新生児の赤ん坊と犬との共存ができず困っています。生後１週間の子供を持つ母親です。９歳と４歳のダックスを飼育しています。出産を機に、新生児のうちは犬との接触は避けた方が良いと聞き、今は子供と過ごす部屋は締め切りにしています。犬は、今まで入れていた部屋に入れない事と、赤ちゃんの登場で本当に何時間でもドアをガリガリして地震並みのドアの揺れと吠えに正直まいっています。兄弟のうち、半狂乱になって吠えるのは１匹のみです。私がまだ育児に余裕ができない分、主人が仕事前と帰宅後、散歩に行ってくれていますし、帰宅後もなるべく犬と同じ部屋で過ごしてくれています。慣れるまではと思い、広いゲージを購入し入れているのですが１匹の方の犬は本当に四六時中吠えています。ダックスは小型犬ですが、地響きするような太い声なので下の階や近所の人からいつ苦情がくるかと、それもストレスになっています。吠える方の犬はなんというか執念深く、何か自分の嫌な事があると何をしても吠え続けます。主人と２人、育て方を間違ったのかなあと話しあい、色々打開策を検討していますが、なかなか解決策が見つかりません。主人も仕事でハードなのに、育児の手伝いや犬の世話で参ってしまうのではと心配です。私もできる範囲で犬を抱っこしたり撫でたりしていますが全く改善する気配がありません。今、授乳で１時間に１回は起床しているのですが、目を覚ます度に犬が隣の部屋で吠え続けています。犬の毛の心配や子供のアレルギーの有無もわからないため、吠えさせるのをやめさせる為だけに一緒の部屋で過ごす事は今まだしてはいけないと思っています。いつか共存して仲良く暮らせるだろうと希望だけは持っていますが毎日の吠え続け（下の階が大家さんなのですぐにでも直接苦情がきそうで怖い）にどうすることもできません。何か解決策はありませんでしょうか？犬がゲージの中での生活に慣れてくれることを待つしかないのでしょうか？補足ベビーベッドは使っています。退院してから抱っこして匂いをかがせたり、ベッドに寝せた状態で犬を近づけたら片方の犬が暴れ、吠え、大変な事になり接近させる事ができない状態です。もう１匹は赤ちゃんが気にはなるようですが攻撃はしません。ただもう１匹に便乗して吠えやすくなっています、、
Contents
新生児と犬のストレス：原因と解決策
生後間もない赤ちゃんとの生活に、愛犬が強いストレスを感じている状況ですね。 犬の激しい吠え声はご家族の睡眠や精神的な負担にも繋がり、近隣への配慮も必要です。 まず、犬の吠え続ける原因を特定し、段階的に解決策を講じていきましょう。
吠える原因の特定
犬の吠え声の原因は様々です。今回のケースでは、以下の点が考えられます。
- 環境変化へのストレス：赤ちゃんの到来による生活空間の変化、匂い、音など、犬にとって大きなストレス要因となっています。今まで自由に過ごせていた場所への制限、家族の関心の変化なども影響している可能性が高いです。
- 不安と恐怖：赤ちゃんの存在が脅威に感じられている可能性があります。特に、赤ちゃんを近づけた際に暴れたという記述から、恐怖心が強いことが推測されます。
- 分離不安：家族と離れることへの不安が、激しい吠え声に繋がっている可能性も考えられます。
- 他の犬の影響：一匹の犬が吠えることで、もう一匹も吠えやすくなっている可能性があります。群れの行動として、不安を共有し、共鳴していると考えられます。
具体的な解決策
- フェロモン製品の活用：犬の安心感を高める効果があるフェロモン製品（Adaptilなど）を、犬が過ごす空間に設置してみましょう。これにより、不安やストレスを軽減する効果が期待できます。
