部屋くっつけた実際の家を見学してみると、どうみても6畳の一部屋でした。 これをいずれ仕切るとしたら…3畳の部屋になる感覚で。 という訳で、子ども部屋を6畳×2部屋にすることにしたら、31坪では肝心の仏壇を置く和室がとれなくなりました。 そこで、仏壇をリビングや主寝室に置くことを検討中です。でも、今時の家具調の仏壇ではなく、従来の大きいタイプのものなので、やはり6畳の和室が必要だと思い至りました。 そこで、おききしたいのは、30坪で2100万円なので、坪単価70万円と計算できますが、単純に6畳増やすと3坪増えますが、210万アップを覚悟したほうがいいのでしょうか。 さらに平屋建てなので、基礎を増やすことにもなるのですが… 30坪2100万だから、20坪だと1400万円だという単純なものでもないように思います。 2100万円の中には設計料とか様々なものが積算されているわけですし。 でも6畳を8畳にするのではなくて、6畳の和室をもう一部屋つくるわけなので、建具もふえるわけなので… やはり210万円アップになるのでしょうか。

6畳の和室増築にかかる費用:単純計算では済まない理由

30坪で2100万円、坪単価70万円の家をベースに、6畳の和室を増築する場合の費用についてご質問ですね。単純に3坪増えるから210万円増しとは限りません。なぜなら、建築費用は坪単価だけでは決まらないからです。

坪単価以外の費用

建築費用には、坪単価以外にも様々な費用が含まれています。

  • 設計料:設計図作成にかかる費用。複雑な間取りになればなるほど高くなる傾向があります。
  • 工事費用:基礎工事、外壁、屋根、内装工事など、様々な工事に伴う費用。増築の場合は、既存部分との接続工事も必要になり、追加費用が発生します。
  • 諸経費:申請費用、保険料、地盤調査費用など。
  • 付帯設備費用:建具、照明器具、給排水設備などの費用。和室を増築する際には、新しい建具や照明器具が必要になります。
  • 外構費用:門扉、塀、駐車場などの費用。増築によって変更が必要になる可能性があります。

特に平屋建ての場合、基礎工事の増築は大きな費用増加要因となります。既存の基礎に増築するとなると、既存部分への影響を考慮した上で、適切な補強工事も必要となる場合があり、その費用も考慮する必要があります。

6畳和室増築による費用増加の試算

正確な費用は、ハウスメーカーに詳細な見積もりを依頼する必要がありますが、いくつかの要素を考慮した上で大まかな試算をしてみましょう。

増築部分の費用

6畳(約10㎡)の和室増築に必要な費用は、坪単価70万円を単純に適用することはできません。 増築部分の工事は、新築時よりも費用が高くなる傾向があります。なぜなら、既存部分との接続工事が必要で、作業が複雑になるためです。

仮に、増築部分の坪単価を新築時の1.2倍と仮定すると、10㎡は約3.3坪なので、70万円×1.2倍×3.3坪=約277万円となります。

基礎工事費用

平屋建ての場合、基礎工事の増築は大きな費用増加要因となります。既存の基礎に増築するとなると、既存部分への影響を考慮した上で、適切な補強工事も必要となる場合があり、その費用も考慮する必要があります。この費用は、専門業者に相談して見積もりを取る必要があります。数10万円から100万円を超える可能性もあります。

その他費用

建具、照明、畳など、和室に必要な設備・資材の費用も必要です。これらは、数10万円程度と見積もることができます。

費用を抑えるための工夫

210万円以上の費用増加は避けたいですよね。費用を抑えるための工夫をいくつかご紹介します。

間取りの見直し

  • 仏壇のサイズと配置:本当に6畳の和室が必要なのか、もう一度検討してみましょう。家具調仏壇に変更したり、LDKの一部にコンパクトな仏壇スペースを設けることも可能です。専門の仏壇店に相談してみるのも良いでしょう。
  • 他の部屋のサイズ調整:子ども部屋を少し小さくしたり、廊下を狭くしたりすることで、和室のスペースを確保できるかもしれません。ただし、生活動線を考慮することが重要です。
  • 収納スペースの活用:収納スペースを工夫することで、他の部屋の広さを確保し、和室の面積を小さく抑えることができます。

コスト削減のための選択肢

  • 建材の見直し:高価な建材ではなく、コストパフォーマンスの良い建材を選ぶことで費用を抑えることができます。
  • DIY:一部の作業をDIYすることで、人件費を削減できます。ただし、専門的な知識と技術が必要な作業は、専門業者に依頼しましょう。
  • ハウスメーカーの見直し:複数のハウスメーカーに見積もりを依頼して比較検討することで、よりコストパフォーマンスの良いプランを選ぶことができます。

まとめ

6畳の和室増築にかかる費用は、単純計算では算出できません。正確な費用を知るためには、ハウスメーカーに詳細な見積もりを依頼することが重要です。しかし、間取りの見直しやコスト削減のための工夫をすることで、費用を抑えることが可能です。 専門家であるハウスメーカーの担当者とじっくり相談し、ご家族にとって最適なプランを見つけてください。

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