新築で床暖房導入を検討中!修理・メンテナンスとハウスメーカー選びの注意点

新築で床暖房を考えていますが、修理やメンテナンスが気になります。ハウスメーカーの営業マンに「万が一床をはがして修理することになったら、費用もかかるし修理中の生活にも支障が出るだろうからお勧めしない」と言われました。①故障箇所にもよるでしょうが、フローリングの下に問題がある場合に床をはがさないで修理する方法はないのですか?例えば床下から修理できるというようなことはないのでしょうか。②宮城県ということもあり、床暖房を設置している家はたくさんあるはずなのですが、ここのハウスメーカーでは「エアコンで十分なので床暖房をつけたお客様はほとんどいない」と言われました。このように設置実績がほとんどないハウスメーカーに床暖房をお願いする場合、注意すべきことはありますか?営業マンも床暖房の知識がなさそうで心配です。③その他、メンテナンス、修理、保証などについて何かアドバイスがありましたらお願いします。*電気式、温水式など詳細については未定です。今の段階では温水式(ヒートポンプ式?)がいいかなぁと漠然と考えています。

床暖房の修理・メンテナンス:床を剥がさずに済むケースとは?

床暖房の修理は、故障箇所や種類によって大きく異なります。ハウスメーカーの営業マンの言葉通り、床材を剥がしての修理が必要になるケースもありますが、必ずしもそうとは限りません。

床を剥がさずに済む可能性のあるケース

① 配管のトラブル: 温水式床暖房の場合、配管の劣化や破損が原因でトラブルが発生することがあります。幸いにも、床下点検口からアクセスできる場所にある配管であれば、床を剥がすことなく修理できる可能性があります。特に、ヒートポンプ式温水床暖房は、比較的配管のトラブルが少ない傾向にあります。

② サーモスタットや制御盤の故障: これらは床暖房システムの制御部分であり、床材とは独立して設置されていることが多いです。故障した場合、床を剥がすことなく交換できます。

③ センサーの不具合: 床温度センサーや室温センサーの故障も、床を剥がすことなく修理・交換が可能です。

床を剥がす必要があるケース

一方で、床材自体に問題がある場合や、配管が床下に埋め込まれている部分でトラブルが発生した場合は、残念ながら床材を剥がす必要があります。例えば、

* 配管の腐食:特に、施工不良や経年劣化により配管が腐食している場合。
* ヒーターマットの故障(電気式床暖房): 電気式床暖房では、ヒーターマット自体に不具合が生じる可能性があります。
* 施工不良による問題: 配管の接続不良や断熱材の不足など、施工段階でのミスが原因でトラブルが発生した場合。

これらのケースでは、床材の剥がしも含めた大規模な修理が必要となるため、費用と期間がかかります。

ハウスメーカー選び:床暖房設置実績が少ない場合の注意点

ハウスメーカーの営業マンが床暖房に詳しくない、設置実績が少ないというのは、大きな懸念材料です。

注意すべき点

* 施工品質の不安: 床暖房は、専門的な知識と技術が必要な設備です。経験の少ない業者に依頼すると、施工不良によるトラブルのリスクが高まります。
* アフターサービスの不安: 問題発生時の対応が遅れたり、適切な対応が受けられない可能性があります。
* 保証内容の確認: 保証期間や保証内容をしっかりと確認し、書面で残しておくことが重要です。特に、施工不良によるトラブルに対する保証がしっかりしているか確認しましょう。
* 他のハウスメーカーとの比較: 複数のハウスメーカーに見積もりを依頼し、比較検討することが大切です。床暖房の設置実績や、担当者の知識・経験などを比較しましょう。
* 専門業者への相談: ハウスメーカーだけでなく、床暖房の専門業者にも相談することで、より客観的な情報を得ることができます。

床暖房のメンテナンスと保証について

床暖房は、適切なメンテナンスを行うことで、長寿命化とトラブル防止に繋がります。

メンテナンス

* 定期的な清掃: 床暖房の表面にホコリやゴミが溜まると、熱効率が低下します。定期的な掃除機掛けや拭き掃除を行いましょう。
* 点検: 定期的に、床暖房システムの動作状況を確認しましょう。異常を感じたら、すぐに専門業者に連絡しましょう。
* 空気抜き: 温水式床暖房の場合、配管内に空気が溜まると、熱効率が低下したり、故障の原因となることがあります。定期的に空気抜きを行う必要があります。

保証

* 保証期間: 通常、床暖房システムには、メーカー保証が付帯されています。保証期間を確認し、保証書を大切に保管しましょう。
* 保証内容: 保証内容は、メーカーや製品によって異なります。保証書をよく読んで、どのような場合に保証が適用されるのかを確認しましょう。
* 延長保証: 一部のメーカーでは、延長保証サービスを提供しています。保証期間を延長することで、より安心して床暖房を使用できます。

温水式床暖房(ヒートポンプ式)のメリット・デメリット

ご検討されている温水式床暖房、特にヒートポンプ式は、電気式床暖房に比べてランニングコストを抑えられるメリットがあります。しかし、初期費用が高額になる傾向があります。

メリット

* ランニングコストが低い: ヒートポンプ式は、電気式に比べて消費電力量が少ないため、ランニングコストを抑えることができます。
* 快適な暖かさ: 床全体からじんわりと暖まるため、足元からポカポカと暖かく、快適な空間を演出できます。
* 安全性が高い: 電気式に比べて火災のリスクが低く、安全性が高いです。

デメリット

* 初期費用が高い: 電気式に比べて初期費用が高額になります。
* 配管工事が必要: 温水式床暖房は、配管工事が必要となるため、施工期間が長くなります。
* メンテナンスが必要: 定期的なメンテナンスが必要となります。

まとめ

床暖房の導入は、快適な住環境を実現する上で大きなメリットがありますが、設置前には十分な検討が必要です。ハウスメーカー選び、施工業者選び、そしてメンテナンスまで、慎重に進めることが重要です。専門家への相談を積極的に行い、安心して床暖房ライフを送れるようにしましょう。

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