新築で防音室を作る!壁の厚みだけじゃダメ?専門業者への依頼方法と選び方

新築の部屋に防音室が欲しいのですが 新築の際に、ひとつ防音室が欲しいと思っています。 建築家の方に伝えると壁の厚みを増すことで対応すると言われました。それで完全に音を遮断できるのか、と聞いたら完全に消すのは無理かも…と、なにやら曖昧な返事をされました。 一般的な建築家の方で、特別防音に関しての専門家という人ではないようです。 実際、音楽を演奏する人が防音室を作る時は、ただ壁の厚みを増すだけといった方法なのでしょうか? それとも、何か特殊な素材を使用し、専門のノウハウの元に行う必要があるのでしょうか?→その場合、防音室の制作に関してのみ、別に頼んだ方が良いのでしょうか? ちなみに、音楽を演奏するのではありませんが、周囲に気遣い無く夜中に大きな音で音楽を楽しんだり、静かに本を読んだり出来るようにと思っています。 防音室の予定の場所は平屋で屋根の形に沿った天井となっています。(斜め) 100%音を遮断できなくても、限りなくそれに近ければ…と思っているのですが。(深夜のような静けさ)補足建築家の方と話し合った結果、とりあえず防音室を扱う業者を探してみるとのことでした。 具体的に、どういう形で専門業者と関わる事になるのかはわからないんですが、ほぼ家の図面自体は出来てしまっています。幸い、工事には入っていないのでまだ何とかなると思うのですが、建築家・専門業者・私の三者で話し合うのが良いように思えますが、もう一度家の設計自体を見直した方がいいんでしょうかね。その部分だけでも。 あと、どこの業者が良いかというのが地元で調べても全く分かりませんが、どう探せばいいのでしょうか? 家は富山県内になります。

防音室の施工:壁の厚みだけでは不十分な理由

新築で防音室を作る際、建築家から「壁の厚みを増やす」という提案を受けたとのことですが、これはあくまで基本的な対策の一つに過ぎません。完全に音を遮断することは非常に困難であり、壁の厚みを増やすだけでは、十分な防音効果を得られない可能性が高いです。

音楽演奏など、より高度な防音が必要な場合は、壁の厚みだけでなく、吸音材や遮音材の選定、施工方法が非常に重要になります。単に壁を厚くするだけでは、音の振動が壁を伝って外部に漏れてしまう「固体伝搬」を防げないためです。

防音室に必要な要素

理想的な防音室を実現するには、以下の要素を考慮する必要があります。

  • 壁・天井・床の遮音性能:遮音材(鉛、コンクリート、特殊な吸音材など)を使用し、音の透過を防ぎます。壁の厚みだけでなく、材質も重要です。
  • ドア・窓の気密性:防音ドアや防音窓は、防音性能を大きく左右します。隙間からの音漏れを防ぐための気密性の高い製品を選びましょう。
  • 吸音材の設置:室内に吸音材(グラスウール、ロックウール、ウレタンフォームなど)を設置することで、室内で発生した音を吸収し、残響音を低減します。これにより、音の反射による音量増加を防ぎます。
  • 防振対策:床や壁と構造体の間に防振材(ゴム、スプリングなど)を挿入し、振動の伝達を防ぎます。特に、低音域の防音には重要です。
  • 気密性の確保:隙間からの音漏れを防ぐため、壁やドア、窓の接合部を丁寧に処理する必要があります。

専門業者への依頼:メリットと進め方

防音室の施工は、専門知識と技術が必要なため、専門業者に依頼することを強くおすすめします。専門業者は、適切な材料選定、施工方法、防音性能の測定など、総合的なサポートを提供してくれます。

専門業者への依頼方法

1. 地元の業者を探す:インターネット検索(「富山県 防音室 施工」など)や、建築会社からの紹介、知人からの紹介などを利用して、複数の業者を探しましょう。
2. 見積りの依頼:複数の業者に見積もりを依頼し、価格、施工内容、保証などを比較検討します。この際、防音性能に関する具体的な数値データ(遮音性能、吸音性能など)を確認するようにしましょう。
3. 業者との打ち合わせ:施工内容、スケジュール、費用などを詳細に打ち合わせます。設計図面や希望する防音レベルなどを伝え、業者と十分にコミュニケーションを取りましょう。
4. 契約締結:見積もり内容に納得したら、契約を締結します。契約書には、施工内容、費用、スケジュール、保証内容などが明確に記載されていることを確認しましょう。
5. 施工と検査:施工後、防音性能の検査を行い、問題がないことを確認します。

建築家との連携

すでに家の設計がほぼ完了しているとのことですが、防音室の施工は、建築家と専門業者、そしてあなた自身で綿密な連携が必要です。専門業者は、防音室の設計・施工だけでなく、既存の建物への影響についても考慮する必要があります。そのため、三者で話し合い、設計図面の見直しが必要となる可能性もあります。

富山県内の防音室専門業者探し

富山県内の防音室専門業者を探すには、以下の方法が有効です。

  • インターネット検索:「富山県 防音室」「富山 防音工事」などのキーワードで検索してみましょう。ホームページに施工事例や実績が掲載されている業者を選びましょう。
  • 建築会社への問い合わせ:建築会社に防音室施工の専門業者を紹介してもらうのも良い方法です。建築会社は、地元の業者に精通していることが多いです。
  • 地元の工務店への問い合わせ:地元の工務店は、地域密着型の業者を紹介してくれる可能性があります。
  • 建設関連の団体への問い合わせ:富山県内の建設関連団体に問い合わせて、防音室施工業者を紹介してもらうこともできます。

業者を選ぶ際には、実績、経験、技術力、対応の良さなどを総合的に判断することが重要です。複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することをおすすめします。

まとめ

新築で防音室を作る際には、壁の厚みだけでなく、遮音材、吸音材、防振対策など、様々な要素を考慮する必要があります。専門業者に依頼することで、より効果的で快適な防音室を実現できるでしょう。富山県内の業者探しは、インターネット検索や建築会社への問い合わせなど、複数の方法を組み合わせて行いましょう。そして、建築家、専門業者、あなた自身で綿密なコミュニケーションを取りながら、理想の防音室を実現してください。

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