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籐家具の臭いの原因:ニス、接着剤、そして素材そのもの
新しく購入した籐家具から強い臭いがするとのこと、大変お困りだと思います。原因として考えられるのは、ご指摘の通り、ニスや接着剤、そして籐素材そのものの臭いです。特に東南アジア産の安価な家具は、製造工程における品質管理が日本製と比べて甘く、揮発性有機化合物(VOC)を含むニスや接着剤を使用している可能性があります。VOCは、ホルムアルデヒドやトルエンなど、人体に悪影響を及ぼす可能性のある化学物質です。
ニスと接着剤の臭い対策
ニスや接着剤の臭いは、時間とともに薄れていくことが多いですが、数週間から数ヶ月かかる場合もあります。寒い時期は換気が難しいため、より時間がかかってしまうでしょう。ただ、待つだけでは不安ですよね。以下、具体的な対策をいくつかご紹介します。
- 換気: 天気が良い日を選び、窓を開けて換気をするのが最も効果的です。寒い時期は、窓を少しだけ開けて、空気の入れ替えをこまめに行いましょう。換気扇も活用しましょう。
- 活性炭: 活性炭は、臭いを吸着する効果があります。家具の近くに活性炭を置いておくと、臭いを軽減するのに役立ちます。市販の活性炭パックや、竹炭なども効果があります。
- 消臭剤: 市販の消臭剤を使用するのも有効です。ただし、香りが強いものは、籐家具本来の香りや、お部屋の雰囲気を損なう可能性があるため、無香料タイプを選ぶことをお勧めします。天然成分配合の消臭剤も選択肢の一つです。
- 乾燥剤: 湿気は臭いを閉じ込めてしまうため、乾燥剤を使用することで臭いの拡散を防ぎます。除湿剤と併用するとより効果的です。
- 風通しを良くする: 家具を壁にぴったり付けず、ある程度の空間を空けて配置することで、空気の循環を促し、臭いを軽減できます。可能であれば、家具の後ろにも空間を作りましょう。
- 陰干し: 天気が良い日に、家具を屋外で陰干しするのも効果的です。ただし、直射日光に当てると、籐が変色する可能性があるので注意が必要です。また、雨に濡れないように注意しましょう。
籐素材そのものの臭い対策
籐素材自体にも特有の臭いがあります。これは、素材の性質によるもので、完全に消すのは難しい場合もあります。しかし、以下の方法で臭いを軽減することは可能です。
- 通気性の良い場所に置く: 籐家具は通気性が良い場所に置くことが重要です。湿気がこもると臭いが強くなるため、風通しの良い場所に配置しましょう。
- 定期的な清掃: 籐家具は定期的に掃除機で埃を取り除きましょう。埃が臭いを吸着し、臭いを増幅させる可能性があります。汚れがひどい場合は、湿らせた布で拭いてください。
専門家の意見:家具職人からのアドバイス
家具職人の視点から見ると、安価な籐家具は、コスト削減のために、品質の低いニスや接着剤を使用している可能性が高いです。そのため、臭いが強いのは避けられないケースもあります。臭いが気になる場合は、製造元に問い合わせてみるのも一つの方法です。
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臭いを軽減するための具体的なステップ
1. 換気: まずは、毎日こまめな換気を心がけましょう。
2. 活性炭の設置: 家具の近くに活性炭を配置します。
3. 消臭剤の使用: 無香料タイプの消臭剤を使用してみましょう。
4. 乾燥剤の設置: 湿気を吸収する乾燥剤を併用します。
5. 陰干し: 天気が良い日に、陰干しを試してみましょう。
6. 定期的な清掃: 埃を取り除くことで臭いを軽減します。
7. 家具の配置: 壁から離して配置し、通気性を確保します。
これらの対策を組み合わせて行うことで、臭いを効果的に軽減できる可能性が高まります。
それでも臭いが気になる場合
上記の対策を行っても臭いが改善しない場合は、専門業者に相談することをお勧めします。専門業者であれば、臭いの原因を特定し、適切な対策を提案してくれるでしょう。
まとめ:根気強く対策を続けることが大切
籐家具の臭いは、時間と適切な対策によって軽減できる可能性が高いです。焦らず、上記の対策を根気強く続けることが大切です。もし、臭いが原因で健康被害を感じた場合は、すぐに医師に相談してください。