新しい猫との多頭飼いの成功!先住猫とのしつけの違いと注意点

新しい猫を迎える際の先住猫とのしつけの違い。9月に妻の猫(8歳、オス、最近虚勢済み、室外飼いで元ボス猫、でも人間にはすごい甘えん坊)を自分たちの家に招きます。でも自分たちの家にはすでに自分の猫(三歳、オス、虚勢済み、完全室内飼い、甘えん坊だけど人見知りでおとなしくて臆病)がいます。 今後は妻の猫は完全室内にするつもりです。 自分の猫はあまりいたずらをしませんし、寝るのも一緒で、とにかく甘やかして育ちました。他の猫との交流はありません。 妻の猫は、自由気ままで独身時代は妻の部屋で寝る際は、決められた椅子の上でしか眠らないようにしつけられていました。というのも強情な性格でベッドを引っ掻く癖があり、またマーキングの癖もあるので、一緒に寝たいならば椅子の上から動いちゃだめ、という約束の上で室内に入れていたようです。でもとにかく妻のことは母親のようにしたっていますし、妻もよくかわいがっています(自分にもよくなれています)。 ここで質問なんですが、このように教育方針と性格の違う猫を飼う場合、一体どうしたらよいでしょうか?補足二匹の猫のしつけは別々でよいということでしょうか?自分の猫はベッドに登ってもOKで、後から来た妻の猫はベッドはだめ。みたいな。それともやはり統一したほうが良いですか? また、もとボス猫で年上で力持ちの妻の猫よりも、先住のビビリな自分の猫を立てるということで、なんか猫社会ヒエラルキーに反してる気がするんですけど、それはどうなんでしょうか?

異なる猫の性格と生活習慣への配慮

8歳と3歳、室外飼い歴のある猫と完全室内飼いの猫、性格も全く異なる二匹の猫を一つの家庭で暮らすようにするには、それぞれの猫の性格や生活習慣を理解し、個性を尊重した対応が不可欠です。いきなり同じルールを適用するのではなく、段階的な導入が重要です。

段階的な導入:ゆっくりと環境に慣れさせる

まず、妻の猫を新しい環境に慣れさせることから始めましょう。最初は、別々の部屋で生活させ、お互いの存在を匂いで認識させることからスタートします。数日間は、ケージやキャリーケースなどで過ごさせ、徐々に部屋の広さを広げていきます。この間、お互いの匂いを嗅がせるために、タオルなどを交換するのも有効です。

フェロモン製品の活用

猫のストレス軽減に効果的なフェロモン製品(フェリウェイなど)も積極的に活用しましょう。これらは、猫が安心感を覚えるフェロモンを模倣したもので、新しい環境への適応をスムーズにするのに役立ちます。

食事場所とトイレの配置

食事場所とトイレは、最初はできるだけ離れた場所に設置し、お互いの縄張り意識を刺激しないように配慮します。猫同士のトラブルは、資源(食べ物、トイレ、寝床)をめぐる争いが原因となることが多いです。十分なスペースと資源を確保することで、競争を減らし、ストレスを軽減できます。

しつけ方針:個々のニーズへの対応

先住猫と新しい猫のしつけ方針は、必ずしも統一する必要はありません。先住猫がベッドで寝ることを許されているのであれば、それを継続しても問題ありません。新しい猫については、ベッドへのアクセスを制限するなど、個別にルールを設定しても構いません。

ベッドへのアクセス制限

新しい猫がベッドを引っ掻いたり、マーキングする癖がある場合は、ベッドへのアクセスを制限する必要があります。専用の猫ベッドを用意し、そちらで寝るように促しましょう。

トイレトレーニング

トイレトレーニングも同様に、個別にアプローチする必要があります。新しい猫がトイレを覚えるまで、しばらくはケージで管理し、トイレの場所を明確に示すことが重要です。

猫社会のヒエラルキー:先住猫を優先する配慮

先住猫を優先することは、猫社会のヒエラルキーに反するものではありません。むしろ、先住猫の安心感を確保し、ストレスを軽減するために必要な配慮です。

先住猫への配慮

新しい猫が来たことで、先住猫がストレスを感じている場合は、そのサインを見逃さないように注意しましょう。食欲不振、毛づくろいの減少、隠れる行動など、ストレスのサインが現れたら、獣医に相談することも検討しましょう。

猫同士のコミュニケーション

猫同士のコミュニケーションを促進するために、遊びの時間を取り入れるのも有効です。おもちゃを使って一緒に遊ぶことで、猫同士の親密度を高めることができます。ただし、無理強いは禁物です。猫が自ら関わり合おうとするまで、ゆっくりと時間をかけて待ちましょう。

専門家のアドバイス

猫の行動や心理に詳しい獣医や動物行動学者に相談することも有効です。専門家のアドバイスを受けることで、より適切な対応策を見つけることができます。

具体的なアドバイス:多頭飼いの成功のためのポイント

* 段階的な導入: 新しい猫をいきなり先住猫と接触させない。別々の部屋で生活させ、徐々に慣れさせる。
* 安全な空間の確保: 各猫が安心して過ごせる隠れ家や高い場所を用意する。
* 資源の確保: 食べ物、水、トイレ、寝床などを十分に用意する。
* 個別のしつけ: 各猫の性格や癖に合わせて、しつけを行う。
* コミュニケーションの促進: おもちゃなどで一緒に遊び、猫同士の交流を促す。
* ストレスサインへの注意: 食欲不振、毛づくろいの減少、隠れる行動など、ストレスのサインに注意する。
* 専門家への相談: 必要に応じて、獣医や動物行動学者に相談する。

まとめ

異なる性格や生活習慣を持つ猫を一緒に暮らすには、時間と忍耐が必要です。それぞれの猫の個性を尊重し、段階的な導入と適切な配慮を行うことで、多頭飼いの生活を成功させることができます。焦らず、ゆっくりと進めていきましょう。

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