- トレーニング：専門のドッグトレーナーに相談することをお勧めします。プロの指導の下、犬の行動を改善するためのトレーニングを実施することで、吠え癖の改善に繋げられます。特に、ポジティブな強化法を用いたトレーニングが効果的です。例えば、静かにしている時に褒めてご褒美を与えるなどです。
- ゲージ内での快適性の向上：ゲージ内が犬にとって快適な空間であることを確認しましょう。十分な広さ、快適なベッド、お気に入りの玩具などを用意し、ゲージを「安全な場所」として認識させましょう。ゲージトレーニングは、犬にとって安心できる場所を作る上で重要です。
- 徐々に慣れさせる：赤ちゃんの匂いのついたタオルなどをゲージ内に置き、赤ちゃんの存在に徐々に慣れさせましょう。最初は遠くに置き、徐々に近づけていきます。無理強いせず、犬のペースに合わせて進めることが重要です。
- 赤ちゃんと犬の距離を段階的に近づける：赤ちゃんが寝ている間に、犬を別の部屋で静かに過ごさせ、徐々に赤ちゃんのいる部屋に近づけていく方法も有効です。最初はドアを開けたまま、その後、部屋の隅に犬を連れて行き、最終的には赤ちゃんの近くまで近づけていくという方法です。常に犬の様子を観察し、恐怖を示す兆候が見られたら、すぐに距離を離しましょう。
- 環境エンリッチメント：犬の知的好奇心や運動欲求を満たす工夫をしましょう。知育玩具や、嗅覚を使うゲームなどを与え、退屈さを解消することで、ストレスを軽減できます。散歩の頻度や時間を増やすことも有効です。
- 獣医への相談：吠え続ける原因が病気や健康状態に起因している可能性もあります。獣医に相談し、健康状態をチェックしてもらいましょう。
インテリアと犬の共存：安心できる空間づくり
犬が落ち着いて過ごせる空間づくりも重要です。
騒音対策
- 防音マット：犬が過ごす場所に防音マットを敷くことで、床への衝撃音を軽減できます。特に、階下への騒音対策として効果的です。
- 防音カーテン：遮音性の高いカーテンを使用することで、外部の音を遮断し、犬のストレスを軽減できます。
- ドアの補強：ドアに防音材を取り付けることで、ドアをガリガリする音を軽減できます。
犬のための快適な空間
- 落ち着ける場所：犬が落ち着いて過ごせる専用のベッドやクッションを用意しましょう。日当たりの良い場所や、静かな場所に設置するのがおすすめです。ベージュの落ち着いたカラーのベッドは、犬の安心感を高める効果があります。
- 遊び場：犬が自由に遊べるスペースを確保しましょう。安全で、犬がストレスなく遊べるように工夫しましょう。おもちゃや、噛むおもちゃなどを用意しましょう。
- 視界確保：犬が周囲の様子を見渡せるように、高い場所（犬用ステップなど）を用意するのも効果的です。これにより、安心感が増し、吠えが減少する可能性があります。
インテリアカラーの選択
犬にとって、刺激が少ない落ち着いた色合いのインテリアがおすすめです。ベージュ、アイボリー、グレーなどのニュートラルカラーは、犬のストレスを軽減する効果が期待できます。
専門家の意見
動物行動学の専門家によると、犬の吠え声は、不安やストレス、恐怖などの感情表現であることが多く、無視するだけでは解決しないケースが多いです。専門家によるトレーニングや、適切な環境整備、そして飼い主の理解と忍耐が、犬との共存を成功させる鍵となります。
まとめ
新生児と犬の共存は、多くの時間と忍耐を必要とする課題です。しかし、適切な対策と継続的な努力によって、犬のストレスを軽減し、安心安全な環境を築くことが可能です。 焦らず、段階的に解決策に取り組むことで、いずれは赤ちゃんも犬も安心して暮らせる家庭環境を築けるはずです。 専門家のアドバイスを積極的に活用し、ご家族皆が幸せな生活を送れるよう願っています。
